GoogleドライブのファイルをWord・Excel形式に変換して同期しオフラインでも作業可能な「Insync」
GoogleドライブにあるファイルをPCやスマートフォンに同期するソフトウェアは多々ありますが、「Insync」はローカルに同期する際にスプレッドシートやドキュメント形式で保存されているファイルを自動でExcelやWord形式などに変換してくれるというソフトウェアです。15ドル(約1800円)する有料ソフトウェアですが、15日間無料トライアルを実施中とのことなので、使い勝手を確認してみました。
Try Insync Plus
https://www.insynchq.com/try/plus
上記URLを開いて「Select Google account」をクリックします。
「Eメール」「パスワード」を入力して「ログイン」をクリック。
「承認する」をクリックします。
「Try Insync Plus」に申し込むとWindows・OS X・Linux・Android・Windows Phoneという複数のプラットフォームで15日間試用可能になります。今回はWindows版Insyncを使用するので、「Windows XP, Vista, 7&8」の下にある「Download」をクリック。
「ファイルを保存」をクリックしてダウンロード開始。
ダウンロードが終わったらインストーラーを起動します。
「実行」をクリック。
「Next」をクリックします。
「Install」をクリックします。
「Run Insync」のチェックを外して「Finish」をクリックします。
スタートメニューに追加されている「Insync」を起動。
もしくはタスクトレイに追加されているInsyncのアイコンをダブルクリックで起動します。
Insyncで同期するGoogleのアカウントを設定するため、「Eメール」「パスワード」を入力し「Sign in」をクリックしてログイン。
「Accept」をクリックします。
「Advanced setup」をクリック。
Googleドライブを同期する場所を指定します。今回はPCのデスクトップに作成した「insync」というフォルダを選択。「Do not automatically convert Google format files(e.g. Docs)」のチェックを外して「Next」をクリックします。
ローカルのフォルダに同期するGoogleドライブのファイル「My Drive」を選択して「Done」をクリックします。
最後に「Done!」クリックして同期の設定は終了。
同期しているGoogleドライブのアカウントにはテスト用にドキュメントの「Insyncテスト」とスプレッドシートの「Insyncテスト」が保存されています。
テスト用スプレッドシートはこんな感じで、全角・半角のアルファベット・数字・カタカナ・ひらがなを使用しました。
テスト用ドキュメントもスプレッドシートと同じく、全角・半角のアルファベット・数字・カタカナ・ひらがなおよび記号を使用し、同期したファイルできちんと表示されれるかチェック。
Googleドライブと同期させているPCのフォルダ「insync」を開いてみます。
登録しているアカウントのフォルダを開きます。
同期フォルダ内には「Insyncテスト.docx」と「Insyncテスト.xlsx」が保存されていました。つまり、Googleドライブで作成したドキュメントやスプレッドシートを同期する際にWordやExcel形式に自動で変換して保存してくれるというわけです。
実際に「Insyncテスト.xlsx」を開くと、文字の表記がおかしくなっているということはなく、条件付書式で設定したセルの色もしっかり反映されていました。
「Insyncテスト.docx」もこの通り、表示に全く問題ありません。
試しに「Insyncテスト.xlsx」をローカルで編集し保存してみると……
Googleドライブ内のスプレッドシートに即座に反映されていました。
「Insyncテスト.docx」も同様に文を追加して保存。
Googleドライブのドキュメントを見ると、同期されていることを確認。オンライン時はGoogleドライブで作業して保存し、オフライン時はOfficeで編集できるというわけです。
タスクトレイのアイコンを右クリックし……
アカウントを選択して「Settings」をクリックすると……
設定画面が開きます。この画面で「Selectively sync your files & folders」をクリック。
ドキュメントの「Insyncテスト」のチェックを外せば、そのファイルだけ同期をストップさせることが可能です。
Try Insync Plusに申し込むとAndroid版「Insync」も15日間無料で利用できるのでインストールしてみたのですが、同期の際にOffice形式にファイルを変換することはなく、かつ編集が不可能で、動作がかなり不安定だったため、記事執筆現在では利用価値を見いだせませんでした。スマートフォンやタブレット端末ならGoogle製の「Googleドキュメント」や「Googleスプレッドシート」を使った方がよさそうです。
なお、Insyncは複数のGoogleアカウントを登録することが可能なので、アカウントを何個も所持していても問題なく使用できます。
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