「うん。欲しい」とクリエイターをうならせるVAIOのモンスタータブレットPC「VAIO Z Canvas」でお絵かきするとこうなる


VAIOがクリエイターの声をもとに、クリエイターのために作ったというモンスタータブレットPC「VAIO Z Canvas」の開発実機を借りることができたので、クリエイターにお絵かきしてもらい、モンスターのモンスターたるゆえんを探ってみました。

VAIO | 商品情報 | VAIO Z Canvas
http://www.vaio.com/products/z_canvas/

◆外観チェック
VAIO Z Canvasの開発機はCPUがIntel Core i7プロセッサ(4コアHシリーズ)、メモリは16GB、SSDはPCI-Express接続の超高速512GBモデルを搭載と、タブレットPCの域を超える高性能ぶりはまさしく「モンスター」といえるもの。また、12.3型(画面比率3:2)の2560×1704という高解像度液晶ディスプレイを採用しています。


左側面にはヘッドホン端子、USB3.0端子×2、SDカードスロット、Mini Display Port、HDMI端子、LANポート、ACジャック。


VAIO Z Canvasは薄型タブレットにもかかわらず有線LANポートを搭載しています。これは、デスクでの作業やサーバーへサイズの大きなファイルを転送しやすいようにというクリエイターに対する配慮。


手元側はこんな感じ。


右側面は真ん中にペンホルダー取り付け穴、音量ボタン、電源ボタン。


天面には排気用のスロットがあり、それを挟むように左右に2つのボタンがあります。


裏返すとこんな感じ。


VAIO Z Canvasのキックスタンドは側面部分にヒンジがあるスタイル。


最初だけクイっとやると、スーっとなめらかに開きます。この「繊細さ」はクリエイター向けに特化したモデルならではのこだわりなのかもしれません。


立てるとこんな感じ。


約75度くらいまで開きます。


もちろん角度の調整は自由自在。衝撃的なのはそのヒンジの機構。ディスプレイを寝かせる場合は、ペンでの作業を想定してディスプレイ面に強い力をかけてもびくともしない固さなのに、反対にディスプレイを立てる場合は小指でも簡単に調整できる軽さで動かせ、ぴたりとその角度に設定できます。無段階に自由な角度調整が可能で、「ちょっと角度変えたい」というクリエイターに負担をほとんどかけない独自機構のデキの良さは、ちょっと触るだけで分かるレベル。


このヒンジ機構の「凄さ」は映像では表現しにくいのが辛いところですが、角度を調整する様子は以下のムービーで確認できます。

VAIO Z Canvasのスタンドの調整機構はストレスフリーで秀逸 - YouTube


独自のヒンジ機構と、必要な部分に正確に設置された滑り止めラバーによって、この「使って気持ちいい」感覚が生み出されているようです。


VAIO Z CanvasはOSにWindows 8.1 Proを採用。当然、Windows 10へのアップグレードパスも期待できます。


持ち運ぶ際にはカバーを兼ねる着脱式のキーボード。


アルミ製の筐体は、極薄・軽量なのに剛性感あり。


キーボードはディスプレイ右下の接点でドッキングします。


キーボードを重ねて下から軽く押すと……


マグネットでヌルっと合体。キーボードを取り付けるという作業もストレスフリー。


脇に抱えるとこんな感じ。マグネットが外れる不安はまったくなし。


付属のペンフォルダを装着して……


デジタイザペンを挿せば準備万端。


なお、キーボードはタブレットPCに合体させた状態で充電します。


付属のデジタイザペンは「VAIO Z」のものと同じようです。


ペン先が交換でき、グリップ部分に大小2つのボタンがあるのも同じ。


◆使ってみた
VAIO Z Canvasはクリエイターの要望を形にしたハードウェアで、初心者からプロまで幅広いクリエイターの創作活動を助けるツールとのこと。ならばクリエイターに使ってもらってVAIO Z Canvasの真価を問うべき、というわけで、GIGAZINEのトップ画でもおなじみのイラストレーターmeraさんに、ガシガシ使ってもらいました。

「ほうほう、これがウワサの……」とVAIO Z Canvasを手に取りじっくり眺めるmeraさん。手にした感想は「軽くてスタイリッシュ」


プリインストールされていたイラストソフト「CLIP STUDIO PAINT PRO」はあまり使い慣れていないソフトとのこと。「さて、何を描こうかな~」


ペンのタッチをチェック中。普段はWacomのペンタブレットを使っているmeraさんは、ガラスディスプレイとつるっとしたペン先によるタッチに慣れない様子。「もう少しザラっとした感触が好みなので、ペン先はオプションで数種類ラインナップしてもらえるとうれしい」とのこと。


ほとんど視差がないことは驚きで、目との距離が離れてしまう大画面ペンタブレットよりもずっと描きやすい、とmeraさん。ただし、タッチの時にわずかにディスプレイが揺れるのが気になる様子。しかし、13.3インチと小ぶりな軽量タブレットなのでこれは致し方ないところ。


ショートカットキーを操作するキーボードはタブレットと左右に並べるようにして使うmeraさん。このような使い方をするクリエイターは多いそうで、タブレットとキーボードを分割できるVAIO Z Canvasのスタイルは「大正義」とのこと。


meraさんが高く評価するのがVAIO Z Canvasの外観のデザイン。片手で持ったときにイラストに触れないようにとの配慮が感じられるベゼル幅は広すぎず狭すぎずで絶妙とのこと。また、「無地の机にポンと置いたときに映える」とデザインの良さを表現。クリエイティビティを刺激するのに道具のデザインは重要だそうで、「だって、かっこいい方がいいじゃないですか!」と語っていました。


画面左上のショートカットボタンをポチっ。


すると画面左からショートカットキーが縦一列に表示されました。左手を常にキーボードに置いておくのは意外とつらいので、よく使うショートカットキーを配置できるのはとても便利。


楽しげにペンを走らせるmeraさんは、VAIO Z Canvasに慣れてきたようで、サクっと下絵を描きました。


下絵をトレースしていきます。


そのとき、meraさんの手が止まりました。画像の丸で囲んだ点は、体のどこかが画面に触れてしまいついた痕です。指、つめ、どこが触れたかは分からないそうで、こういう意図しないミスタッチはなかなかやっかい。


このような誤タッチを防ぐために、VAIO Z Canvasのディスプレイ右上にはタッチ無効/有効を切り替えられるボタンがあります。これで、意図せぬ誤タッチを予防でき、創作活動がはかどるというわけです。


タッチを無効にしてサクサク描き進めていきます。


隣で見ていて楽しくなってくる創作風景。


イラストを拡大・縮小させながら、どんどん完成に近づけていきます。


使い慣れないソフトとはいえ、さまざまなツールをチェック。


「星B」というツールを発見。


こんな風に星のマークがちりばめられました。


色合いを調整したら……


完成!


meraさんがVAIO Z Canvasでお絵かきする様子を早送りで見るとこんな感じ。

VAIO Z Canvasでイラストレーターmeraさんがお絵かきする早送りムービー - YouTube


あっという間にイラストが完成しました。meraさんによるとVAIO Z Canvasは液晶の発色がものすごく良くて目にやさしいとのこと。また、キーに印字された文字の大きさ・幅などが認識しやすいようデザインされているところなど、「とてもよく考えて作られているなぁ」という印象を受けたとのこと。タッチ無効ボタンは非常に便利で、慣れてしまうとないと困りそうで怖いレベルだそうで、「うん。欲しい」と一言でまとめていました。


・おまけ
meraさんがVAIO Z Canvasを高く評価していたのがモバイル性能。一般人がメモを「文字」で取るのに対して、イラストレーターなどのクリエイターの多くは「絵」でメモするとのこと。持ち運び可能なVAIO Z Canvasがあれば、ひらめいたアイデアをすぐにイラストで描きとめ保存することが可能。さらに、カメラでパシャパシャ写真をとったり、インターネットで調べ物をしたりと創作活動に必要なことがすべてこの1台で完結するというわけです。


クリエイターをうならせる性能、機能、デザイン、モバイル性能を兼ね備えたVAIO Z Canvasは、ウワサに違わぬ「モンスタータブレットPC」と言えそうで、発売予定の2015年5月に向けて、さらに完成度を高めるべくブラッシュアップを重ねているとのこと。VAIO Z Canvasは、Core i7(Hシリーズ)、8GBメモリ、256GBのSSDのモデルが20万円台後半から販売される予定で、最上位モデルは1TBの高速SSDを搭載するモデルも用意される予定です。

◆2015/05/21追記
VAIO Z Canvasが2015年5月29日に発売されることが正式に決定しました。価格はオープンプライスですが、ソニーストアでは「24万9800円(税別)から」となっています。

VAIO Z Canvas|ソニーの公式通販サイト ソニーストア(Sony Store)
http://store.sony.jp/Special/Computer/Vaio/Z_canvas/index.html

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