大都市と地方の格差をわかりやすく示してくれる「地方格差検索」


大都市と地方の経済格差が叫ばれて久しく、さらにその差は拡大傾向にあるということがもっぱらの問題になっています。そんな経済格差を「1人あたりの収入額の違い」で比較して、分かりやすい例とともに示してくれるサイトが「地方格差検索」です。

地方格差検索を作りました。:村上福之の「ネットとケータイと俺様」:ITmedia オルタナティブ・ブログ
http://blogs.itmedia.co.jp/fukuyuki/2015/02/post.html

このサイトは株式会社クレイジーワークス代表で、「オルタナティブ・ブロガー」としての肩書きも持つ村上 福之氏によるもの。村上氏は「地方格差検索」を作った狙いを以下のように説明しています。

今住んでいる地方自治体を入力すると、どんだけ格差があるか教えてくれます。たとえば、大阪市は東京都港区とチキンナゲット18,142個分の格差があるのかーと、教えてくれるサイトです。

はたしてどのように教えてくれるのか、まずは以下のサイトを開いてみると非常にシンプルなページが表示されました。

地方格差検索|
http://kakusa.x0.to/


「都道府県を選ぼう」「市町村を選ぼう」ということなので、プルダウンメニューから選択します。


そして最後に「送信」をクリック。


そして表示されたのがこの検索結果。大阪府茨木市の平均年収は343万円で、基準となる東京都港区の住民よりも、なんと472万円も年収が低いということがわかりました。月収ベースでもじつに39万円も差があるということですが、最も重要っぽく表示されているのが「年間でラーメン二郎6,742杯分の格差です」という表示。


「港区民が343万円+472万円=851万円ももらってるのなら、じゃぁその周辺はどうなんだ」ということで、隣接するいくつかの区で検索してみた結果がこちら。隣接するエリアでも意外なほど格差が生じているという結果が表示されました。それにしても、参考となる商品が「フリスク」や「ペヤング」など身近すぎる商品で、しかも個数が半端ないあたりが参考になるのかならないのかよく分からないところです。


東京に次ぐ経済圏である大阪市で検索したところ、大阪市民は港区民に比べてペヤング換算で2万8863個も収入が少ないという結果が分かりました。ペヤングは関西での普及率が比較的低いので、日清焼そばU.F.O.で比べてもらえると、もっと感情にグッときたかもしれません。


名古屋市でも検索。すき家の牛丼で1万2131杯分の格差があることが判明しています。


大都市圏ばかりでなく、もっと穏やかな空気が流れる場所はどうだろう、ということであまり根拠はありませんが沖縄県石垣市をチョイス。港区民からはかなり大きく水をあけられる結果となりましたが、そんなことはあまりどうでもよく、どこからか「なんくるないさー」いう声も聞こえてくる気がしました。


なお、作者の村上氏によると、各都市の収入データは「納税者全体の統計の平均値なので、給与所得者平均値はこれより3割くらい高いかもです。年金生活者やパートの人も含むため低くなります」とのこと。あまり細かいことは気にせずに「あいつの町は」と比べたりして一喜一憂するのが楽しそうです。

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