Googleがジャーナリストの活動をサポートするサイト「Google News Lab」を開設、各種ツールの解説・提供を開始


Googleは「世界中の情報を体系化し、誰でも入手可能で使いやすいものにする」ことを自らのミッション(使命)としてさまざまなサービスを展開しているわけですが、新たに報道機関やジャーナリストが世界上の情報を入手するためのサポートを目的にGoogleのさまざまなサービスやソフトウェアを紹介・提供するサイト「Google News Lab」を公開しました。サイトでは、既存のGoogleのアプリやサービスの中でジャーナリズムに役立つものが 「Research」「Report」「Distribute」「Optimize」の4つに分けて解説されています。

Google News Lab
https://newslab.withgoogle.com/

Official Google Blog: Introducing the News Lab
http://googleblog.blogspot.ie/2015/06/introducing-news-lab.html

◆Research(検索)
・Google検索
検索ワードの後に「site:ドメイン名」と入力することで、特定のサイト内のみを検索可能。


検索ワードの後に「filetype:拡張子」で拡張子を指定すれば、特定の形式のファイルのみを検索可能。


検索ワードの後に「+」や「-」を加えれば、検索ワードを追加したり、不要な単語を抜いたりできます。


さらに、これらの検索方法を複数組み合わせることも可能。


また、PC内に保存してある写真を右クリックして「Search Google for this image(この画像をGoogleで検索する)」をクリックすれば……


写真がどのサイトで使われているのかをGoogle画像検索で調べることができます。


・Google Public Data Explorer
Google Public Data Explorerは世界銀行IMF(国際通貨基金)、ユーロスタットなどによる質の高いデータをもとに、世界中の自然環境や経済、労働、健康、教育、貧困などあらゆる統計を提供していて、データの変化を随時観測したり、トレンドの測定や数値の比較などを行ったりすることが可能。


・Google Consumer Surveys
市場調査サービスのGoogle Consumer Surveysでは市場の声を知るためのアンケートを作ることが可能。まずは調査したい年齢・性別・居住地域・言語を選び……


14種類の質問形式を用いて質問を設定し、最大10個の質問を載せることが可能。


アンケート結果はグラフや数値で確認できます。


実際にアンケート結果をサイト内で使っているサンプルは以下のような感じです。


・Googleアラート
ウェブ上の新着コンテンツを通知してくれるGoogleアラートは、検索ワードを保存しておくだけで、新着情報がリリースされた際にメールでお知らせしてくれるというサービス。


新着情報の通知の頻度や、通知を送る時間、情報のソース元、言語などを設定しておけば、自分好みの情報を受け取ることが可能です。


・Googleニュース アーカイブ
Googleニュースで事件や出来事を調べる際、検索結果には新しいニュースが上位に表示されます。しかし、「Search Tools(検索ツール)」メニューから期間を「Archive(アーカイブ)」と指定すれば、全期間の検索結果を表示でき、新しいものよりも古くて重要なニュースが上位に出てくるようになります。


Googleは2003年以降のウェブ上のニュースを保存していて、古いニュースについては新聞記事をスキャンして保存しているため、過去のニュースも検索できるというわけです。


・Google翻訳
iOSとAndroidの両OS向けに配信されているアプリを使えば、世界中のいつでもどこでも言語の壁を越えることが可能。


マイクアイコンをタップして話しかけるだけで会話をリアルタイム翻訳してくれる「会話モード」は30の言語に対応していて、2種類の言語を設定しておけば、アプリに話しかけるだけでアプリがどの言語で話されているのかを自動で判別してもう一方の言語に翻訳してくれます。


また、街中の看板が読めなくても……


看板をカメラで読み取るだけで訳してくれるので安心です。


◆Report(報告)
・Googleマップ
Googleマップを使えば、「地図上に線や矢印を描く」「GoogleスプレッドシードやExcelからデータをインポートする」「オリジナルアイコンをマップ上に表示する」「航空写真や地形図など9種類のスタイルからマップを選ぶ」「作成したマップを知り合いと共有する」などの操作が可能です。


例えば以下のような「サイクリングにぴったりの20の都市」という地図を作ることができます。


・YouTube
目的に合った動画を探すには、YouTube上で検索ワードを入力してから、アップロード日、長さ、画質などで動画をフィルタリングすることが可能。


動画をニュースなどで利用したい時は、動画の概要欄を見れば、動画の投稿者へ直接連絡できる手段が用意されています。


・Google Earth Pro
Google Earth Proでは従来のGoogle Earth の機能に加えて「高度な測定」や「高解像度印刷」などの機能が追加されているほか、「ムービーメーカー」機能を使うことで3Dマップを移動するHD動画を作成することが可能。


Google Earth Proは2015年1月に無料化され、誰でも自由に使えるようになっています。利用するには以下のページから「Earth プロ ライセンス」を取得しておく必要があります。

Earth プロ ライセンスを取得する - Earth ヘルプ


・Google Media Tools Alerts
世界中で大規模な事件が起こった際に、Google News Labが情報をまとめてGoogleマップの地図情報と共にジャーナリストへ提供。例えば、台風など自然災害の被害状況を色分けしてGoogleマップ上に表示したり……


サッカーワールドカップなど、世界中の主要なイベントの開催地をGoogle Earthで見たりできます。なお、通知を受け取るには、Google Media Tools Alertsのページにアクセスして通知を受け取りたいイベントを登録しておく必要があります。


・Google Permissions
Googleのサービスを正しく利用するための規約がまとめられているページがGoogle Permissionsです。Googleロゴや、Googleサービス上の画像・地図・グラフィックデータの使用方法について詳しく書かれています。


◆Distribute(配信)
・Google Play Newsstand
何百万人ものユーザーがGoogle Play Newsstandでニュースや雑誌を読んでいて、ジャーナリストは各ユーザーの持つ端末に最適化されたレイアウトでコンテンツを配信することができます。Google Play Newsstandでニュースを配信するにはNewsstand Producerのページから登録すればOK。


また、Google Play NewsstandのページビューをGoogleアナリティクスで確認したり、コンテンツ上で広告を配信したりすることも可能。


・Google News
Google Newsではトピックに沿ったニュースを6万5000以上のニュースサイトやブログから抽出していて、Google News Publisherのガイドラインに準拠していれば誰でもGoogle News上でニュースを配信することが可能です。


・YouTube
動画タイトル、サムネイル、説明、タグを設定して、視聴者に届きやすい動画を作ることがオススメされています。特に動画のサムネイルは一番目に留まりやすいため、被写体が大きくはっきりと写っているカスタム画像を別個にアップロードするのも良いとのこと。


また、動画を見た人に別の動画も見てもらうためには、動画内に別の動画へのリンクを埋め込んだり……


同種の動画をまとめたプレイリストを作成するのが効果的だそうです。


YouTube設定の「Monetization (収益化)」をオンにしておけば……


動画上に広告を表示して、表示時間に応じて収益を受け取ることが可能。


YouTube上では動画のライブ配信も可能となっています。


ライブ配信の設定画面は以下のような感じで、配信時間やライブの説明、タグを設定可能。また、動画と同様に公開設定を公開・限定公開・非公開から選択できます。


◆Optimize(最適化)
・YouTube
YouTubeで動画やニュースを配信する際に最も重要なことは「リアルに作る」ということ。真実を伝える投稿者が常に動画ランキングのトップにいて視聴者からの信頼を得ているそうです。


二番目に大切なのは、他のユーザーとコラボレーションして、フォロワーを増やすこと。そのためには他のユーザーの投稿した動画を見て、質、内容が自分の動画に合うかどうかを見極める必要があるとのこと。


また、SNSで動画を宣伝したり、視聴者に動画を紹介してもらったりして、「動画の社会性を育てる」ことが重要だとのこと。


動画を投稿した後はYouTube Analyticsで再生状況などを確認可能となっています。

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