取材

新たなる3部作がいよいよ始まる「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」KICK OFF MEETINGレポート


いよいよ2015年12月18日(金)に公開される「スター・ウォーズ」の新たなる3部作の第1作・「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」に合わせて、プロデューサーのキャスリーン・ケネディさん、レイ役のデイジー・リドリーさんが来日してのKICK OFF MEETINGが開催されました。

スター・ウォーズ/フォースの覚醒|スター・ウォーズ|STAR WARS|
http://starwars-jp.com/force/

会場はTOHOシネマズ六本木ヒルズ


注目の作品なので、受付開始前からプレス関係者がぎっしりと押し寄せました。


「『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』KICK OFF MEETING」


イベントの司会進行を担当したのは「ジェダイになりたい」というDJ TAROさん。まずは4月16日から19日にアナハイムで開催された「スター・ウォーズ セレブレーション」の様子、さらにクロージングで流れた特報映像第2弾が日本で初めて大型スクリーンで上映されました。

まずは作品のプロデューサーであるキャスリーン・ケネディさんが登場。通訳は戸田奈津子さん。

キャスリーン・ケネディ:
(日本語で)「こんにちは」。今日は、E.T.のころから一緒に仕事をしている素晴らしい女性(戸田さん)と、またお仕事ができて嬉しいです。「スター・ウォーズ セレブレーション」という本当にエキサイティングなイベントが先日あって、その足でこうして2度目の来日を果たしました。ティザー予告編を大きなスクリーンで初めて見ていただきましたが、これはアメリカでは5月の「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」に合わせて、日本では7月から見られるものです。

今日はお話しできるギリギリのところまで、ティザーが何を意味しているのかできるだけご説明できればと思っています。「スター・ウォーズ」神話では、家族が継承していくものが描かれています。作品は気持ちを揺さぶるような部分がある一方で、アクションもあります。ルーカスフィルムは2013年にディズニーに買収されましたが、ディズニーは本作の作品価値を受け継ぐ、素晴らしいパートナーでした。「フォースの覚醒」はルーカスフィルムとディズニーが共同で、世界に一斉公開します。


キャスリーンさんのあいさつの後はレイ役のデイジー・リドリーさんが登場し、「日本に来られて嬉しいです」と日本語で挨拶しました。通訳は鈴木小百合さん。


2人揃ってのトークへ。


Q:
レイは今までのヒロインとは違いますか?

キャスリーン:
「スター・ウォーズ」シリーズをずっと見ている人は気がついているかもしれませんが、女性が少ないんです。新シリーズではそれを変えるという方針を立てて、レイが登場しました。レイは強い女性で、身体能力も高く、自信に満ちあふれていて、美人です。これは、試行錯誤の末に生み出されたキャラクターです。

Q:
レイ役に抜擢されたデイジーさんの魅力は何ですか?

キャスリーン:
キャラクターを真に表現するキャストを選ぶのは大変な仕事です。そんな中でデイジーは、オーディションで彼女が部屋に入ってきたときに「レイ役は彼女のものだ」と思える人でした。求めている素質をすべて備えている女優だと思ったんです。ミーティングでは、彼女は母親のことや姉妹のことなど、家族との結びつきを感じさせる話をしてくれましたが、それこそがスター・ウォーズを貫いている精神だと思いました。

Q:
「フォースは継承されるもの」と予告編にありましたが、今回、フォースの力は誰から授けられるものですか?

キャスリーン:
うーん、それは……フォースはどこにでもあるものです(笑)


Q:
デイジーさん、本作はどんな作品ですか?

デイジー・リドリー:
これまでの私と、この作品に関わってからの私では、「スター・ウォーズ」自体が別物です。ファンだったのでスター・ウォーズに関する知識はあるつもりでしたが、世界の一部になることやキャラクターと関係を結ぶこと、自分の居場所を見つけることというのは、私が想像していたのとは違うもので、素晴らしいものでした。

Q:
レイ役に選ばれて、どうですか?

デイジー:
役に選ばれたといういい知らせが届いたとき、すごく長いショーを見に行っていたんです。その幕間のときに知らせをもらったので、そのあと第2幕を見るために戻る必要があって、ショーが終わって家に帰るまでは両親にも知らせられませんでした(笑)。驚きでいっぱいだったので、何日かはろくに眠れませんでした。でも、トレーニングが始まり、撮影が始まってみるとこんなに素晴らしいものだなんてとさらに驚きは大きくなりました。現場に温かく迎え入れてもらって、幸せを感じています、


Q:
レイはどんな女性ですか?

デイジー:
レイは自立した一人の女性で、砂漠の惑星に住み廃品回収をしつつ孤独に暮らしています。体はいま私を見てもらったとおり、鍛えています。そんなレイが誰かと出会うことで、お話が始まります。

Q:
デイジーさんは初来日。何か楽しみにしていることは?

デイジー:
来たことはなかったんですが日本のことは大好きだったので、嬉しくてしょうがないです。実は、すでに京都に行って、ロボットショーも見ましたし、原宿ではショッピングもしました。日本には素晴らしい文化があり、技術も優れていますね。女の子たちはクールだし、食べ物もおいしい。最高です。

Q:
キャスリーンさんはいかがですか?

キャスリーン:
滞在時間が短いのが残念ですが、せっかくのお天気なのでこのあたりを歩いたりしたいです。明日はスター・ウォーズの展覧会をのぞいてみようかなと思っています。

石川テレビ カフェ・ド・シネマ:
まずは新三部作を作ってくださってありがとうございます。特報映像を見てすごくすごくすごく楽しみにしています。世代を超え時代を超え人々を熱狂させるスター・ウォーズ、本作で大切にしていることはなんでしょうか。新ヒロインのリドリーさんには、撮影時におけるエピソードでなにか話せることがあれば教えて欲しいです。

キャスリーン:
「スター・ウォーズ」は世代を超えて紡がれる家族の話である、ということが根底にあります。善と悪の緊張関係。そして複雑な関係を描くので、いろいろなキャラクターが出てきます。その一人がレイです。

デイジー:
共演しているジョン・ボイエガと私はすごく気が合って、現場では「悪い子たち」扱いされています(笑)。毎日ふざけて、周りを大笑いさせています。特に、2人ともライオンキングが大好きなので、シンバが王子として生まれたシーンを何度も演じては笑いを取っています。すごく楽しいです。


長崎国際テレビ フルモト:
「スター・ウォーズ」シリーズは日本へのオマージュが随所に出ていると思うが、今回もそういうものはありますか?

キャスリーン:
はい、ジョージ・ルーカスが黒澤明をすごく尊敬していることは有名で、「隠し砦の三悪人」のことはよく話をしていると思います。もちろん、サムライ映画だけではなくウエスタンや戦争映画、デヴィッド・リーンなどいろいろなところから影響を受けていて、そういったものはスター・ウォーズの価値観に組み込まれているので、本作でも散見できると思います。

日本テレビ ZIP! グンジ:
お二人は、いま公開されている2つの予告映像以外も見ていますか?また、現在の完成度合いは何%ぐらいですか?

キャスリーン:
ティザーとして公開したのはこの2本ですが、映像としてはまだまだまだまだ撮ったものはあります。現在は撮ったものを編集したファーストカットができた段階で、ここからCGなどの作業があります。あと6ヶ月から7ヶ月、毎日完成に近づけていくことになります。音楽はもちろんジョン・ウィリアムズが担当していて、彼もあと2ヶ月ぐらいすると作業を始めます。

デイジー:
実は私も公開されているティザーしか見ていないので、皆さんと同じぐらい、映像を見たい気持ちでいっぱいです。

ZIP!:
新旧キャストのコラボレーションがあってファンは大興奮でしたが、映画の中でもコラボレーションはありますか?

キャスリーン:
すべてのキャラクターが集まるのが本作の素晴らしいところです。懐かしいキャラクターもいるし、新しい人もいます。

フィギュア王 ライター オザキ:
スティーヴン・スピルバーグ作品を支えてきたキャスリーンさんが、こうしてスター・ウォーズの要職を担当するのは驚きでした。このシリーズ独自の苦労などあれば教えてください。また、新サーガをはじめるにあたって、ジャー・ジャー・ビンクスの登場は検討されたのかどうか、教えてください。

キャスリーン:
挑戦することは好きですので、こうしてスター・ウォーズの新作という困難に挑むということには興奮していますし、これほど仕事が楽しいのは久々です。でも、たまにはスティーヴンが懐かしくなりますね(笑)。ジャー・ジャーについては、「NO!」です(笑)


最後に、R2-D2がツイーっと走ってきて……

「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」KICK OFF MEETINGにR2-D2登場 - YouTube


3人でのフォトセッションが行われました。


「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」は12月18日(金)、全世界で一斉に公開です。

・スタッフ
監督:J・J・エイブラムス
プロデューサー:キャスリーン・ケネディ、J・J・エイブラムス、ブライアン・バーク
製作総指揮:ジェイソン・マガトリン、トミー・ハーパー
脚本:ローレンス・カスダン
配給:ウォルド・ディズニー・スタジオ・ジャパン
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in 取材,   映画, Posted by logc_nt

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