ついにGoogleの全自動運転カーが公道走行デビューを果たす


2015年夏に公道走行実験を開始すると発表してきたGoogleの全自動運転カーが、実際に公道を走り出したことが発表されました。走行実験はGoogleの本社があるカリフォルニア州マウンテンビューを中心に行われている模様です。

Notice anything new on the streets of Mountain View, California? Our latest…
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Google Self-Driving Car Project
http://www.google.com/selfdrivingcar/

今回の公道デビューを果たしたGoogleの全自動運転カーは、車内にハンドルやアクセルペダルなどの操作系がない完全自律型の車両。Googleはこれまでにもレクサス・RX450hやトヨタ・プリウスを改造した車両で公道実験を行っていましたが、今回はゼロから開発された全自動タイプのセルフドライビングカーが走り始めたところが最大のポイントです。


ただし今回はまだ実験走行の段階であるため、車両には運行を見守る安全スタッフが搭乗し、取り外し式のハンドルやペダル類を載せておくことで、必要が生じた際にはすぐに手動での運転に切り替えられるようになっているとのこと。また、周囲や近隣の安全を考慮して、車両には最大時速25マイル(約40km/h)の速度リミッターが設定されています。走行を制御するソフトウェアは、すでにレクサスに搭載されて合計160万kmの走行実績があるものが搭載されているそうです。

これまでの走行実験から新たな次のステップを踏み出したGoogleの全自動運転カーは、これからどんどんと走行距離を伸ばしてデータの収集が行われる模様。ソフトウェア自体はすでに実績があるものを使っているということなので、全く未知のものが突然出現するということではありませんが、実際にこの車両に路上で遭遇すると周囲がどのような反応を示すのか興味深いところです。

なお、これにタイミングを合わせるかのようにカリフォルニア州はセルフドライビングカーに関連する交通事故の詳細を一般に公開することを決定しています。

California reveals details of self-driving car accidents


州当局はこれまで、路上で起きた事故の詳細は一切公表しないとしてきましたが、2015年5月にAP通信はGoogleのセルフドライビングカーが6年間で11回の事故に遭遇していたことを報道。これをきっかけに情報の透明性に関する議論が起こったことを受け、カリフォルニア州のDMV(車両関連を扱う部局)は事故記録の一部を公表することを決定しました。事故資料は、当事者の氏名などの個人情報や、保険にまつわる箇所を黒塗りした状態で公表されますが、事故が発生した状況などは全て確認できるようになっているとのこと。

また、Googleは自身のサイト上で車両の事故情報を含む「マンスリーレポート」の公開を開始しており、誰でも自由に閲覧できるようになっています。

Monthly reports – Google Self-Driving Car Project

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