アディダスが海洋廃棄プラスチックを再生して3Dプリントしたシューズを開発


海に廃棄されたプラスチックは生分解されず半永久的に残るため海洋を漂う汚染物になるだけでなく、細かく砕かれたプラスチック粒がプランクトンや小魚に取り込まれて最終的には人間の体内に到達し、健康被害を引き起こす危険性も指摘されています。海洋プラスチック汚染問題の解決を啓蒙する目的で、スポーツ用品メーカーのアディダスが、海洋プラスチックをリサイクルして3Dプリントしたコンセプトシューズ「3D-printed ocean plastic」を、2015年12月11日までフランスで開催されていたCOP21で発表しています。

adidas NEWS STREAM : adidas and Parley for the Oceans Stop the Industry's Waiting Game
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地球環境保護活動の重要性が見直されている中、さまざまな企業が独自の視点で環境保全に取り組んでいます。アディダスは、環境保護団体Parley for the Oceans(パーリー)と共同で、海洋プラスチック問題の啓蒙活動に取り組み、2015年6月にアメリカで開催された気候変動問題を話し合うイベント「Oceans. Climate. Life.」で、海洋プラスチックを再利用したシューズを発表していました。


このコンセプトシューズは、海で回収された廃棄プラスチックや魚網をリサイクルして作られたもの。緑のラインは魚網の素材がそのまま利用されているようです。


そのアディダスは、COP21に合わせて廃棄プラスチック再生シューズの新モデル「3D-printed ocean plastic」を発表しました。


インナーにはアディダスだけでなくパーリーのロゴも。3D-printed ocean plasticもアディダスとパーリーのコラボモデルです。


3D-printed ocean plasticは衝撃を吸収するためのミッドソール部分を廃棄プラスチックを原料にして3Dプリンターで出力しているとのこと。3Dプリントならではの複雑な立体構造となっています。


原料は前モデルと同様に廃棄プラスチックや魚網です。


3D-printed ocean plasticはまだコンセプトモデルですが、アディダスは実際に海洋廃棄プラスチックをリサイクルした素材からなるシューズの販売を計画しているそうです。

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