「iPhone 7」はデュアルカメラ搭載で2つのムービーを同時撮影可能?Appleの特許出願からカメラの大幅パワーアップの可能性が明らかに


2015年、「Appleは次期iPhoneと目されるiPhone 7(仮称)のリアカメラにデュアルカメラを採用する」というが一部で広がりました。しかし、この噂が単なる憶測ではないことが2016年1月に公開されたAppleの特許出願から明らかになっています。

Apple patent application reveals exciting possibilities for twin-camera system rumored for iPhone 7 | 9to5Mac
http://9to5mac.com/2016/01/07/iphone-7-twin-camera-patent/

Appleが特許出願中のデュアルカメラシステムは、従来よりも効果的な光学ズームが可能になるというもの。特許出願によれば、デュアルカメラシステムはレンズの中に2つの別個のカメラモジュールを配置します。これらはそれぞれ標準と望遠を担当したものになっており、2つのカメラモジュールをひとつのカメラとして使用できるようになっているとのこと。


つまり、ユーザーは焦点距離の異なる2つのカメラを単一のカメラのようにシームレスに使用できる、というわけです。これにより、ユーザーは写真の解像度を落とすことなく、より被写体にズームすることが可能になるかもしれません。


しかし、Appleの特許出願はこれ以上の可能性を秘めている、とApple関連のニュースを取り扱う「9to5Mac」は指摘しています。特許出願では他にも「2つのカメラモジュールを同時に使用する方法」が記述されており、例えば片方のモジュールが写真を撮影し、もう片方がムービーを撮影する、といった使い方も提案されている模様。iPhoneではiPhone 5以降、ムービーを撮影しながら写真を撮影することが可能となっていますが、この方法で撮影した写真は通常の方法で撮影した場合よりも解像度が下がってしまいます。しかし、デュアルカメラシステムが採用されれば、ムービーを撮影しながらでも最大解像度で写真撮影できるようになりそうです。

特許図面には、片方のカメラで海に浮かぶヨットの全体像を撮影しながら、もう片方ではヨットのアップを撮影している様子が記されています。


さらに、特許はAppleのムービー編集アプリである「iMovie」が自動で撮影したムービーと写真を合成する可能も示唆しています。加えて、Appleはスローモーションムービーを撮影しながら写真を撮影したり、4Kや1080pといった解像度の異なるムービーやスローモーションムービーなどを簡単に合成できるようになったりする可能性も記しているとのこと。特許出願書類内の記述では、野球を例にして「ノーマルのムービーモードで試合全体を撮影しつつ、打者がボールを打つ瞬間をスローモーションムービーで撮影する」という使用例を挙げています。

また、写真撮影後にピント合わせができるカメラ「Lytro」のように、撮影後に写真のピントをどこに合わせるのか設定できるようになるかもしれない、とその他の可能性にも言及しています。9to5Macは、「これは単なるアイデアではなく、非常に刺激的な可能性を秘めている」と、Appleが特許出願したデュアルカメラシステムを評しています。

なお、Appleは2015年に「LinX」という多重レンズを用いたモバイルカメラシステムを開発するスタートアップを買収しました。

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