メモ

世界の偉人たちが最もクリエイティブだった時期は?

By thierry ehrmann

アーティストのオリヴァー・ウベルティ氏は、1300年から現在までに活躍したアーティストや作家、詩人、学者、IT関連の起業家など177人について、彼らの全盛期は何歳ぐらいの時だったのかをインフォグラフィックとしてまとめています。

Lifelines | oliver uberti – portfolio
https://oliveruberti.wordpress.com/2013/04/19/lifelines/

When The Great Creative Minds Peaked - Business Insider
http://www.businessinsider.com/when-the-great-creative-minds-peaked-2015-1


アーティストのウベルティ氏が作成したインフォグラフィックは以下のもの。超絶巨大なグラフなので、パッと見ただけでは一体これが何なのかは全く分かりません。


このインフォグラフィックは、177人の偉人を生まれが早い順番に時計回りに配置。中央の「Birth」と書かれた部分から伸びるカラフルなラインは各偉人の寿命を表し、ラインの色は各偉人がどの分野で活躍した人物なのかを示しています。ラインの色は全部で5色で、黄色はアーティスト、水色はIT関連の起業家、赤紫は詩人、緑色は学者、青紫は音楽家を表しています。

古い方は画家・建築家のジョット・ディ・ボンドーネ、詩人のジェフリー・チョーサーから始まっており、最も若い偉人としては「Tumblr」の創業者であるデイヴィッド・カープがノミネートされています。また、「IT関連の起業家」としてインフォグラフィックに名前が書かれている中で最も早く生まれた人物はスティーブ・ジョブズで、水色のラインは時計でいうところの11時55分から12時までの辺りに集中しています。


ウベルティ氏は偉人が残した最も偉大な発見や作品、功績などが完成した年を、各偉人の「クリエイティブさが最も盛んだった時期(創造性の最盛期)」と定義しており、これをインフォグラフィック内では黒色の点で表しています。さらに、「もしも、ひとりの作曲者が3つの素晴らしい曲を作曲したならば、3曲の内ちょうど2つ目に作られた曲が完成した年を最盛期とする」とコメントしており、複数の偉業を成し遂げた人物の「創造性の最盛期」をどのように定義づけるのか、について語っています。

この「創造性の最盛期」に注目してインフォグラフィックを見てみると、各偉人が残した絵画や曲、発見や功績などの60%は、各偉人が30代から40代の間(THE GOLDEN YEARS)に作られていることが分かります。

例えば、物理学における電磁場の基礎理論を確立したマイケル・ファラデーのラインは以下の画像の緑色のラインで、「創造性の最盛期」はちょうど30歳の頃。


他にも、マリ・キュリー(キュリー夫人)は放射線を30歳の頃に発見、ミケランジェロがシスティーナ礼拝堂の天井画を完成させたのは37歳の時、そしてグスタフ・マーラーが交響曲第5番を完成させたのは42歳の頃で、これらはすべて「THE GOLDEN YEARS」に当てはまります。

世界の偉人は30歳~50歳までの間に偉大な功績を残してきた、という事実がインフォグラフィックを見るとよく現れており、中には70歳を超えてから最盛期を迎えている偉人もいるので、人生チャレンジするのに「遅すぎる」と思うのはもしかすると間違いなのかもしれません。

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in メモ, Posted by logu_ii

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