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炎天下の車内に放置されたペットがどれくらい悲惨な目に遭っているか体験してみるとこうなる

by Matt

車の中の温度は屋外に比べてはるかに上昇するスピードが速く、「少しの間だから」とペットを車に放置した結果、ペットの命が危険にさらされることも。アメリカでは炎天下の車の中に閉じ込められた犬を助けるために車を破壊した男性が逮捕された事件もありましたが、では実際にどのくらい耐えられるものなのか?ということで、フットボール選手が体を張って実験しています。

How Long Can This NFL Player Tough It Out in a Hot Car? - YouTube


今回実験を行うのはアリゾナ・カーディナルスタイラン・マシュー選手。30度を越える炎天下の中、しばらく放置された黒い車に入っていきます。


ぎらぎらと照らす太陽。


車に乗り込むマシューさん。


扉を閉めた瞬間に「なんてことだ!」とつぶやきます。


既に暑いようで、パタパタと手をうちわにして首元をあおぎます。


炎天下の中、2分経過。車の中の温度は36度です。


パタパタとシャツをめくって風を起こすマシューさん。


4分が経過。車内の温度は40度を越えました、


シャツで汗をぬぐうマシューさん。


汗でシャツの色がだんだん変わってきています。「車にいる犬がこんな目に遭っているなんて想像できなかった。犬は家族だ。愛する人と同じように扱うべきだ……」とぐったりしながら話だしました。


「外に出るのが待ちきれないよ」


6分が経過し、車内の温度は45度にまで上昇。


顔の汗を両手でぬぐうマシューさん。手の甲や腕までも汗ばんできています。


言葉の数も減り、見ているだけでつらそうです。


何とか風を感じようとシャツをパタパタ。


8分が経過し、いまや車内は48度に。


大量の汗をかいています。


もう我慢できない、とばかりにしながら外に出てきました。


車に入ってから8分でスポーツ選手に「これ以上できない」と言わしめるほど、炎天下の車の中は厳しい環境だったようです。


例え窓を一部開けていたとしても、気温が30度を越える日であれば車内の温度は容易に50度近くにまで達します。犬は汗がかけないため、車内の温度が40度を越えると熱中症にかかり、内臓が弱り出します。


マシュー選手は8分後に車から出ましたが、犬は車から出ることができません。


炎天下の車内に犬が放置されているのを発見したら、日本の119にあたるアメリカの911に通報し、飼い主か警察がやってくるまで犬のそばを離れないでください、とのことです。

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in 生き物,   動画, Posted by darkhorse_log

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