「AMDの8コアCPUは実際は4コアだ」としてCPU大手のAMDが誇大広告で集団訴訟を提起される


半導体大手のAMDが、「『8コア』と表示して販売するCPUが、実際には4コアに過ぎず、消費者を欺いている」として、ユーザーから集団訴訟を起こされています。

AMD faces suit over alleged misrepresentation of new CPU | Legal News Line
http://legalnewsline.com/stories/510646458-amd-faces-suit-over-alleged-misrepresentation-of-new-cpu

AMD sued over allegedly misleading Bulldozer core count | Ars Technica
http://arstechnica.com/gadgets/2015/11/amd-sued-over-allegedly-misleading-bulldozer-core-count/

AMD face lawsuit after falsely advertising the number of cores in their chips
http://www.neowin.net/news/amd-face-lawsuit-after-falsely-advertsing-the-number-of-cores-in-their-chips

トニー・ディッキーさんらAMDのCPUユーザーが、AMDに対して、CPUのコア数を誇張して消費者を欺いているとして、虚偽広告、詐欺的販売などを理由に、カリフォルニア州・サンノゼの連邦地裁に損害賠償を求める集団訴訟を提起しました。

AMDはマイクロアーキテクチャ「Bulldozer」を「8コアCPU」と宣伝・販売しています。しかし、ディッキーさんらによると、Bulldozerは2つのコアが連動して最適化されたモジュール構造になっており、CPUはモジュールごとに演算を行う仕組みなので実質的に4コアに過ぎず、8コアだと宣伝することはCPUの技術的知識に乏しい一般消費者をだます行為である、とのこと。


AMDは「BulldozerのCPU内にはコアは間違いなく8つ含まれており、モジュール化することによる性能低下という影響はないため誇大広告ではない」と反論していますが、ディッキーさんらは「モジュール単位で機能を持っており、コアは単体で独立して8つの命令を実行することができない以上、4コアである」と主張しています。

ディッキーさんたちは、「『8コア』というAMD側の仕様のアナウンスによって一般消費者はCPUが高性能であると考えて商品を選択しているが、Bulldozerは8コアといううたい文句通りの期待した性能を得られなかった」とも主張しています。今回の集団訴訟の根本的な原因は、コア数がいくつであるかというよりも、実際には消費者の期待するCPU性能をAMDが提供できなかったことにあるのかもしれません。なお、AMDが敗訴すれば、損害賠償額は500万ドル(約6億2000万円)を下回ることはないだろうと予想されています。

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