現実世界でキャラクターに指示を出し脱出を目指すリアルFPSの第2弾公開

2015年8月にビデオチャットで出会った相手を強制的にFPSのプレイヤーに仕立て上げるという「Real Life First Person Shooter」という映像がYouTubeで公開されましたが、あれから2ヶ月経ち、パワーアップした「Level 2」が公開されました。

Real Life First Person Shooter: Level 2 (Chatroulette Version) - YouTube


文字にするとちょっとわかりづらいのですが、この映像を作った側はいわばゲームの中の世界に存在します。ランダムで相手に繋がるチャットルーレットというサービスを使って繋がった相手が「FPSプレイヤー」となり、チャットルーレット経由で、現実世界で動き回るキャラクターに指示を出す、という企画です。

いきなりゲームの世界に放り込まれるので、ちょっと怪訝な顔をしている人もいますが……

「力を貸して欲しい」という、ゲームではよくあるタイプの導入部なので、ワクワクしている人も。

助けを求める女性の映像がザザーと途切れて……

映像は研究所らしき空間へ。

プレイヤーキャラクターが目覚めたようです。

「自分が指示を出してキャラクターを操作するFPS」だと気付いて、どんどん指示を出し始める人たち。

このキャラクターは生きているのか、死んでいるのか、揺さぶって確認。

プレイヤーの女性が口走ったとおり、「フェイスハガー」っぽいものが水槽の中に……。

進んでいくと進路が「エンジニアリング」「セキュリティ」「コマンド」の3部屋に分かれていました。

「セキュリティ」の部屋では、警備員がイスに座ったまま息絶えていました。

本当に死んでいるのかを確かめるために叩けという指示を受けて、「パシッ」といい音の平手打ち。思わず笑ってしまう警備員。でも、死んでいます。

ここには監視カメラがあり、注意深いプレイヤーが怪しい影を発見。

次のフロアへ向かいます。

階段を上がり、デッキ1へ到着。

ここはコントロールルームになっているようで、いろいろな情報を入手可能。この建物から脱出するための乗り物があと1つ、デッキ4のカーゴベイに残っていることを把握。

移動しようとしたところ、小型ロボットが現れました。思わずどきっとしてしまいますが、敵ではないようです。

カーゴベイへ向かって移動を開始。

デッキ3を通り抜けなければならないようですが……

ここで得体の知れないものに遭遇。

明らかに敵意を持って迫ってきます。

不気味さに顔をしかめるプレイヤー。

逃げ込んだ部屋で武器を確保。

これで脱出が容易になったはず。

ドアの向こうのゾンビっぽい何かに向かって中指を突き立てるキャラクター。

敵を蹴散らしつつ進めるようになりました。

しかしここで難題が、パスコードを入力しないと扉が開けられないようです。

パニックになっている間に敵が、敵が……

キャラクターがやられてしまいました。

ここをくぐり抜けると、音声操作対応のタレットが設置されていました。

「撃て！左！右！」と敵を蹴散らすプレイヤーたち。

難所を越えたかと思いきや、最後にボスとして、蛾の怪獣の幼虫みたいなヤツが待ち構えていました……。

ここまで生存者はまったくいませんでしたが、なんとここに1人の生存者を発見。なんとかしてあの化け物を倒して、生存者を助け出したいところです。

何か対抗できる武器はないかと探し回ったプレイヤーが、パワーローダーを発見。

乗り込んでエンジンをかけ、いざ勝負へ。この「エイリアン2」的展開、思わずプレイヤーのカップルが笑ってしまうのもわかります。

パワーローダーで化け物に勝てるのか……。その勝負の中身はぜひ映像で確認して下さい。

なお、もちろんこのリアルFPSはラストまで作られているのですが……

脱出して大喜びのプレイヤーたちの前に表示されているのは「コース設定先：レベル3」。また数ヶ月後、突然戦いに放り込まれるプレイヤーたちが続出することになりそうです。

制作したRealmPicturesが、前作に続いて舞台裏をYouTubeで公開しています。

Real Life First Person Shooter Level 2 - Behind The Scenes - YouTube


あのデッキ1のコンソールはこんなに大きなものでした。

パワーローダーもこの通り。こちらの映像は先に見てしまうとネタバレになるので、ぜひ本編を見た後に確認して下さい。