ハードウェア

18万円以上するタグ・ホイヤー製の高級スマートウォッチ「TAG HEUER CONNECTED WATCH」が登場、実物はこんな感じ


スイスの高級時計ブランド「TAG HEUER(タグ・ホイヤー)」が、GoogleやIntelと提携して「Android Wear」搭載スマートウォッチの開発に取り組むことを2015年3月に発表していました。それから約8か月が経過した11月に、ついにタグ・ホイヤーがAndroid Wear搭載で1500ドル(約18万円)もするスマートウォッチ「TAG HEUER CONNECTED WATCH(タグ・ホイヤー コネクテッド ウォッチ)」を発表しています。

Hands-on with the $1,500 Tag Heuer Connected smartwatch | The Verge
http://www.theverge.com/2015/11/9/9695962/tag-heuer-carrera-connected-android-wear-smartwatch-hands-on

Tag Heuer’s $1,500 smartwatch brings a high-class brand name to Android Wear | Ars Technica
http://arstechnica.com/gadgets/2015/11/tag-heuers-1500-smartwatch-brings-a-high-class-brand-name-to-android-wear/

タグ・ホイヤーがGoogle・Intelと共同で開発した、同社初のAndroid Wear搭載スマートウォッチ「TAG HEUER CONNECTED WATCH」(以下「コネクテッド」)はこんな感じのデザイン。提携を発表した際、タグ・ホイヤーの「CARRERA(カレラ)」のようなデザインになると噂されていましたが、デザインは確かにカレラとよく似ており、コネクテッドの文字盤部分に「CARRERA」という文字も表示されています。なお、文字盤部分は全て1.5インチの丸形液晶ディスプレイで解像度は360×360(240ppi)。


ディスプレイ上部のカバーガラスはサファイアガラスで、IP67相当の防水性能も有しています。


側面に竜頭ボタン。


背面には充電用のピンがありますが、心拍数計測用のセンサーなどはありません。コネクテッドはIntel製のIntel Atom Z34XX(1.6GHz デュアルコア)を搭載しているので、背面に「Intel」の文字が彫り込まれています。その他のスペックはメモリが1GB、ストレージは4GB、無線接続はBluetooth 4.1とWi-Fi 802.11nに対応しており、バッテリー容量は410mAhです。


リストバンド部分はゴム素材になっており、カラーバリエーションも豊富にそろえられています。


搭載しているAndroid Wearは、MotorolaやLG、Samsung、Huaweiなどがリリースしているスマートウォッチに搭載されているものと全く同じものです。ただし、タグ・ホイヤーは独自にウォッチフェイスと一部アプリを開発し、端末に搭載しています。


さっそく実機が動作している様子をおさめたムービーも公開されています。

Hands-on with the $1,500 Tag Heuer Connected smartwatch - YouTube


これがタグ・ホイヤー製のスマートウォッチ、コネクテッド。パッと見た感じは普通の腕時計っぽい見た目ですが、よくよく見ると文字盤部分が液晶ディスプレイになっていることが分かります。


腕時計のボディ部分はチタン製なので、本体は非常に軽く仕上がっているとのこと。The Vergeは「市場に出回っているどのスマートウォッチよりも優れた構造をしている」と評しています。


リストバンドはゴム製で、カラーバリエーションは赤・緑・オレンジ・黒・黄・白・青の7種類。


もちろんAndroid Wear搭載なので、アプリを動作させることもできます。プロセッサーにはIntel Atom Z34XXを採用しているので動作は非常にスムーズですが、「現実世界の使用に耐えうるものなのかは興味をそそる」とThe Vergeはコメントしています。


MotorolaのMoto 360と比較するとこんな感じ。サイズは直径46mm、薄さ12.8mm。見た目は既存のスマートウォッチよりもかなり腕時計よりですが、「実際どういうことができるのか?」というと、既に販売されているスマートウォッチと大差はないとのこと。


コネクテッドは「半透過ディスプレイ」と呼ばれる、直射日光下でも文字盤をしっかり読み取れるディスプレイを採用しています。


タグ・ホイヤーは「多大な努力の結果、コネクテッドをスマートウォッチとは思えない見た目に仕上げることができた。むしろ、我々の時計として知られているものよりも高級なものに仕上がったのでは」と、コネクテッドの仕上がりに自信満々の様子。


「ディスプレイはシャープで鮮やか」だそうですが、近くで見るとピクセルを視認可能なレベルとのこと。


もちろん常時ディスプレイを点灯させておくわけではなく、時間と共に画面が暗くなっていき、バッテリーの消費を抑えられるようになっています。


なお、ディスプレイが暗くなっても文字盤が表示されているように、文字盤を常に表示しておくモードも搭載されているそうです。


コネクテッドは、Apple Watchのように端末の動きを検知して文字盤を点灯させるようです。


その他、コネクテッドの高精細な写真は以下の通り。

腕に装着


ベゼル部分


側面


文字盤


アプリ動作中の文字盤






黄色





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in モバイル,   ハードウェア,   動画, Posted by logu_ii

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