コーヒーを愛する人たちの物語と6通りのコーヒー抽出法がわかるショートムービー


コーヒーを飲む人にとってコーヒーは、単に集中力をつける「クスリ」であったり、毎日の「楽しみ」とであったりと、その飲み方は人によってさまざま。ニューヨークやサンフランシスコではコーヒーが空前のブームになりつつありますが、コーヒー愛好家たちは「なぜコーヒーを飲むのか?」という物語と、6種類のコーヒーのいれ方がわかるショートムービーが公開されています。

“Coffee: Six Degrees of Caffeination” by James Casey - YouTube


ショートムービーはコーヒー屋台がニューヨークの街へ繰り出すところからスタート。


6種類のコーヒーのいれ方を見ながら、コーヒーショップで働く人からNew York Timesのコーヒーライターに至るまで、コーヒーを愛する人々に「コーヒーの積もる話」を語ってもらうというムービーになっています。


はじめに出てきたコーヒーのいれ方は「ドリップ式」。ひいたコーヒー豆を入れたコーヒーフィルターに、お湯を入れてコーヒーを抽出するという日本でも一般的な飲み方です。


毎朝コーヒーを飲むというこの男性は、コーヒーを飲むことで元気のない朝を「幸せな瞬間」に変えられると語っています。幸せな気分が1日ずっと続くわけではないものの、コーヒーを飲むだけで毎日の始まりを良い気分で始められることから、「毎朝コーヒーを飲まない」という選択肢は考えられないとのこと。


一方で、「コーヒーと私は難しい関係」と語る女性が登場。


コーヒー豆の産地やあらゆる香りの成分などの表示についてうるさく言うタイプではないものの……


「安物コーヒーは飲めない」とのこと。そのため、彼女はコーヒー愛好家じゃなくてもおいしいコーヒーが見分けられるニューヨークの環境に感謝しています。


続いて、毎日路上の屋台でコーヒーを販売する男性は、お客さんに「コーヒーはいかが?」と聞いて「はい」と答えられると、すぐさま砂糖を1杯入れるようにしています。ニューヨークの人々はブラックコーヒーをあまり好まない様子。


同じお客さんがもっと味の濃いコーヒーを求めて戻ってきた時は、砂糖を3杯入れて渡すのが、コーヒー屋台を営むコツだと語っています。


場面は変わって、手軽にコーヒーが楽しめるいれ方が「インスタント式」。お湯で粉末を溶かすだけでコーヒーを飲むことができます。


賛否が分かれるインスタントコーヒーですが、この女性は「個人的にはインスタントコーヒーを飲むと悲しくなってしまう」と語っています。その一方で「コーヒーは好きなように飲むべき」とも考えているとのこと。


これはコンロにかけた小さなポットを真上から映しているところ。


しばらくすると底からコーヒーがわき出てきました。


これは「モカエキスプレス(モカ・ポット)」というコーヒーのいれ方。特殊な専用のポットを火にかけると、水蒸気によってエスプレッソが抽出されるというものです。


続いてたくさんのカップからスプーンでコーヒーをすする人たちが映し出されました。これは100年以上の歴史を持つという「コーヒー・カッピング」を行っているところ。


コーヒー・カッピングはさまざまな産地のコーヒーを大量に用意して、スプーンで飲み比べることで違いを確かめられます。もともとコーヒー・カッピングの歴史の始まりは、良いコーヒーと悪いコーヒーを見分けるために行われていたのこと。


1800年代中頃から現代に至るまでの間に、コーヒー・カッピングは「香り」「コク」「酸味」「苦み」などでコーヒーを点数評価するシステムになりました。80点以上を獲得すると「高品質なコーヒー」と認められます。


コーヒーが流行しているニューヨークでは、実に84点~85点のコーヒーが求められているそうです。


人々から愛されるコーヒーですが、ここまでに出た「ドリップ」「インスタント」「モカエクスプレス」の他に、専用のコーヒーフィルターとフラスコのような容器を使う科学者が考案した「ケメックス式」という飲み方もあります。ドリップ式に似ていますが、フラスコのような美しいガラス製の容器にコーヒーが落ちて、見た目でも楽しめる飲み方となっています。


なお、ニューヨーク周辺のコーヒーショップは、今や世界中の都市にある最も忙しい店の一番忙しい日よりも混雑しているとのこと。


もともとニューヨークには2~3店の有名コーヒーショップがあるだけでしたが、2015年現在では75~100の専門店がオープンする「コーヒー激戦区」へと変貌を遂げています。


コーヒーショップの店員は、お客さんがリラックスできる場所作りを心掛けていると語っています。店員は常連の職場や、子どもの名前まで知っているなど、今やコーヒーショップはニューヨーカーにとって欠かせない場所になっている様子。


コーヒー豆とお湯を同じポットに入れてしまう「フレンチプレス式」でコーヒーを作っているところが映し出されました。


最後に紅茶ポットのようにフタをゆっくりと押すことで、コーヒー豆を下に沈めてコーヒーと分離させます。粉っぽい飲み口が残りますが、コーヒー豆に含まれるオイルまで抽出できる飲み方です。


そして同じくフタを押して抽出する「エアロプレス式」。フレンチプレスに似たコーヒーのいれ方ですが、コーヒーフィルターを使う点が異なります。


エアロプレス式で毎朝コーヒーをいれている男性によると、手間のかかる飲み方ですが、もしコーヒーを飲めない朝があると、その日は1日しっくり来ないそうです。


毎朝コーヒーを飲むことは、お気に入りのジーンズを来る日も来る日もはき続けて、体にしっくりとなじんでいく感覚に似ているとのこと。


この女性にとってのコーヒーは、朝に飲むことで仕事に「スピード」を与えてくれるもの。


集中力を高めるために飲んでいるわけですが、「1日の終わりに素敵なものを手にしていたい」と思った時に手にするのは、やはりコーヒーなのだそうです。


最後にカップコーヒーに手が当たってこぼれてしまう様子が映し出されてムービーは終了。気がつくとコーヒーが飲みたくなってしまうようなショートムービーになっていました。

・関連記事
厳選されたコーヒー豆を一杯ずつドリップして入れる新形態のコーヒーチェーン「ブルーボトルコーヒー」に行ってきました - GIGAZINE

ブルーボトルだけではないサンフランシスコのサードウェーブコーヒー店事情 - GIGAZINE

100グラム8400円という伝説のUCCのコーヒー「ブルボンポワントゥ」を飲んでみました - GIGAZINE

世界的フリスビーメーカーが世界的コーヒーマシンを作ることになった経緯とは? - GIGAZINE

簡単に本格的なカプチーノなどが全23種のカプセルから作れる「ネスプレッソ ラティシマプラス」レビュー - GIGAZINE

ボタン2タッチで生豆から焙煎・ドリップができるコーヒーメーカー「カフェプロ503」を使ってみました - GIGAZINE

プレス式コーヒーが提供されるケンタッキー初のカフェ店舗でスイーツなどを味わってきました - GIGAZINE

199

in 動画,   , Posted by darkhorse_log