iMacの空き箱を36個も集めて作った人が入れる巨大ホイール「iWheel」がコラ祭りに発展
Appleは製品だけでなくパッケージのデザインにもこだわっていて、iPhoneやiPad、iMacなどの真っ白でスタイリッシュな空箱は必要がなくなってもなかなか捨てにくいものです。George Fox Universityのシステム管理を担当するMike Campadoreさんは、大学に保存していた大量のiMacの空箱を見て「人が入れる巨大なホイールを作れないか?」と考え、実際に作ってしまいました。
George Fox University - ニューバーグ - 大学、団体 | Facebook
https://www.facebook.com/georgefoxuniversity/photos/a.91135220469.115747.37081755469/10153417646300470/?type=1&theater
34個のiMacの空き箱を組み合わせて作られたホイールが実際に動いている様子は以下のムービーから確認可能です。
Taking the Giant iMac Wheel for a Spin - YouTube
iMacの空箱を使って巨大なホイールの作成を思いついたCampadoreさんは、iMacの空箱を捨てずに保存していました。時には「なぜリサイクルしたり、捨てたりして片付けないのか?」と聞かれることもありましたが、「あるプロジェクトに使うために保存しているんです」と答えて空箱が必要数に達するのをまっていたそうです。そして2015年7月、大学が新たにiMacを購入し、空箱の数が巨大なホイールを作成するために十分な数に達成したので、Campadoreさんはホイールの作成に着手します。
まずは、18個の空箱を使ってホイールの半分を作成。
作成したホイールの上に、あらかじめ作っておいたもう1つのホイールを載せます。
空箱は全部で36個使用。当初は38個必要と考えられていましたが、実際に作ってみると36個でぴったり円形につながったとのこと。
半分のホイールを重ねた後は、テープを大量に使って仕上げていきます。
これが完成したiMacの空箱ホイールで、「iWheel」と名付けられました。iWheelは重さが約60kgで全長が約2.7m。人がすっぽり入れる大きさです。
完成したiWheelに実際に試乗している様子。空箱の持ち手の部分をしっかりと握りしめ……
ごろんと回転させて遊びます。
さすがに一回転すると、ホイールの中の人は落ちてしまいました。
足をしっかりとホイールにめり込ませて再チャレンジすると、今度は落ちることなく回転できました。
次はiWheelの中で前向きに座り、前方でんぐり返しに挑戦。
くるんと回って……
見事成功。
その後もホイールを手で押してもらいながら、でんぐり返しを連発して前に進んでいきます。
遊んでいる様子はすごく楽しそうです。
iWheelだけを転がしタイミングよくジャンプして間をくぐり抜けます。
iWheelを倒すことなくジャンプすればOKです。
最後は2人で中に入って、手足をしっかりと固定。
そして回転!
2人で支え合っているからか、落ちることなく回転していきます。
2人で回転している様子はすごいですが、2人が載ってもつぶれない空箱の強度もすごいものがあります。
しかしながら、遊んだ後に空箱を見ると、空箱の1つが破れていました。
Campadoreさんは、完成したiWheelの画像を大学のFacebookアカウントで公開。その後、大学の卒業生がRedditで画像を共有したところ、瞬く間に拡散して、記事執筆現在Imgurでの視聴回数が350万回を突破しました。また、Campadoreさんが公開した画像を加工する人も現れ、大きな注目を集めています。
iWheelがドーナツに変わった画像。
iWheelでお祭りに参加。
画像の後ろの方にiWheelが映り込んでいます。
海の上を走るiWheelはなんだかシュールです。
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