レビュー

無料でアンティーク着物の画像を見まくったり自分の着物を投稿できる「Kimono Archive(着物アーカイブ)」


絹織物の寿命は100年から150年と言われていて、例えば大正時代の着物だと、2010年代で制作からおよそ100年が経過するため、今後は保存することが難しくなっていきます。そんな着物を画像だけでも残したいという思いで作られたサイトが「Kimono Archive(着物アーカイブ)」で、専門家やコレクターが集めた着物を心ゆくまで眺めたり、自分の着物コレクションを投稿したりすることもできるサービスになっています。

Kimono Archive
https://www.kimono-archive.com/KimonoArchive/index

Kimono Archiveを開くと、「あなたの知らない着物がここにある!」と書かれている通り、サイト上ではさまざまな種類の着物を見ることができます。実際に着物の画像を見るにはページ上部の「最新写真を見る」をクリック。なお、記事作成時点ではスマートフォンからだとうまく閲覧できない場合があります。


着物の画像がずらりと表示されました。着物だけでなく、かんざしや帯留めなどの小物の画像も含まれています。


画像の上にマウスオーバーすると、着物の説明文を読むことができます。さらに詳しく見るには画像をクリック。


すると、以下のように大きな画像が表示されます。


下へスクロールすると、投稿者、ウェブサイト、説明文、掲載日、ユーザーによる評価などを見ることが可能。


画像の左右の矢印をクリックすると、画像を次々に見ていくことができます。


左下の「再生/一時停止」ボタンをクリックするとスライドショーが始まります。


右下の「すべての写真」をクリックすると、拡大画像の下部にサムネイル画像が表示されました。


それぞれのアイテムにはタグがつけられているので、試しに「振袖」タグをクリックしてみます。


すると「振袖」タグのついた画像が一覧で表示されました。閲覧中の画像と似た種類の画像を探したいときに便利な機能です。


右上の検索ボックスにキーワードを入力して画像を検索することもできます。例えば「大島紬」と検索してみると以下のような感じです。


さらに、画像の表示順を「専門家評価順」「業者評価順」「ユーザー評価順」「新着順」「古い順」「人気順」で並び替えることも可能。


「人気順」で全ての画像を表示してみるとこんな感じ。鳥や蝶など、動物の柄が大きく描かれた着物や帯が人気のようです。


「専門家評価順」だと以下のようになります。


専門家評価順で最も評価が高かったのは、ベージュ地に茶色の縦縞が入ったアンティークの本場琉球芭蕉布着物。


他にも、猫とバラの柄の着物や……


江戸縮緬(ちりめん)の長襦袢もあります。


真っ赤な宝船の帯。


こちらは黒い鷹がアジアを見下ろすように飛んでいる帯。


着物以外にも、べっ甲のかんざしや……


馬の帯留めなどもあり、めずらしい着物や和小物を見ていると時間を忘れてしまいそうです。


次は着物の画像を投稿してみます。ページ上部の「投稿」をクリック。


写真を投稿するにはログインが必要なので、「ログイン・新規登録」をクリックします。


右下の「新規登録」をクリック。


「名前」「ユーザー名」「メールアドレス」「パスワード」「確認用パスワード」は必須項目なので、それぞれ入力します。


ユーザーの種類を「一般ユーザー」「販売業者」「専門家・研究者」から選びます。今回は「一般ユーザー」を選択。


入力した情報を他のユーザーと共有するかどうかを選択します。ボタンが灰色の状態だと「非共有」、白色だと「共有」となります。


最後に「新規登録」をクリックすれば、登録完了です。


投稿画面が開くので、「タイトル」「説明」「タグ」を記入していきます。


「タイトル」は日本語名が必須で、オプションで英語とフランス語のタイトルも入力可能です。


「タグ」の入力欄には、単語を入力するとタグの候補が一覧で表示されるので、一覧の中から画像に合うタグを選択すればOKです。


次に着物の色を、黒、灰色、白、青、紫、ピンク、赤、橙、黄、緑、茶、ベージュの中から選択。複数の色を選択することもできます。


最後に着物の写真をアップロードします。今回は、以下の写真をアップロードしてみることに。

by CLF

アップロードしたい画像を枠内にドラッグ&ドロップ。


「Start Upload」をクリック。


画像のアップロードが完了したら「共有」をクリックします。


「ご共有していただきありがとうございます」と表示されれば投稿完了です。


投稿した写真を確認するには、ページ右上のユーザー名をクリック。


すると、ユーザーメニューが表示されました。「写真一覧」では、自分が投稿した写真の詳細を一覧で見ることができます。


「写真」は、投稿した写真を大きいサムネイルで確認可能。


「プロフィール」では、名前、住所、電話番号、メールアドレスなどの情報を編集したり……


パスワード、ニュースレターの配信の有無、背景画像、プロフィール画像、プロフィールの共有の有無、FacebookとGoogleのアカウント連携などの設定を行えます。


投稿した画像に他のユーザーからコメントがつけられたら、「コメント」から確認可能。


「お気に入り」では、お気に入り登録したユーザーやアイテムをまとめて見ることができます。


メインメニューの「メンバーリスト」では、Kimono Archiveを使っているユーザーを見ることができ、ユーザーの種類別に表示することもできます。


「PRO」メニューは、登録済みの専門家・研究者アカウント専用となっていました。

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in レビュー,   ネットサービス,   デザイン, Posted by darkhorse_log

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