スプラトゥーンの名曲「シオカラ節」を初代ゲームボーイの内蔵音源で演奏したムービーが公開中

イカが主人公の任天堂Wii Uのゲームソフト「スプラトゥーン」内で、タコと戦う1人プレイモード「ヒーローモード」のボス戦のBGMや、期間限定イベント「フェス」開催中の音楽として使われている曲が「シオカラ節」です。シオカラ節はスプラトゥーン世界のアイドル「シオカラーズ」の楽曲なのですが、このシオカラ節を初代ゲームボーイの実機音源を使ってカバーしてしまった猛者が登場しています。

SD-Distortion シオカラ節(GB_Cover)(【Splatoon】シオカラ節をゲームボーイ実機で演奏してみた)
http://sdhizumi.blog134.fc2.com/blog-entry-75.html

まず「シオカラ節」が一体どのような曲なのかは、以下の任天堂公式ムービーでイカ語の独特な歌詞付きの曲を聞くと分かります。

Splatoon（スプラトゥーン） フェス映像 シオカラ節Ver. - YouTube


このシオカラ節を初代ゲームボーイで演奏している様子は、以下の動画で聞くことができます。

Splatoon - Final Boss (Squid Sisters Version)(Gameboy Cover) - YouTube


まずはゲームボーイ天面の電源ボタンをスライドさせて本体の電源を入れます。

「ピコーン♪」という起動音と共に、画面上にNintendoロゴが登場。

次に、なにやら数字の並んだ画面が表示され、ピコピコ音だけで作られたシオカラ節が流れ始めました。歌詞こそついていませんが、曲の再現度はかなりのものです。

画面にズームインして見てみるとこんな感じ。シオカラ節のゲームボーイ版アレンジを作ったのはsdhizumi(えすでぃーひずみ)さんで、曲の制作にはゲームボーイの音源を利用して作曲が可能な「LSDj(Little Sound Dj)」というトラッカー(ミュージックシーケンサー)を使っているそうです。

LSDjでは、矩形波(パルス波)2ch、波形メモリ音源1ch、ノイズ波1chの、合計4チャンネルのゲームボーイ音源を利用できるとのことで、画面上部には「PU1」「PU2」「WAV」「NOI」と表示されています。なお、sdhizumiさんはtumblr上の自身のブログでLSDjの使い方を日本語で詳しく解説しています。

「03」のあたりがシオカラ節のサビ部分にあたります。

曲はイントロ部分「00」から最後のサビの「0A」まで止まることなく連続で再生されます。ラストはゲームボーイ本体右側の音量つまみを手動で回して、音楽がフェードアウトして終了。

ニコニコ動画でも同じ内容のムービーが公開されています。

【Splatoon】シオカラ節をゲームボーイ実機で演奏してみた - ニコニコ動画:GINZA

なお、シオカラ節は独特の曲調や謎の歌詞がなぜか大人気で、上記のゲームボーイ版のほかにもさまざまなアレンジ動画が投稿されています。

以下の動画は、3DS用の楽曲制作ソフト「KORG DSN-12」を使ったアレンジ。

Splatoon - Final Boss (Squid Sisters Version)【Nintendo 3DS Cover & Remix】 - YouTube


琴や鈴の音がベースの低音とマッチした和風アレンジ。

Splatoon "Final Boss Theme (Squid Sisters Ver.)" SYNTHESIA - YouTube


ピアノアレンジは動画のエフェクトも相まって、東方ProjectのBGMっぽい感じ。

シオカラ節をテンションMAXにピアノアレンジしてみた - YouTube


なお、「シオカラ節の歌詞はソラミミでこう聞こえる」ということで、歌詞を書き起こした人も登場。

【splatoon】シオカラ節に歌詞付けてみた。 - YouTube


案の定と言うべきか、IKZOこと吉幾三の「俺ら東京さ行ぐだ」とリミックスした人も現れました。

俺らハイカラシティさ行くだ【シオカラ節×IKZO】 ‐ ニコニコ動画:GINZA

・オマケ
スプラトゥーンのテーマ曲「Splattack!」を実際に演奏したバンドも登場しています。

Splatoonのテーマ曲をリハの合間に弾いてみた ~Splatoon BGM Theme "Splattack!" with band~ - YouTube


「リハの合間」にもかかわらず、イカのイラスト入りの楽譜がしっかりと用意されており、「リハの休憩が休憩じゃ無くなってしまった」そうです。