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ついにAmazonがドローンのテスト飛行許可を取得しドローン配達の実現に1歩前進


ドローンを使って注文から30分でお届けしてくれる新サービス「Amazon Prime Air」の計画をAmazonが進めていることが2013年12月に明らかになりましたが、新サービスの前にはアメリカ連邦航空局(FAA)の厳しい航空規制が立ちはだっていました。しかしながら、ついにAmazonがドローンのテスト飛行の許可をFAAから取得し、ドローンの操作テストやトレーニングを行うことが可能になっています。

Amazon Gets Experimental Airworthiness Certificate
http://www.faa.gov/news/updates/?newsId=82225


Amazon just got an FAA experimental airworthiness certificate for its drones http://t.co/pMlhWlOvTd

— Alex Fitzpatrick (@AlexJamesFitz)

FAAはAmazonに対して「実験的耐空証明書」という許可証を発行。これは、アメリカ国内でドローンのテスト飛行を許可する証明書で、今後Amazonはワシントン州にある私有地でドローンの飛行実験を行えるようになります。これまでにもAmazonはドローンの飛行実験を行ってきましたが、航空規制があるためアメリカ国外で実施していました。また、FAAは一般的なドローンに適用する飛行制限をAmazonのドローンに対して免除することも決定しています。

ただし、Amazonは500フィート(150メートル)以下の飛行高度を要求していましたが、FAAが発行した耐空証明書ではドローンの飛行高度が400フィート(120メートル)以下と定められており、Amazonの要望は通りませんでした。また、耐空証明書はAmazonが所有する特定のドローンに対してのみ発行されているので、Amazonが新しいモデルのドローンを開発しても、そのドローンでテスト飛行を行うことはできません。


さらに、ドローンの操縦者は自家用操縦士の資格および医師の診断書を所持していることが義務づけられています。許可を取得したといってもまだまだ多くの規制がありますが、今まではテスト飛行さえ許されていなかったわけで、FAAの措置はAmazonにとってドローン配達を実現する大きな一歩と言えます。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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