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ビンラディンが読んでいた本のリストをアメリカ政府が公開


テロ組織アルカイダのオサマ・ビンラディン氏の殺害時に潜伏先から押収したとされる書籍や文書のリストを、アメリカ合衆国国家情報長官が公開しました。ビンラディン氏が持っていたとされる書籍の中には、陰謀論についての本や、テロ組織に関する本などが含まれており、興味深い内容となっています。

Bin Ladin's Bookshelf
http://www.odni.gov/index.php/resources/bin-laden-bookshelf

US government releases Osama bin Laden's letters, conspiracy books, and software manuals | The Verge
http://www.theverge.com/2015/5/20/8629497/us-director-national-intelligence-osama-bin-laden-bookshelves

公開された書籍リストは以下の通り。

◆English Language Books(洋書39冊)

01:The 2030 Spike: Countdown to Global Catastrophe(2030年のスパイク波形:世界崩壊までのカウントダウン)/Colin Mason


石油問題、人口増加、貧困、地球規模の気温変化、食糧・水不足、無法地帯という6つの問題が、2030年までに世界的な危機をもたらすという分析のもと、人類の危機を避けるにはどのような行動を取ればよいのか記した本。

02:イスラームガイド/I. A. Ibrahim

このイスラームガイドはイスラーム(イスラム教)、ムスリム(モスリム、イスラム教徒)、クルアーン(コーラン)を理解するためのものです。情報、参考資料、参考文献一覧、図解が豊富に含まれています。多くの教授や知識人によって校閲、編集されてきました。簡潔で読みやすい内容ですが、多くの科学的な情報が含まれています。


03:America's Strategic Blunders: Intelligence Analysis and National Security Policy, 1936-1991(アメリカの戦略的失敗:情報分析と国家安全保障政策)/Willard C. Matthias


第二次大戦中にアメリカ軍の諜報機関に在籍していた著者が、アメリカ政府の国家安全保障政策や旧ソ連の文書を分析して、軍の指導者が諜報機関の判断を無視して悲惨な結果を招いたことを明らかにして、戦争においては諜報機関を上手く使って犠牲を減らすべきであると説いています。

04:America's "War on Terrorism"(アメリカの「対テロ戦争」)/Michel Chossudovsky


9.11テロの発生を理由に、アメリカ合衆国が自国と全世界を軍事的な方向に導き人類の未来を脅かしている、という軍国主義的なアメリカの施策を暴いた書籍。

05:From ’Abû Reuter to ’Irhâbî 007: Al-Qaeda's Online Media Strategies( アルカイダのオンライン・メディア戦略:アブ・ロイターからテロリスト007まで)/Hanna Rogan


アルカイダがウェブメディアを活用して世界的なイスラム教の聖戦(ジハード)を操作していると記した文書で、イスラム教徒によるウェブメディアや、実際にウェブ上でやりとりされた文書・音声・動画などを分析しており、全文がPDFファイルで無料公開されています。

06:金で買えるアメリカ民主主義/Greg Palast


アメリカの茶番を痛烈に暴露したベストセラー!

アメリカの民主主義は大金持ちたちが集う金持ちクラブの連中に都合良く運営されている金で買われた民主主義なのだ。アメリカ民主主義の茶番を辛辣に暴く、超辛口の暴露ノンフィクション。

ホワイトハウスに最も嫌われた、伝説の調査報道記者が暴く驚愕の新事実!グレッグ・パラストは「この時代の最も偉大な調査報道記者」(『トリビューン』)であり、四大大陸のジャーナリストたちの間では伝説的存在となっている。パラストは誰の手も借りず、この十年間に起こった最もスキャンダラスなネタをスクープした。


07:(PDFファイル)The Best Enemy Money Can Buy(お金で買える敵)/Antony C. Sutton
ソビエト連邦の軍事技術はアメリカや連合国に強く依存しており、アメリカは自国を守るために1年あたり3000億ドル(約36兆円)の軍用費を投じている、という矛盾が記されています。

08:(PDFファイル)Black Box Voting Ballot Tampering in the 21st Century(不正な電子投票箱)/Beverly Harris
電子投票箱を導入した選挙では昔よりも不正を起こしやすくなり、投票箱がブラックボックス化した、と問題提起したもの。

09:Bloodlines of the Illuminati(イルミナティの血流)/Fritz Springmeier
アメリカ合衆国の複数の有力者から聞き出した情報を基に、現実に存在した秘密結社イルミナティの系図を暴いた本。

10:テロリズムに対する世界規模の戦争を制限せよ/Jeffrey Record

合衆国がテロリズムに対する世界規模の戦争を始めてから、今年は3年目にあたる。この戦争は、2001年9月11日の憎むべき攻撃を企てた組織に対する戦いとして始まったが、直ちに、 イラクへの侵略と占領統治までを網羅する、より大きく野心的な計画へと進行した。テロリズムとの戦いの一端として、合衆国は暴力の手段としてのテロリズムに満ちた世界を一掃するだけでなく、独裁体制後と、さらに経済が低迷する中東のために、イラクを成功した民主主義の灯台に作り替える約束をした。

 ジェフリー・レコード教授は、 現在までに定義がなされ、実行されたテロリズムとの戦いの三つの特徴、 (1)米政権がなしたテロリストの脅威の評価基準 (2)合衆国の戦争の目的の対象と実現の可能性 (3)この戦争の政治的、財務的、軍事的な持続力 を検討した。彼は、テロリズムとの戦争は、アルカイダに対する軍事作戦とは反対に、戦略的な明確さを欠いており、非現実的な目標を引き受けており、長期戦になるために継続できないかもしれないと結論した。彼はテロリズムとの戦争の対象を、具体的な合衆国の安全保障の利益とアメリカの軍事力の限界を踏まえて、 規模を縮小するよう提唱している。

 戦略研究所は、この研究論文がテロリズムとの戦争の目標や方針を超越して、国家安全保障の議論に寄与するよう願うものである。


11:Checking Iran's Nuclear Ambitions(イランの核兵器保持の野心)/Henry Sokolski, Patrick Clawson


大量破壊兵器を持つテロ組織で有名になったイラン。アメリカ政府はイランのテロ組織たちに対する支援を警戒していますが、それだけでなく、イランが核兵器を手に入れないための戦略を考える必要がある、と提言した本。

12:Christianity and Islam in Spain, 756-1031 A.d.(スペインにおけるキリスト教とイスラム教)/C. R. Haines
スペインにおけるイスラム教とキリスト教の違いについて記述したもの。

13:(PDFファイル)Civil Democratic Islam: Partners, Resources, and Strategies/Cheryl Benard
西洋とイスラム世界のよりよい相互作用を生み出す構造について考察した本。

14:エコノミック・ヒットマン 途上国を食い物にするアメリカ/John Perkins


世界銀行、アメリカの大手コンサルティング会社、エンジニアリング会社等の社員たちが、「エコノミック・ヒットマン」(EHM)として途上国の経済計画に深く関与し、膨大な債務を負わせ、開発事業をアメリカ企業に受注させることでドルをアメリカに還流させる。このようなメカニズムは以前から知られていたが、当事者が暴露したものとして本書は貴重である。


15:The Conspirators Hierarchy: The Committee of Three Hundred(徒党のヒエラルキー)/John Coleman


一般市民は「誰かが」世界を操っている……という話をよくしますが、この本は実際に世界を動かしている「スーパーエリート」たちについて概説したもの。著者は40年かけて本書を書いたとのことで、カスタマーレビューの中には「ある組織の計画を誰も止められず、戦えもしないと述べるこの本が本当だとしたら恐怖映画のようだ」と書かれていました。

16:Crossing the Rubicon: America's Descent into Fascism at the End of the Age of Oil(ルビコン川を渡る)/Michael C. Ruppert


ルビコン川を渡り、ハンニバルに打ち勝ったユリウス・カエサルがその後の世界のあり方を大きく変えたように、9月11日の出来事も帝国の崩壊を引き起こした、ということで、「対テロ戦争はアメリカによる石油買い占めの煙幕である」という可能性を調査した書籍。

17:Fortifying Pakistan: The Role of U.s. Internal Security Assistance (Perspectives)(要塞化するパキスタン)/C. Christine Fair, Peter Chalk


パキスタン国内のセキュリティや刑事裁判が有効な構造になっているかなどを調査し、アメリカの支援がパキスタンの長期的な繁栄を妨害している可能性を検討しています。

18:On Air Defense (The Military Profession)(軍隊の防空)/James D. Crabtree


フランス革命で砲手が大砲を使って気球を打ち落としたことから、湾岸戦争での弾道ミサイルまで、あらゆる角度から空防について研究したもの。

19:Handbook of International Law(世界の法律)/Anthony Aust


環境法・航空法などさまざまな法律を網羅した国際法のハンドブックともいえる書籍。国際法の基本的な概念や原理や、国内法と国際法の領域の違いなどが説明されています。

20:Hegemony or Survival: America's Quest for Global Dominance (The American Empire Project)(ヘゲモニーか生存か:アメリカの世界的支配)/Noam Chomsky


世界でも一流の知識人であるノーム・チョムスキーは、完全な支配体制を追求するアメリカと、その結果として確実に起こるであろう破滅的な未来に関する説得力のある分析を行っている。

アメリカは地球だけでなく、手近に残された最後の非武装スポットである天空を、軍事上の勢力範囲に仕立てようとしている。ブッシュ政権にとって、大地と空は、帝国主義的支配の最後のフロンティアだ。『Hegemony or Survival』でノーム・チョムスキーは、われわれがいかにしてこのような状況にいたったか、われわれはどのようなタイプの危険に陥っているのか、そしてわれわれの支配者はなぜ人類の未来を危機にさらそうとしているのかを探り出す。

トレードマークである見事な論法でもって、チョムスキーは世界の覇権をめざすアメリカの姿勢を詳細に吟味し、なんとしても「完全なる支配」を達成しようとする米政府の攻撃的な政策を追跡する。宇宙の軍事化、弾道ミサイル防衛プログラム、一方的軍縮論、国際的合意の解体、イラク危機への反応など、多様な要素をもつ政策がどのように究極的に人類の生存を危うくする覇権主義への衝動と結びついているかをわかりやすく説明する。われわれの時代において、帝国主義は地球を不毛の地に変えてしまうとチョムスキーは主張する。

明快にして厳密な記述と、徹底的な論証に支えられた『Hegemony or Survival』は、今後何年もの間、チョムスキーのきわめて重要で包括的な著作として、幅広い論議を巻き起こすことは確実だ。


21:Imperial Hubris: Why the West Is Losing the War on Terror(帝国の傲慢:なぜ西洋は対テロ戦争に敗北するのか)/Michael Scheuer


匿名の著者は、20年近くアフガニスタンと南アジアの情報収集に当たった米情報機関の上級職員。
米国の指導者は、アルカイダとの戦いの成果を世界に信じさせようとしているが、実際は、われわれはテロとの戦争に負けている。指導者たちが無責任にも選択した道の誤りに気づかなければ、われわれの敵はますます強くなるだろう。情報機関当局の1人である匿名の著者は、そう明かすのである。
私たちは、イスラム教徒が攻撃しているのは、私たちの行動ではなく、私たちの存在と思想であると(いう指導者の言葉を)信じている。著者によれば、イスラムの脅威と対峙するアメリカ人にとって最大の危険は、この思い込みなのである。声高な政治的論理は、イスラム社会には西欧社会の民主主義的自由、市民的自由、男女混合、政教分離がない、と私たちに「教える」。確かに、現代社会の諸相はイスラム社会の保守性を揺さぶっているが、直接民主主義、たとえば、信用組合の全国組織や男女共学の大学に対してジハードを仕掛けたイスラムの指導者は、誰もいない。
イスラムの成長勢力が強く否定しているのは、米国の特定の政策であり、 それに関連する軍事的、政治的、経済的行動なのである。反米感情の高まりを利用したウサマ・ビン・ラディンの巧さは、ジハードを呼びかけたことにあるのではなく、イスラムはアメリカの攻撃にさらされていることを明白な事実として、絶えず説き続けていることにある。アルカイダの声明は、アメリカが腐敗したイスラム政権を擁護していること、イスラエルを不当に支持していること、アフガニスタンとイラクを占領したこと、さらには世界の本当の不満を弁じ立てていることを非難している。ビン・ラディンの支持者たちは、彼らの問題をこのように位置付け、戦いにこそ解決があると信じている。
彼らが目指しているのは、私たちの世俗的民主主義社会を破壊することではなく、彼らの領土、社会、宗教に対する明らかな攻撃を、なんとしても排撃することである。
米国の指導者がこの事実を認識し、国際的に政策を調整しない限り、イスラム穏健派までがビン・ラディン陣営に走ることになるだろう、と匿名の著者は言うのである。


22:(PDFファイル)In pursuit of Allah's Pleasure (English Edition) (アッラーの快楽の追求)/Dr. Naahah Ibrahim, Asim Abdul Maajid, Esaam Ud-Deen
In pursuit of Allah's Pleasureではイスラム教における完全なる方法論を解説。信条を意味する「アキーダ」、布教活動の「ダウワ」、聖戦の「ジハード」、人民大衆を代表する権力者を意味する「ヒラファ」など、アッラーの喜びを追求するためにイスラム教徒が何を行っているか、その詳細が説明されています。

23:International Relations Theory and the Asia-Pacific(国際関係論とアジア太平洋地域)/G. John Ikenberry, Michael Mastanduno


「アジア環太平洋地域には数年後に何が起こっているのか?」「同地域における政治や経済の未来を掌握している中国、日本、アメリカの3国の複雑な関係を理解するのにに必要なこととは?」など、アジア環太平洋地域のバランスを担う3国の関係性について、世界でもトップクラスの国際関係論の学者が分析しそれぞれの見解をまとめたのが「International Relations Theory and the Asia-Pacific」です。

24:Killing Hope: U.S. Military and CIA Interventions Since World War II(第二次世界大戦以降のアメリカ軍とCIAによる武力干渉)/William Blum


「Killing Hope: U.S. Military and CIA Interventions Since World War II」は、第二次世界大戦以降におけるアメリカ軍の軍事介入とCIAの軍事作戦に関する書籍です。本書は元アメリカ国務省に勤務していた経歴を持つWilliam Blum氏によって執筆され、アメリカの外交政策に重点が置かれています。

25:なぜ、正しく伝わらないのか―戦争にみる情報学研究/John Hughes-Wilson


情報でもっとも重要なことは、データを収集することではなく、その先にある「意図」を見抜く想像力があるかどうかである。ネットワーク時代へ警鐘を鳴らす戦争における失敗の教訓。


26:Project MKULTRA, the CIA's program of research in behavioral modification: Joint hearing before the Select Committee on Intelligence and the Subcommittee on Health and Scientific Research of the Committee on Human Resources, United States Senate, Ninety-fifth Congress, first session, August 3, 1977(MKウルトラ計画)/United States. Congress. Senate. Select Committee on Intelligence


「Project MKULTRA」はCIAが第二次世界大戦以降に実施していた洗脳実験について詳しく書かれた書籍。アメリカとカナダの国民を被験者として化学的、生物的な手段を用いた実験が行われており、その全貌に関する書類をミシガン大学の図書館がまとめあげ、インターネット上でも公開しています。

27:Necessary Illusions: Thought Control in Democratic Societies (Cbc Massey Lecture)(不可欠な幻覚:民主主義社会における言論統制)/ノーム・チョムスキー


「Necessary Illusions: Thought Control in Democratic Societies (Cbc Massey Lecture)」はアメリカの言語学者であり哲学者でもあるノーム・チョムスキー氏が、アメリカのマスメディアに関して著した書籍。同氏は、アメリカのメディアが弱者とは正反対の強力な権力を持つ機関であり、覇権国家の一部を担っているという持論を同書籍の中で展開。

28:The New Pearl Harbor: Disturbing Questions About the Bush Administration and 9/11(新たな真珠湾攻撃:ブッシュ政権と9.11への不安な疑問点)/リチャード・フォークデヴィッド・レイ・グリフィン


法学者のリチャード・フォーク氏と、神学者であり哲学者でもあるデヴィッド・レイ・グリフィン氏による共同著書。2人が「一体誰が利益を得たのか?」という観点からアメリカ同時多発テロ事件を分析し、報道されている事実に疑問を抱いてしまう内容。

29:New Political Religions, or an Analysis of Modern Terrorism (Eric Voegelin Institute Series in Political Philosophy)(新たな政治的宗教と近代テロリズムの分析)/Barry Cooper


著者のBarry Cooper氏が近代におけるテロリズム行為を「精神的なモチベーション」から分析し、政治哲学者であるエリック・フェーゲリン氏が説いた理論に当てはめて解説しているのが本書。

30:オバマの戦争/Bob Woodward


9.11から8年、大統領に就任したオバマはテロリストの温床であるパキスタン‐アフガニスタン国境地帯の部族支配地域と、膠着状態のアフガニスタン戦争を政権の最優先課題に据えた―。米国を代表するジャーナリストが、オバマ政権・CIA・軍部の状況を数々の極秘情報と圧倒的取材力で再現した全米No.1ベストセラー。


オバマの戦争 ボブ・ウッドワード著 政権の内幕、生のまま細部を提示 :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO34126220Q1A820C1MZC001/

本書は『ブッシュの戦争』以来5冊目となるホワイトハウス内幕モノだ。オバマ政権に入ってからは最初のものとなる。

この本の評価は、この本に何を期待するかで大きく変わってくるだろう。鍵穴からホワイトハウスの地下にあるシチュエーション・ルームの様子を盗み見するような好奇心は間違いなく満たすことができる。これを、オバマ政権のアフガン政策策定の克明な記録と見なすか。それともワシントンのインサイド・ゲームの過剰な描写とみなすか。


31:The Oxford History of Modern War(近代戦争史)/Charles Townsend


17世紀から現在にかけて起こった軍事革命で、戦争の技術・テクノロジー・戦略はどのように変化をしたのかをつづった書籍。陸・海・空で行われるさまざまな戦争の形についてや、女性と戦争の関係、戦争の妨害法についても述べられています。

32:決定版 大国の興亡―1500年から2000年までの経済の変遷と軍事闘争/Paul Kennedy


本書は題名の通り、およそ1500年~2000年の間の、その当時における大国の興亡と衰退を分析したもの。上巻では明(中国)・オスマントルコに始まり、ハプスブルク家を経て第1次世界大戦までを描いている。過去の分析ではあるが、無論「温故知新」で今後の展望が著者の究極の目的なのであろう。

大国の定義は難しいが、一般に「富と武力」において圧倒的に他の国に優っている事と言えるだろう。このため、副題に"経済"と"軍事"という名前が付いているが、著者はワザワザ軍事の本でも経済の本でも無いと断っている。しかし、書かれている内容はやはり軍事力と経済力に関する事が大半だ。本書の最大の特徴は、これらを詳細に数字化している点だ。人口(=兵力)、戦費、国民総生産、鉄鋼生産高、防衛費、戦車の生産台数等々、数字的分析のオンパレードである。それだけに論旨に説得力がある。そして、これらの要素を突然変える要因の一つとして"産業革命"のような技術革新及び国際情勢の変化・パワーバランスを挙げている。

しかし、著者はこうした事態の進展はどんな国にも個人にもコントロールできず、"時の流れ"の中を漂っているだけで、できるのは"舵取り"だけだと東洋的な事を言う。数字的な裏付けに基づいた冷静な分析をしながらも、全体の俯瞰図を見失わない「大国の興亡」史の決定版。


33:Rogue State: A Guide to the World's Only Superpower(ならずもの国家:世界一の力を持つ国になるまでの道筋)/William Blum


この本を読まれた方は、アメリカのこれまでに携わってきた様々な「テロ行為」に唖然とするかもしれません。この本に載っている情報は、情報源も明確に記されており、それなりに信用できるものと思われますが、アメリカの国家犯罪のみを取り上げており、旧ソ連のそれを取り上げていないという点でバランスを欠いている点があります。しかし、それにも関わらず、どちらかというとアメリカよりな情報に一方的にされる傾向のある私たちに取っては貴重な情報であり、価値ある一冊です。テロリストの脅威が声高に叫ばれる昨今ですが、世界で起きている重大なテロ事件の大部分には、国家が関与しています。あのアルカイーダももしアメリカの支援が無ければ、あれほどまでには強くはなれなかったでしょう。私たちが最も恐れるべき相手は国家であり、特に唯一の超大国になったアメリカではないかと思います。あの強大な力とどうやって付き合っていくのか真剣に考える必要があるのではないでしょうか。


34:The Secret Teachings of All Ages(全世代に通ずる極意)/Manly P. Hall


1928年に発行されてから100万部が出版されているというベストセラー。過去に存在する古代神話や哲学・宗教に共通するテーマを探りだし、多様な宗教的伝統の中にある聖域とは何かを明らかにしました。

35:民間が所有する中央銀行―主権を奪われた国家アメリカの悲劇/Eustase Mullins


合衆国の中央銀行の陰謀に包まれた起源を明らかにし、同時に、それは世界的なシオニスト帝国主義とテロリズムの基本的な道具であるという事実を公開する。秘密にされた強力な連邦準備制度について記した唯一の歴史書。


36:The taking of America, 1-2-3(アメリカの魅力)/Richard E Sprague
ケネディ大統領暗殺の背景と、アメリカ大統領制度と選挙の過程について詳しく述べ、アメリカ合衆国の民主制を影であやつっている存在を明かした文書。

37:Unfinished Business: U.S. Overseas Military Presence in the 21st Century (English Edition)(アメリカ海軍が21世紀にやり残したこと)/Michael E. O'Hanlon


本書は初期のブッシュ政権時代に開始されたアメリカ国外における軍事基地の再編成について議論。アメリカ軍部の国外地域に対する概説や政策について学べるとのことです。

38:The United States and Vietnam, 1787-1941(1787年から1941年のアメリカとベトナム)/Robert Hopkins Miller


東南アジアで外交官の経歴を持つRobert Hopkins Miller氏が、ベトナム戦争以前のアメリカとベトナムの関係性について解説した書籍。アメリカがベトナムに対して行っていた外交的、経済的な戦略について詳細を解説し、ベトナムという国を理解するのにも役立つとのこと。

39:ICv2: Website Claims Steve Jackson Game Foretold 9/11


「Steve Jackson氏のゲームが9.11を予見していた」という内容の、ポップカルチャーサイトICv2による記事。

また、書籍のほかに、今回機密扱いが解除された文書が原文・英訳版の両方で公開されています。

◆Now Declassified Material(ビンラディン氏が潜伏中の恐怖を仲間に伝えた手紙や、アルカイダのメンバーを記した文書、宛先に「From Usama Bin Muhammad Bin Ladin to the American people」と書かれた手紙など、今回機密扱いが解除された文書103点)
◆Publicly Available U.S. Government Documents(アメリカ政府の公開文書75点)
◆Material Published by Violent Extremists & Terror Groups(過激派やテロ組織による資料35点)
◆Materials Regarding France(フランスに関する資料19点)
◆Media Articles(メディアによる記事33点)
◆Other Religious Documents(宗教的文書11点)
◆Think Tank & Other Studies(シンクタンクや他の研究に関する文書40点)
◆Software & Technical Manuals(ソフトウェア・技術書30点)
◆Other Miscellaneous Documents(その他未分類文書14点)
◆Documents Probably Used by Other Compound Residents(潜伏先の隣人たちが使っていたと推測されるゲームの攻略本など10点)

押収された文書の中には未だに機密扱いを受けているものが何百も残っており、今後中身を精査してから順次公開していく予定とのことです。

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