Googleが空飛ぶ風力発電機「Makani」を本格始動か


Googleは2013年に1500万ドル(約18億2500万円)でクリーンエネルギー企業の「Makani」を買収しており、Googleの秘密研究機関「Google X」の下で空飛ぶ風力発電機「エナジーカイト」の開発を行っています。そんなMakaniのプロジェクトを本格始動するためか、Google Xがここ数カ月にわたってMakaniのプロジェクトに必要な30人以上の求人を行っていることが報じられています。

Google Makani hiring - Business Insider
http://www.businessinsider.com/google-makani-hiring-2015-12


Makani
https://www.google.com/makani/

Makaniが開発中のエネルギーカイトは小型の航空機のようなデザインで、高度100メートルで発電する従来のタービンよりも高い高度250メートルで稼働するとのこと。高度が高い分、さらに強い風圧を利用することができ、高高度で得られる風力は、テザーでつながれたカイトがぐるぐる飛行することで、さらに効率的な風力発電を可能にするという航空力学を組み合わせた発電機になっています。

なお、Makaniのエネルギーカイトの詳しい説明は、以下の記事を読むとよくわかります。

Googleが開発する空飛ぶ風力発電機「Makani」とは? - GIGAZINE


そんなMakaniの求人情報を見ると、航空技術機器、電気技師、風力エネルギー、建築・試運転技術、製造技術などの各エンジニア職のマネージャーなど、大量の人材が募集されています。技術職以外にもセールスエンジニア、マーケティングといった製品販売に携わる職業の募集もあるため、Makaniのプロジェクトから完成版の製品がリリースされるのでは、とBusiness Insiderは予想しています。

MakaniのGoogle+ページには最近の試作機の写真などが掲載されており、現段階で従来の風力タービンによる発電機よりも90%も少ない素材で、50%も多い発電量を実現できるレベルに達しているとのこと。600kWの発電機は手で持てるレベルではなく、かなり巨大化していますが、それでも従来の風力タービンに比べると非常に小型。世界のクリーンエネルギーのうち、風力が占める割合はわずか3%とのことなので、実現すれば風力発電のシェアをGoogleが手にすることになるのかもしれません。

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log