取材

創業わずか5年で世界第3位のスマホメーカーXiaomi公式ショップ「小米之家」に行ってきました


Samsung、Appleを脅かす地位にまで上り詰めて今や世界中を席巻している北京小米科技(Xiaomi:シャオミ)の公式ストア「小米之家」が、2015年6月に中国本土以外の地域では初めて香港にオープンしました。着々と世界侵攻の足場を固めるXiaomiの製品とはどのようなものなのかを確かめるべく、さっそく香港小米之家に突撃してみました。

香港小米之家--在線預約服務
http://www.mi.com/hk/service/mifamily/

香港国際空港に到着。


両替して香港ドル(HKD)をゲットした後に、最初にセブンイレブンに向かいます。


お目当ては、このプリペイドSIMカード「Discover Hong Kong Tourist SIM Card」。レジでプリペイドSIMカードを買いたいと伝えれば、カウンター下から出してくれました。


Discover Hong Kong Tourist SIM Cardは香港の政府観光局の通信会社PCCWの回線を利用する短期間の旅行者向けのプリペイドSIMカードです。8日間5GBまで高速通信が可能なSIMカードが118HKD(約1900円)、5日間1.5GBまで高速通信可能なSIMカードが88HKD(約1400円)となっています。今回はテザリングでもガンガンに酷使することを考えて、5GB版を購入しました。


なお、見た目は通常サイズのSIMカードですが、マイクロSIMサイズに切れ目が付いているので、マイクロSIM対応のスマートフォンでも使えます。


SIMカードをゲットしてモバイル回線を確保したら、次にターミナル1とターミナル2の間にあるエアポートエクスプレスに向かいます。


サービスカウンターで「八達通(Octopus)カード」を購入したいと伝えればOK。


Octopusカードは香港の地下鉄(MTR)やバスだけでなく、コンビニでの支払いにも使えるので、香港到着直後にぜひとも入手しておきたいカードというわけです。なお、Octopusカードは150HKD(約2400円)で、このうち50HKD(約800円)分はデポジット扱いなので香港を離れる前にカードと引き替えに返金処理を受けることもできます。


なお、香港が初めてではない人の場合は、エアポートトレインよりも運賃が安く、乗り換えの手間もなく目的地へ直行できるバスを利用するのがオススメ。空港のバス乗り場はターミナル1とターミナル2の間にある道を下った先にあります。


というわけでOctopusカードをゲットした後は市街地に向かうべく、サービスカウンター裏からエアポートトレインに乗車します。エアポートエクスプレスは空港発のみなので改札はなく、そのまま乗車すればOK。


今回は香港小米之家の最寄り駅であるMTRの旺角(Mong Kok)駅に向かうために、空港から一つ目の駅の「青衣(Tsing Yi)」駅で乗り換えます。


シートはこんな感じ。エアポートトレイン車内は非常に静かで快適でした。


駅までの案内も出ているので乗り換えに戸惑うことはありません。


青衣駅改札に到着。


改札を出るときにOctopusカードをタッチすればOK。


MTRの東涌線に乗り換えて……


「茘景(Lai King)」駅で下車。


赤いラインの荃湾線で「旺角駅」を目指します。


空港から約40分で旺角駅に到着。


駅の南側は看板だらけでいかにも香港という風情。


香港小米之家は荷李活商業中心(Hollywood Plaza:住所「香港 Nathan Rd、610號」)の中にあります。


旺角駅から徒歩3分でHollywood Plazaに到着。


エレベーターで20階に上がり、通路右手の扉の向こうに……


香港小米之家がありました。


入り口にはレジやXiaomi製品の修理受け付けを行うカウンター。小米之家のスタッフはみな赤色のシャツを着ているようです。


店舗内にはスタッフと相談できるテーブル席も完備されていました。


「Xiaomiのファン(米粉)との交流」という重要な使命が小米之家には与えられているというわけです。


店の一番奥にはXiaomi製品の展示コーナー。


スマートフォンやヘッドホンを試すことができます。


Xiaomiのゆるキャラ「Mi Bunny」。


Xiaomiがインド市場を奪うためにリリースした「Xiaomi Mi 4i」。香港での価格は1599HKD(約2万6000円)。


Mi 4i(左)のディスプレイサイズは5インチですが、Nexus 5(右)よりは少し大きめ。


クリーム色のNexus 5と違い、Mi 4iは純白です。


Mi 4iを操作する様子は、以下のムービーで確認できます。

Xiaomiの低価格スマホ「Mi 4i」の挙動はこんな感じ - YouTube


Mi 4iは非常に滑らかな質感で、細部の仕上げまで美しいスマートフォンでした。


なお、香港版のMi 4iは白色と黒色の2色のみとのことです。


Mi 4iの他にも紅米2(HongMi2)や……


紅米1S(HongMi 1S)や……


Xiaomiのタブレット「小米Pad(Mi Pad)」などを実際に試すことができました。ただし、香港小米之家ではスマートフォン・タブレットの販売はなし。なお、スタッフに尋ねたところ「全モデル、売り切れです」と、Xiaomiお決まりの品薄商法らしい回答が返ってきました。


スマートフォン体験コーナーの横にはXiaomi製のアクセサリー。スマートフォンと違って、こちらの商品は購入可能です。


Xiaomiスマートフォン用のカバーは18HKD(約290円)から25HKD(約400円)と激安。


色とりどり。


偽物まで登場するくらい人気のイヤホン「Piston 3」は129HKD(約2000円)。


Xiaomiスマートフォンの交換用バッテリーは各種59HKD(約940円)。


USBタイプのWi-Fiレシーバーは65HKD(約1000円)。


カラフルなMicro-USBケーブルは29HKD(約460円)。


モバイルバッテリーも品数豊富。これは5000mAhタイプで79HKD(約1300円)。


カラフルな側面に底面は白色と、かなりおしゃれなデザインです。


10400mAhタイプはシルバーが89HKD(約1400円)、ゴールドが99HKD(約1600円)。


5000mAhモデルに比べると厚めです。


16000mAhという大容量モデルまでありましたが、さすがにずっしりとした重さで持ち歩きには不便そう。天面にLEDライトを搭載しているので、災害時の懐中電灯的な役割を担う製品なのかもしれません。


これはUSB接続タイプのLEDライト。


モバイルバッテリーに接続するとこんな感じで光ります。


Mi Bunnyのぬいぐるみもありました。いずれの商品もロックがかかっているので、スタッフに購入意思を伝えるとレジまで持ってきてくれます。


店舗の真ん中に、住空間を再現したブースがありました。


20階なのでなかなかの眺望。


ソファもあります。


ソファに腰掛けるとテーブルにあるリモコンが気になりました。


テレビにリモコンを向けると……


スマートテレビとして各種コンテンツを操作可能です。実はこの47インチのテレビはXiaomi製のスマートテレビ「Mi TV2」で、4K対応なのに価格は約6万5000円という激安仕様。


「mi」のXiaomiロゴ。


かなりの薄型ディスプレイです。


他にもXiaomi製品だらけ。ポータブルルーター。


スマートテレビでゲームをプレイするためのコントローラー。


3Dメガネ。


ウーファー。


さらには空気清浄機など。家電ブランドとして変貌し続けるXiaomiの姿を実感できるブース構成になっています。Appleにパクリ疑惑を糾弾されるXiaomiですが、目指しているのはAppleではなくあらゆる商品を売るAmazonであろうことがひしひしと伝わってきました。


香港小米之家の営業時間は朝10時から夜8時まで。いまやXiaomiのパクリ製品まで現れるほど人気となったイヤホンやモバイルバッテリーなどのXiaomi製品を手頃な価格で手に入れられるので、香港旅行のお土産をゲットするのにもオススメです。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
Xiaomiの激安スマホ&周辺機器をゲットできる台湾の新名所「台北小米之家」に行ってきました - GIGAZINE

iPhone・Zenfone・小米など激安でSIMフリースマホを台湾で手に入れるにはどうすればよいのか、実際にやってみた - GIGAZINE

圧倒的なコスパを誇るXiaomiスマホ「Mi 4i」は新興国市場を席巻しそうなデキ - GIGAZINE

24時間で211万台のスマホを販売したXiaomiがギネスに登録される - GIGAZINE

2014年第3四半期にスマホは全世界で20%増、特にXiaomiは300%成長 - GIGAZINE

2014年に57機種ものスマホを発表しているメーカーはいったいどこなのか? - GIGAZINE

わずか4000円の激安中華スマホの中身はどうなっているのか? - GIGAZINE

in 取材,   モバイル,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.