まめ(勤勉)に働き、まめ(健康)に暮らせることを願い、「まめおせち」を作ってみました
国や地域の生産性の高さの目安となる「1人当たり名目国内総生産(GDP)」について、日本人ひとりあたりのGDPが過去最低の34カ国中20位になるなど、日本の経済状況がなんとなく停滞しまくっているので、国民として「まめに暮らす」ことを考え、「まめおせち」を作ることにしました。
そもそもおせちによく入っているあの「黒豆」に込められた意味というのは、農林水産省のおせちの解説ページによると、「豆はまめまめしいという意味。家族みんなが今年も1年まめで元気にすごせますように、働けますようにという願いがこもっています」とのこと。なので、一年まめに暮らした結果、堅実な生活の基盤を取り戻し、次の年に羽ばたきたい……みたいなイメージでまとめてみることに。
あと、普通のおせちだと基本的に甘辛いような似た味ばかりになるのに対し、豆は意外にいろいろな味、甘い物から塩辛いものまで、雑多にそろえることができそうだな~という目論みもありました。加えて、冬の暖房の入った室温でも腐りにくい&冷蔵庫に入れておいてOK、子どもから酒を飲む大人におじいちゃんおばあちゃんまでOK、さらにやたら数が多くなるので大人数にも対応できる、というずぼらな考えも。
で、以下が今回準備した豆の数々。まずは、うぐいす豆・黒豆・白花豆・金時豆・お多福豆・塩えんどう(しっとり甘栗は豆じゃないので除外)。
次、いかピーナ・亀甲せんべい(そら豆入り)・グリーン豆・飛騨娘(ピーナッツ入り)・ココアピー・えびのりピーナッツ。
さらにいかり豆・ゆでピーナッツ・揚げ塩落花生・きなこ豆・うすピー・ポリッピースバイス・CRATZ枝豆。
それから、松の実・かぼちゃの種・生クルミ・カシューナッツ・マカデミアナッツ・ピスタチオ・無塩アーモンド・クコの実・クルミ。
さらに缶詰の豆シリーズということで、金時豆・ひよこ豆・イタリア直輸入ミックスビーンズ・カステロ白いんげん豆水煮。
イタリア直輸入ミックスビーンズ5種の中身は、白いんげん豆・赤いんげん豆・バタービーン・ひよこ豆・ボーロッティ豆
上記までの豆をそろえた段階で「色が!茶色すぎ!」ということで、「五色豆とか入れてみるか」ということで探したものの、この季節柄ではどこも扱っておらず、仕方ないので阪急百貨店のデパ地下へ行き、1905年創業の「まめ新」で、ゆず香そら豆・アマンドストロベリー・さくっとピスタ・カルえんどう・五色手鞠・花かんざしを追加購入。
そんなわけで、全部詰め込んでみました。
まずは一の重。
うぐいす豆
いつの間にかさらに追加された「えびまめ」、滋賀県の郷土料理で「腰が曲がるまでマメに暮らせますように」という意味。かみしめるとじゅわっと味がしみ出る感じで、かなりあり。えびと豆は絶妙。
お多福豆
白花豆
金時豆
揚げ塩落花生、これは塩味がかなりよくきいており、めちゃくちゃうまうま。
ゆでピーナッツ。しょうゆ味なので、これもかなり高評価でした。
黒豆、いつも通りの味。
次、二の重。
五色手鞠に入っていたもの、砂糖のコーティングであまーい
いかの味がする「いかピーナ」
ゆず香そら豆はさわやかな味と香りで大人気でした
えびのりピーナッツ
五色手鞠の赤、不思議な味
五色手鞠に入っていたもの、のりの味
そら豆入りの亀甲せんべい、これも大人気
ラスト、三の重
松の実
カルえんどう、これは激しくオススメ。塩味が適度で小粒、いくらでもパリポリいけます
クコの実
さくっとピスタ、豆の香ばしさがかなりグッド!これもオススメ。
かぼちゃの種
アマンドストロベリー
ココアピー
グリーン豆
マカデミア&カシュー
クルミ
無塩アーモンド&ピスタチオ
実際に作ってみて大変だったのはやはり豆の種類を集めること、そして色合い。最大級のメリットはお正月用の食品というわけではないのに加えて日持ちがするので、11月頃から買い揃えることができる点。お正月前に突如として価格が上がるというようなことも黒豆以外はないので、コストはかなり抑えられます。
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