ハードウェア

センサーを内蔵して適切なミルクの量がわかるスマートほ乳瓶「Baby Glgl」


2015年1月にアメリカ・ラスベガスで開催された家電テクノロジー見本市「CES 2015」の会場には世界中から数多くの最新家電が集結していたのですが、フランスの食事用品メーカー「Slow Control」からはセンサーを内蔵して赤ちゃんの食事を管理できるスマートほ乳瓶カバー「Baby Glgl(ベイビー・グルグル)」が発表されていました。

Let’s talk about the BABY GLGL ! | Slow Control
http://blog.slowcontrol.com/?p=110

The company behind the food-tracking fork now gives you the milk-tracking baby bottle | The Verge
http://www.theverge.com/2015/1/4/7492531/the-company-behind-the-food-tracking-fork-now-gives-you-the-milk

写真の右側に写っているホルダー状のデバイスがBaby Glglの本体。左のほ乳瓶は一般的に販売されているもののようです。Baby Glglは本体内に重量センサー、傾きセンサーなどを搭載しており、赤ちゃんにミルクを与えた時間や飲んだ量、そしてほ乳瓶の角度を計測できるようになっています。


実際にミルクをあげる時に、このようにほ乳瓶が逆さまになると……


ほ乳瓶の角度に応じてランプが点灯し、現在の角度が適切かどうかを教えてくれるようになっています。角度が適切でないと赤ちゃんがミルクと一緒に空気を飲み込んでしまったり、ミルクを飲み過ぎることにもつながるため、お母さんにとっては安心の機能かも。


底の部分には重量センサーを内蔵しており、重量の変化から赤ちゃんが実際に飲んだミルクの量を測定できるようになっています。ちなみに、商品名の「Glgl(グルグル)」は、英語で「ゴクゴク」を意味する「glug glug」からつけられたものだそうです。


こうして得られたデータは、現在開発中のスマートフォン用アプリで管理することが可能。


アプリを使うと、以下のようなデータを管理することができるようになるとのことです。
・ミルクを飲んだ時刻
・ミルクを飲んだ量
・ミルクを飲んでいた時間
・誤って空気を飲み込んだ場合のアラーム機能

現在開発が進められているBaby Glglは、2015年6月ごろに市販化される予定とのこと。価格は100ドル(約1万2000円)程度になる見込みです。


なお、Baby Glglを開発するSlow Controlは、食べるスピードや癖をトラッキングして不適切な早食いを防止するスマートフォークの「HAPIfork(ハピフォーク)」といった製品も開発・販売しています。

HAPI.com : Enjoy Your Food with HAPIfork by Jacques Lépine
https://www.hapi.com/product/hapifork

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
赤ちゃんの成長にはDNAのほか両親の生活の質も影響を与えることが判明 - GIGAZINE

フィンランドの乳児死亡率が世界一低いのは段ボールで赤ん坊を育てているから - GIGAZINE

妊娠中の運動は赤ちゃんの脳の成長をロケットスタートさせる効果がある - GIGAZINE

「食べたくなるほどかわいい」赤ちゃんの匂いに麻薬のような効果があることが判明 - GIGAZINE

赤ちゃんは犬語を理解できる - GIGAZINE

思わず笑ってしまう、正しい赤ちゃんの扱い方 - GIGAZINE

in ハードウェア,   , Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.