メモ

デモ禁止法案に抗議する市民が考案した驚きの新しいデモ実施方法とは?


スペインでは2014年末に「Citizens Security」と呼ばれる新公安法が議会で可決され同国内で大きな話題となりました。可決された法案は、国会議事堂など主要機関の前でのデモに罰金を科すことが可能になり、政府に対する批判を押さえ込むための法案であると国民からは反対の声が挙がっています。この法案に反対する人々が、新法による処罰を免れるにはこれしかない、という新しい形のデモを実施し、世界でも初となる新しい試みに注目が集まっています。

Spain's hologram protest: Thousands join virtual march in Madrid against new gag law - Europe - World - The Independent
http://www.independent.co.uk/news/world/europe/spains-hologram-protest-thousands-join-virtual-march-in-madrid-against-new-gag-law-10170650.html

Holograms for Freedom」という団体は、新法の施行に反対する世界中のユーザーに対して顔や全身が写った画像データを公式サイトを通して募り、その素材を使ってデモ行進の映像を作成しました。映像には2000人以上のユーザーの画像が使用され、長さも1時間と実際のデモ行進に匹敵するものになっています。

そして2015年4月11日にHolograms for Freedomは、マドリッドにある国会議事堂の前で、作成した映像をプロジェクターを使ってホログラムのように映し出し、バーチャルなデモ行進を実施。デモの様子は下記ムービーから確認可能です。

Spain: Hologram rally outside parliament defends right to protest - YouTube


国会の前を青色の半透明の人たちが声を上げながら行進。


中にはプラカードを持っている人までいます。


最後は国会の前に全員が集まり、新法の施行に反対するメッセージを掲げていました。


新公安法が制定されると、許可なしで国会や大学、病院といった公共の施設に集まることが違法になってしまいます。もし許可なくデモを行えば、デモを率いた団体は最高60万ユーロ(約7600万円)の罰金が科されることになり、多くの人が「新公安法は言論統制法である」と批判しているわけです。

しかしながら、新法が施行されても立体映像という抜け道があることが示されてしまい、スペイン政府の今後の対応がどうなるか非常に気になるところです。

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in 動画,   メモ, Posted by darkhorse_log