約40年前の時点で商品管理の全自動システムが完成していたことが分かる昔のスーパーマーケットのムービー


POSシステムなどの情報管理システムによって、店頭の商品在庫の管理や将来の商品発注の全自動化が進んでおり、人間が頭を悩ませることなく商品管理ができるようになっています。37年前のイギリスで試験的に導入されていた「全自動決済ターミナルシステム」を見れば、すでにその時点で現在の商品管理システムの原型は完成していたことがよく分かります。

Electronic supermarket checkout terminals (1978) - YouTube


これは1978年のイギリスのスーパーマーケット。ある最新システムが試験的に導入されているとのこと。


それは、この決済システム「全自動決済ターミナル」。まず、お客さんはレジで購入する商品を提出。


店員さんは商品を見ながらポチポチとレジスターに入力していきます。


当時はタイプライタータイプの機械式レジスターが主流だったのに対して、全自動決済ターミナルシステムのレジスターには最新のマイクロプロセッサ内蔵でコンピュータ化。電子式オートメーションの"はしり"というわけです。


電子式レジスターは機械式レジスターにできないさまざまな事が可能。もちろん合計金額を計算してくれます。


全自動決済ターミナルシステムでは、クレジットカードでの支払いもOK。


カード番号と金額を打ち込むだけで現金のやりとりなしで決済が可能。


仕組みはこんな感じ。レジが自動的に銀行口座に電話をかけます。


そして、お店の銀行口座とも通信。


お客さんの銀行口座からお店の銀行口座にお金が移動して、決済完了というわけです。なお、このクレジットカード決済システムはすでにニューヨークでは実用化済みとのこと。


さらに全自動決済ターミナルシステムのすごい機能は、販売した商品をすべて把握して管理するところ。


店頭の在庫を管理できるため、必要な商品をバックヤードに伝達することが可能。


さらに商品在庫はベルトコンベアで運搬されます。


パッケージの横には各商品の情報を記載したラベルが貼り付けられており……


通り過ぎる箱のラベルをカメラが記録。


商品情報はすべて印刷されて管理・保存されます。


品切れになりそうな商品は……


ベルトコンベアが選び出して持って行ってくれます。店頭に搬送する商品を探したり、どの商品を送り出すかを考えたりするのはすべてコンピュータが行ってくれるので、在庫管理に頭をひねる必要はなくなるというわけです。


レジで売れた商品の情報は……


商品倉庫と共有。


倉庫で働く人は最小限。


人間の仕事は、運ばれてきた商品をどのベルトコンベアに持って行くかを確認して受け渡すだけ。


電子式レジスターは入力する内容は全部記録。記録するのは売り上げ情報だけでなく……


いつ打ち込まれたかの正確な時刻や各店員の打ちこみ速度、さらにはミスした回数までチェックします。


このムービーが製作された後にバーコードを使ったPOSシステムが本格的に普及して、さらにオートメーション化が進むことになりました。レジでの商品入力方法や倉庫でのパッケージ読み取り方法などは現在では無線チップを使った方法などへと進化していますが、「情報」を収集して管理することで生産性を高めるという手法自体は約40年前の時点で完成の域に達していたようです。

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