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これさえ押さえておけばOKなMicrosoft新デバイス発表で重要な10個のポイントまとめ


Microsoftが現地時間の10月6日(火)に開催したWindows 10搭載の新デバイス発表会は「Windows 10は既に1億1000万台にインストール済み」という発表から始まり、Windows 10 Mobile搭載の新型フラッグシップモデル「Lumia 950」「Lumia 950 XL」や、Microsoft初のノートPC「Surface Book」が発表され注目を浴びていますが、これら以外にも興味深い内容はいろいろありました。そこで、IT系ニュースサイトのThe Vergeが、新登場したウェアラブル端末からFacebookとの連携まで、発表された内容のうち「これさえ押さえておけばOK」な点を10個にまとめています。

The 10 most important things from today's big Microsoft event | The Verge
http://www.theverge.com/2015/10/6/9460935/microsoft-event-windows-10-device-announcements

◆01:Windows 10 Mobile搭載フラッグシップモデル「Lumia 950」


まだまだAndroid端末に比べるとシェアの小さいWindows Phoneを普及させるべくMicrosoftが投入したのが「Lumia 950」です。ディスプレイのサイズは5.2インチ、6コアのSnapdragon 808を搭載し、SoCの冷却にタブレットレベルの水冷システムを採用。リアカメラは2000万画素で、生体認証「Windows Hello」によってデバイスのアンロックは顔認証で行うことが可能です。11月に発売されるLumia 950の価格は549ドル(約6万6000円)になる見込み。

◆02:巨大サイズの「Lumia 950 XL」


2000万画素の背面カメラや光学手ぶれ補正、Windows Helloといった機能はLumia 950とほぼ同じですが、ディスプレイのサイズが5.7インチとなっているのが「Lumia 950 XL」です。プロセッサはLumia 950とは別で、8コアのSnapdragon 810を搭載。価格は649ドル(約7万8000円)となる見込みです。

◆03:ローエンド端末「Lumia 550」


2つのフラッグシップモデルが発表されたMicrosoftの発表会でしたが、安価なプロダクトを求めるユーザー層もカバーしています。「Lumia 550」のディスプレイサイズは5インチで、背面カメラは500万画素、クアッドコアSnapdragon 210を搭載し、Lumia 640やLumia 640 XLに置き換わる端末となっています。価格は139ドル(約1万7000円)で12月に発売予定。

◆04:スマートフォンをPCに変える「Microsoft Display Dock」



「Microsoft Display Dock」と呼ばれる中継器を使ってディスプレイとLumia 950/950 XLを接続すると、スマートフォンの画面をデスクトップ版Windows 10のような画面で見ることが可能。The Vergeによると、完全にデスクトップとして利用することはできませんが、それに近い体験ができるとのこと。

◆05:ノートPCとしてもバリバリ使えそうなWindows 10タブレット「Surface Pro 4」



RAMは4/8/16GB、ストレージは128/256/512GB/1TBから選べ、パフォーマンステストではMacbook Airより50%高速だとされているのが「Surface Pro 4」です。12.3インチのディスプレイを採用し画面サイズは大きくなったものの、ベゼルの幅を小さくすることで端末自体のフットプリントは前モデルと同じ。付属している新型のスタイラスペン「Surface Pen」は、現行モデルよりも書きやすさが向上しているとのこと。

◆06:MacBook Proより2倍高速な「Surface Book」



ソフトウェア開発会社として始まったMicrosoftがリリースする初のノートPCが「Surface Book」です。ディスプレイは13.5インチのタッチスクリーン、バッテリー駆動時間は12時間で、ガラス製トラックパッドがついたキーボードは取り外し可能となっています。キーボードのヒンジは非常に特徴的で、蛇のようにぐにゃりと曲がる仕組みになっており、フリップや取り外しが安全に行えるとのこと。


◆07:Facebook

by Sean MacEntee

Microsoftはユニバーサルアプリを押し出す戦略を採っていますが、この点、FacebookがWindows 10向けの新しいFacebookやMessenger、Instagramなどを現在準備しているとのこと。Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOは「全部入りのプラットフォーム」を開発中だと発言しており、もしアプリがリリースされれば、Windows Phoneにとって大きな推進力になると見られています。

◆08:Surfaceシリーズのアクセサリー


Surface Pro 4やSurface Bookのオプションとして、4個のUSB 3.0ポート・2個の4K DisplayPort・イーサネットポートまで使えるようになるドッキングステーションも用意されています。なお、このドッキングステーションはSurface Pro 3でも使えるとのこと。また、この他、バックライトを内蔵し、パンタグラフ式の機構を採用して打鍵感を高めたタイプカバーも別売りで販売されます。タイプカバーにもガラス製のトラックパッドが使われています。

◆09:曲面ガラスディスプレイ採用の新「Microsoft Band」


320×128ピクセルの有機ELを使った曲面ディスプレイを採用した腕時計型ウェアラブル端末が2代目「Microsoft Band」。心拍数や歩数、カロリー消費量、睡眠品質、GPSによる走破ルートのマップ作成、紫外線モニター機能に加え、新たに搭載された気圧計により、高度変化と最大酸素摂取量の測定も可能に。測定されたデータはスマートフォンのアプリ「Microsoft Health」などで解析されるようになっています。また、MicrosoftはMicrosoft Band 2に関してSubwayやStarbucks、Twitterなどと提携しているため、新たなアプリがリリースされる可能性もあります。なお、価格は249ドル(約2万9800円)で、10月発売予定です。

◆10:3D映像を現実世界に投影する拡張現実ヘッドセット「HoloLens」


イベントでは現在開発中の拡張現実ヘッドセット「HoloLens」のデモが行われました。「Project Xray」というゲームがプレイされたところ、その完成度にThe Vergeの記者は圧倒されたそうです。いったんアプリがダウンロードされた後はデバイスをケーブルでPCと接続する必要がないという「HoloLens kit」は2016年第1四半期に販売が開始される予定。

なお、今回発表された新デバイスによってどんなことが可能になるのか?というイメージムービーは以下から見ることができます。

Microsoft Devices: Do Great Things - YouTube

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in ソフトウェア,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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