取材

日本再上陸で3時間以上の長蛇の列を作った「タコベル・渋谷道玄坂店」に行って噂のタコスを食べてきた


アメリカで絶大な人気を誇るタコスチェーン店の「タコベル」が、東京・渋谷にお店をオープンさせました。本国アメリカでは熱狂的とも言える人気を持つタコベルの日本オープンがどんな様子だったのか、そしてタコスはどんな味なのか、実際にお店に行って体感してきました。

Taco Bell Japan(タコベル日本)
http://tacobell.co.jp/

TACOBELL JAPAN(タコベル日本)
http://www.tacobell.co.jp/splash/


タコベル渋谷道玄坂店が開店する2015年4月21日の朝、7時前にお店を訪れるとすでに行列がズラリとできあがっていました。


先頭の男性は、なんと前日の19時頃から並び続けていたとのこと。


行列はタコベルのお店へと続く路地を軽々と越え、渋谷のスクランブル交差点方面へと延々と伸びていました。もはや2~3時間レベルの待ちを覚悟する長さです。


朝10時の開店直前になると、お店のスタッフや報道陣、そして先頭に並ぶ人の集団がにわかに騒がしくなってきました。


そしてついに10時の開店を迎えます。「3!2!1!オープーン!」のかけ声でタコベル再上陸の幕が上がりました。

タコベル渋谷道玄坂店オープンでのカウントダウンの様子 - YouTube


続々と流れ込む人の列。しかし、お店そのものはあまり広くはないせいか、しばらくすると流れが止まってしまいました。


ずっとこのままで30分以上待ちの状態。ただし、誰の顔にも疲労の様子は全く見えず、むしろこの記念すべき状況を楽しんでいる様子。


タコベルのキャラクター「タコマン」も行列をイジりに道まで出てきていました。


もちろんGIGAZINE編集部も行列に参戦。ついにお店の入り口が見えてきました。ここまでの待ち時間は、およそ2時間30分。長かった……。


行列を見かねて、お店の人からコーラのサービス。これはうれしい心づかい。


念願の入店。お店の中は木の感じあふれる雰囲気で、紫色のアクセントがなかなかクールな内装になっています。


お店の営業時間は10時から23時まで。イートスペースは1階に30席と地下1階に74席あり、いずれのフロアも禁煙となっていました。


タコスやブリトーなど、注文の方法も書かれていたので初めての人でも安心です。


ついに注文口へ到着。カウンター上にももちろんメニューがあり、店員さんが注文の仕方を教えてくれるので案ずることはありません。


レジの向こうにはキッチンスペースが広がり、オープン当日はさながら戦場のような様相を呈していました。


1階のイートインスペースはこんな感じ。サクッと入ってサクッと食べてサッと帰りやすそうな店内の様子でした。


イートインスペースからは、キッチンをガラス越しに見ることができました。オープン初日とは思えない手際の良さで次々と作り上げられるタコスやブリトーたち。


ふと店内を見回すと、芸能人からの花輪が飾られていました。


ソフトドリンクは、ドリンクバーで提供されていました。コーラやファンタ、スプライトなどの定番銘柄に加え、ドクターペッパーがラインナップされているのは好きな人にはたまらないポイントかも。


地下一階のフロアはこんな感じ。ソファ席があるので、ゆっくり過ごすこともできそうです。


注文したメニューが揃いました。今回は、タコスが2個入った「2タコス スプリーム コンボ」(税込853円)と「ファヒータブリトー コンボ」(税込821円)、そして「ナチョス」(税込680円)を注文してみました。


「2タコス スプリーム コンボ」のセット内容がこちら。タコスにセットするサイドメニューはポテトとナチョチップのどちらか一方を選ぶことができます。


タコスのラップはクリスピーなタイプとソフトなタイプを選ぶことが可能。手に持っているのはクリスピーなタイプのコーンシェルの中に、タコミート(ビーフ)とミディアムソースを組み合わせたタコスです。


ガブリとかぶりつくと、シャキシャキの野菜と細かく刻まれたタコミート、そしてチェダーチーズ、トマトがボリューム満点。心地よいフレッシュなレタスの歯ごたえもあり、サクサクと食べ進めてしまえます。ただ、ハードタイプのコーンシェルはすこし慣れが必要。思いっきりガブリとかぶりつくと、ソースが反対側から勢いよく飛び出すので、用心が必要かも。


そしてこちらは柔らかいトルティーヤ生地でポークとホットソース、チーズにレタスをラップしたタコス。


モッチモチのトルティーヤがボリューム感を倍増させ、満腹感を味わえるメニューでした。


このコンボセットは、チキンや温野菜、メキシカンライスなどをトルティーヤで包んだ「ファヒータブリトー」。こちらもサイドはポテトとナチョチップから選ぶことができます。


手にズッシリと感じるブリトーのボリューム感。あえて違う食べ物で例えると、お寿司の太巻きが一本丸ごとあるぐらいのズッシリ感で、手に取るだけでおなかが一杯になる感じでした。


ガブリとかぶりつくと、チキンとメキシカンライス、そしてソフトな温野菜が予想どおりにボリューム満点。野菜にはパクチー(コリアンダー)の風味を感じるのですが、意外とマッチ。パクチーが苦手な人は少し注意した方がいいかもしれません。


サイドに添えられたポテトにはスパイシーなパウダーがふりかけられており、こちらも濃厚そのもの。指に付いたパウダーをペロリとするのも楽しく感じる瞬間でした。


そして最後に、ナチョスを食べてみます。3種類のソースがセットになっています。


まずはトイルティーヤチップだけをパリパリっと食べてみます。ほわっと温かいチップからは、コーンの風味を感じます。サクサクした歯ごたえもかなりグッド。


そして、ナチョスにつけて食べる3種のディップソース。


トマトをメインにしたサルサソースはけっこうなスパイシーさを感じさせる味付け。とはいっても激辛というわけではないので、辛いものが苦手な人でも安心なレベル。むしろ、ファヒータブリトーよりも強めに感じるパクチー感にギブアップを強いられる人がいるかもしれません。


アボカドソースは、まんまアボカドを感じさせてくれるみずみずしい風味のソース。濃厚すぎることなくサラリと食べられる食感がじつにグッドです。


そして3種の中でもっとも濃厚だったナチョチーズ。「これぞチーズ」と感じさせられるソースで、口の中がチーズで満たされる感じがまたグッドな仕上がりになっていました。


ハンバーガーやサンドウィッチのようなファストフードに比べると比較的なじみが薄いと思われるタコスですが、いずれにも劣らないボリューム感を堪能できるフードとなっていました。タコベルが1980年代に日本に上陸して、その後1度は撤退していることを知っている人も多いと思いますが、改めて味わってみるとなぜ撤退してしまったのか、不思議に思わされるメニューの数々となっているように感じました。

・関連記事
ノートPCよりも大きなファーストフード、タコベル「XXL STEAK NACHOS」試食レビュー - GIGAZINE

メキシコの食事情は美味しさを追求を重ねまくっていて充実しすぎ - GIGAZINE

段々チャレンジメニューのようになってくる3種の辛さが選べるサルサソース「ダニエルズファイアロースト」をいろいろな料理につけて食べてみました - GIGAZINE

「ブリトーが高すぎる」と店員をエアガンで撃った男、モーテルに立て籠もりの末に逮捕 - GIGAZINE

メキシコ風ゆるキャラから理解できないオブジェクトまでアートを愛するメキシコ人の才能が凄い - GIGAZINE

この記事のタイトルとURLをコピーする

in 取材,   試食,   動画, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.