ハードウェア

世界初Xeon搭載ノートPC「ThinkPad P50/P70」の驚異的なスペックが早速明らかに


Intelの業務用超高性能プロセッサ「Intel Xeon」シリーズが、初めてノートPCに搭載されることが発表されていましたが、早速Xeon搭載ノートPC「ThinkPad P50/P70」がLenovoから登場することになり、そのスペックが明らかになっています。

Lenovo Newsroom | Lenovo Ushers in a New Era of Mobile Workstation Power and Performance with Lenovo ThinkPad P50 and P70
http://news.lenovo.com/news+releases/lenovo-thinkpad-p50-p70.htm

Lenovo Launches New P50 And P70 Mobile Workstations With First Mobile Xeon Chips
http://anandtech.com/show/9503/lenovo-launches-new-p50-and-p70-mobile-workstations-with-first-mobile-xeon-chips

2015年8月から開催されているSIGGRAPH 2015にて、Lenovoが新たにハイエンドプロフェッショナル向けモバイルノートPCシリーズとなる「ThinkPad P」を発表し、同シリーズから世界初のXeon搭載ノートPC「ThinkPad P50」と「ThinkPad P70」をリリースすることを明かしました。

P50はディスプレイサイズが15.6インチのモデルで、P70はディスプレイが17.3インチのモデル。両モデル共に「Intel Xeon E3-1500M v5」ファミリーのプロセッサを搭載する予定で、GPUにはNVIDIA Quadro シリーズが搭載されることが明かされていますが、具体的な数値などは不明です。


P70は最大64GBのDDR4 ECCメモリを搭載するノートPCとは思えないモデル。最大4つのストレージデバイスを取り扱うことが可能で、最大1テラバイトのSSDを換装可能。また、最新のPCIeテクノロジーを駆使することで、現状のSATAテクノロジーの5倍程度の高速転送が可能になる模様。さらにUSB 3.0が2口だけでなく、Thunderbolt 3を2口搭載し、4Kディスプレイもしくはタッチ対応のフルHDディスプレイのいずれかを選択可能です。

これがThinkPad P70


キーボードはこんな感じで、中心部分にはThinkPadでおなじみのセンターボタン


天面


キーボードはテンキー付き


ThinkPad P70の詳細なスペックは以下の通り。

CPU:Intel Xeon E3 1500M v5
GPU:NVIDIA Quadro シリーズ
メモリ(RAM):最大64GBのDDR4 ECCメモリ
ストレージ(ROM):最大1TBのPCIe接続のSSDもしくは2TBのHDD
ディスプレイ:17.3インチ3840×2160 IPS X-Rite Pantone Color Correctionもしくは、17.3インチ1920×1080 IPSディスプレイ(オプションでタッチ対応可)
接続端子:USB 3.0×4、Mini DisplayPort 1.2、HDMI 1.4、Thunderbolt 3×2、Docking Connector、Smart Card Reader、ExpressCard、SDXC、ヘッドセット
ネットワーク:Intel 8260 Wireless-AC 802.11ac WiFi、Bluetooth 4.11、Optional vPro、Gigabit Ethernet、Sierra EM7445 4G LTE-A
サイズ:縦275.5mm×幅416mm×薄さ29.9~31.5mm
重さ:3.4kg
価格:1999ドル(約25万円)から

P50はP70よりもコンパクトなモデルですが、15.6インチ・4Kディスプレイを搭載したモデルで、ISVアプリケーションの動作も可能。 「ThinkPad W541」の後続モデルという位置づけになっています。

P50のキーボードもテンキー付き


スペックからは考えられないくらいにコンパクトなモデルです。


ThinkPad P50の詳細なスペックは以下の通り。

CPU:Intel Xeon E3 1500M v5
GPU:NVIDIA Quadro シリーズ
メモリ(RAM):最大64GBのDDR4 ECCメモリ
ストレージ(ROM):最大1TBのPCIe接続のSSDもしくは2TBのHDD
ディスプレイ:15.6インチ3840×2160 IPS X-Rite Pantone Color Correctionもしくは、15.6インチ1920×1080 IPSディスプレイ(オプションでタッチ対応可)
接続端子:USB 3.0×4、Mini DisplayPort 1.2、HDMI 1.4、Thunderbolt 3、Docking Connector、Smart Card Reader、ExpressCard、SDXC、ヘッドセット
ネットワーク:Intel 8260 Wireless-AC 802.11ac WiFi、Bluetooth 4.11、Optional vPro、Gigabit Ethernet、Sierra EM7445 4G LTE-A
サイズ:縦252.3mm×幅377.4mm×薄さ24.5~25.9mm
重さ:2.5kg
価格:1599ドル(約20万円)から

なお、P50およびP70ではOSをWindows 10 ProとWindows 8.1 Proから選択可能で、ダウングレードしてWindows 7 Professionalにすることも可能。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
サーバーなどに使用されてきた業務用超高性能プロセッサ「Intel Xeon」を初めてノートPCに搭載することをIntelが発表 - GIGAZINE

ついに発売された第6世代Intel Coreプロセッサ「Skylake」の実力を徹底的に調査 - GIGAZINE

「Mac Pro」4台を使ってラックマウント型サーバを組み立てるとこうなる - GIGAZINE

写真で見る世界最速のスーパーコンピュータートップ10 - GIGAZINE

GIGAZINEを支える2基のXeonプロセッサを搭載した8コアサーバ「HP ProLiant ML150 G5」フォトレビュー - GIGAZINE

in ハードウェア, Posted by logu_ii

You can read the machine translated English article here.