ギークのためのFirefox OS搭載スマホ「Fx0」で何ができるのかを示すハッカソンの様子はこんな感じ


オープン性を象徴する透明ボディのFirefox OS搭載スマートフォン「Fx0」は「日本中のギークさんに是非ともいじりたおしてもらいたい」ということで登場しました。デザインだけでなく中身の自由度も大きな特徴で、すべてHTML 5・JavaScript・CSSで作られ完全にウェブでできているOSとしては初めてのものだとのことですが、一体どんなことが可能になるのか、「au Firefox OS Event」で行われたハッカソン会場の様子を見てきました。

au Firefox OS Event
http://www.au.kddi.com/pr/fxos/

ということで、ハッカソン会場に入っていきます。会場はファンミーティング「au Firefox OS Event」が行われている隣の部屋。


ハッカソンとは「ハック」と「マラソン」を組み合わせた造語で、ソフトウェア開発者たちがチームとなり、1つの主題に合わせて共同開発を行うイベント。今回のテーマは新たに発表されたFirefox OS端末で、Firefox OSが持つ拡張性の高さに着目したデモンストレーションが行われるとのこと。


今回のチームは「キツネダイ」「コブダイ」「シマダイ」の3つ。キツネダイチームは標準技術のHTML 5の特徴を生かして「オープンなつながりがもたらすアイデアの積み上げ」を、コブダイチームはOSの軽さを生かした小さなデバイスへの活用を、シマダイチームは「サーバ機能を活かして次々にデバイスを動かす」デモンストレーションを行います。


会場の様子はこんな感じ。テーブルが大きく6つ配置してあり、3つのチームがそれぞれのテーブル周辺で開発を行っています。


部屋の隅にはお菓子やお茶など。11時にオープニングが始まってから16時20分までぶっ続けのイベントなので、ここでエネルギー補給をするわけです。


以下がキンメダイチーム。


テーブルの上にはPCや発表されたばかりのFx0などが散らばっています。


Fx0が載ったロボット掃除機を発見。


さらにプレゼント箱が映った巨大なディスプレイも。


何やらディスプレイの前で作業しています。


何をしているのですか?と尋ねたところ、ルンバの下に取りつけたFx0のNFC機能を使った仕掛けを作成しているとのこと。キンメダイチームはFx0に内蔵されたセンサーやカメラの機能を使って、まるでラジコンのようにロボット掃除機を操作していくとのことです。


ディスプレイの隣には謎の家もありました。


もこもこの上に載せられたフォクすけ。一体どんな完成図になるのか、全くの謎です。


続いてコブダイチームのスペース。


何やら標識のようなものが表示されています。


ブルース・リーのコスチュームに身を包んだ開発者さんが手に持っているのは……


KDDIから開発者に無料で配られたFirefox OS用の開発ボード「Open Web Board」。Open Web Board はBluetooth LEに対応しており、ZigBeeを使えばさらに幅広い使い方が可能になるとのことです。


一方、コブダイチームの別のテーブルに、こちらも台座に乗せられたフォクすけを発見。


コブダイチームはFx0を使ったナビゲーションシステムの開発によって、Google Mapsのようにスマートフォンを見ながら道順を見なくても、GPS機能やBLEでユーザーの位置を検知して路上のLEDディスプレイに表示したり、メガネ型端末にAR表示したり、可動式の標識を動かすことを思い描いているとのこと。「パーソナライズな地図」という近未来的なコンセプトなので、Fx0のシステムの受け皿が街中に必要になることや、複数ユーザーでの使用による混線の問題も考えられるのですが、今回のハッカソンで、まずはコンセプトの提起を行います。本を探している時に目的の本がある本屋近くを通ると教えてくれたり……


ユーザーに合わせて標識が変化するといったビジョンを描いているとのこと。


先ほど台座に載っていたフォクすけは標識だったわけです。


台座の下にはモーター。


基板にはArduinoを使用し、Zigbeeでセンサーネットワークを構築しています。


またあらゆるモノがウェブにつながる「Web of Thing(WOT)」にも着目。開発プラットフォーム「Gluin」を使えば、これまでは「家電とスマートフォンを連携させる」といった個々のデバイス同士を連携させる形だったのが、ウェブを介してあらゆるデバイスを連携させることが可能に。「部屋から2人退室すると自動的にテレビが消える」「1人が退室したら自動的に映画が停止し、戻ってきたら再開する」といった機能を持たせることもできるとのこと。Firefox OSはJavaScriptを使っている端末のハードウェアに直接統合できるHTML5アプリケーションが動作するように設計されているため、これまで以上に簡単かつ自由にアプリ開発が行えるようです。


最後はシマダイチームのスペース。


大きなディスプレイにFirefox OSの画面が表示されています。


机の上にはFx0。


ここにも不思議なものがたくさんありました。クラッカースタンドや……


ツリー。


フォクすけ色に塗られたドローンも発見。


鈴の取りつけられた謎の箱。


ギフトボックスからは何が出てくるのか……。


なお、Fx0はハッカソン当日に受け取ったばかりで、それ以前は開発者向けのリファレンス端末「Flame」を使っていたとのこと。今まではPCやFlameから操作を行っていましたが、これから16時20分までの作業時間で、これらのアイテムを全てFx0から操作できるようにしていくわけです。


ということで、ハッカソンの成果プレビューはau Firefox OS Eventの後に行われました。

auがFirefox OS搭載スマホ「Fx0」を発表した「au Firefox OS Event」まとめ - GIGAZINE



ということでハッカソンの成果発表。


ハッカソンにはプログラムができる女優、池澤あやかさんも参加していたのですが、会場が混線していたため動くはずのフォクすけが動かず焦る一幕もあり。想像通りにモノが動かないのもハッカソンならではです。


最終的にフォクすけはFx0と連動して手を叩いたり尻尾を振ったりできるようになっていました。


キンメダイチームは先ほどとは違うコスチュームで登場。


謎の段ボールハウスはフォクすけの家だったようです。


NFCで制御された道を通ってフォクすけが進んでいくというわけでした。


続いてコブダイチーム。


壇上を降りたところにあるディスプレイの前に行くと……


「こちら およそ50m」という標識が現れました。ハッカソン最中に「パーソナライズされた道案内」ということを語られていたのですが、それが実現したというわけです。


さらに歩いていると、道に矢印が現れました。これもユーザーを認識して道案内をしてくれる仕組み。


一方、リア充の人が別のディスプレイの前に立つと、リア充に役立ちそうな情報が表示されました。


フォクすけの案内に従って、そこに向かう非リア充。


先ほどまでカップル向けスポットが表示されていた場所には「田中社長と過ごすクリスマス」のオススメスポットが表示されたのでした。


最後はシマダイチーム。


シマダイチームは無事Fx0を使ってドローンを飛ばせるのか?とドキドキしていましたが、フォクすけカラーのドローンは一時的に無事飛行。しかし、途中で墜落してしまってからは人力で動かされていました。


また、1台のFx0をサーバとして利用することで音楽を奏でることにも成功。


謎のギフトボックスからは……


タイガースの衣装を着たフォクすけが現れました。


お金のことは度外視してとにかく楽しいものを作ろう、ということで開発されたFx0は、プログラミングをある程度理解していれば簡単にカスタマイズ可能で、まさに「作る楽しみ」を実現するデバイス。au Firefox OS Eventのハッカソンは、Firefox OS用の開発ボード「Open Web Board」や開発プラットフォーム「Gluin」を使えば、これまでのスマートフォンに不可能だったことを実現するという、Fx0がまさに未来のデバイスであることを実感させてくれました。

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