メモ

Gunosy(グノシー)が東証上場確定、IPOでその実態がついに明らかに


3月24日(火)0時付けでブルームバーグがスマホ向けニュースアプリを出しているGunosy(グノシー)について、「グノシー:4月下旬に東証上場へ、時価総額400億円-ライバルに先鞭」という速報を出したものの、Gunosyは「本日、一部報道機関において、当社が上場する旨の報道がありましたが、当社が発表したものではございません。また、現段階におきまして決定している事実はございません。」とリリースを出し、「ブルームバーグも日経レベルになったのか?」と思われていましたが、EDINETにて正式に新規公開の有価証券届出書が出され、速攻でGunosyも「株式会社Gunosy 新規上場承認に関するお知らせ」を出し、東証マザーズへの上場が確定しました。

募集は45億2200万円、売出しは36億6320万円、オーバーアロットメントが13億4748万円


事業の概況はこのようになっており、わずか3年半程度でここまで駆け上がってきたことがわかります。最新のデータとなる2015年1月は800万ダウンロードを達成。


で、どうやって収益を出しているのかというのが以下の図。要するに記事を提供してもらって広告を掲載するというのがメイン。


以下の図がすべて、非常にシンプル。広告自体は一定回数クリックされるまで広告掲載を行うCPC課金と、一定回数表示されるまで広告掲載を行うCPM課金の2種類。


今後はニュース配信だけでなく、商品やサービスの予約・購買まで一貫して行える仕組みを構築するということで、ニュース配信付きの楽天みたいな感じになるのかも。


気になる業績の推移はこうなっています。なんだか経常損失とか純損失に目が行きがち。第一期の売上高は41万7000円、経常損失約4500万円で赤字、最終損益も同じく約4500万円で赤字。次の第2期は約3億5900万円の売上高、しかし経常損失はさらに拡大して13億6500万円、純損失も同じぐらいでまた赤字。第3期は約12億7700万円の売上高で、約3億円の赤字。


売上高などをグラフにするとこうなります。いろいろと感慨深い感じになっているような気がします。


株主の状況は以下のようになっており、元アトランティスでGunosy共同代表取締役となり、退任していた木村新司氏が41.12%でトップ。立ち上げた張本人で代表取締役の福島良典氏は3.53%となっています。


なお、公開予定日は4月28日で主幹事は野村証券です。

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in メモ, Posted by darkhorse

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