2014年第3四半期にスマホは全世界で20%増、特にXiaomiは300%成長


今やフィーチャーフォン(ガラケー)をメインで使う人が少数派になるほど、ほとんどの人がスマートフォンを持っているのではないかと感じるような世の中になりました。2014年は特に新興市場において過去最高の成長率を見せており、全世界で第3四半期のスマートフォンの売上高が前年比で20%増加したという調査結果をIT分野の調査・助言を行うガートナーが発表しました。

Gartner Says Sales of Smartphones Grew 20 Percent in Third Quarter of 2014
http://www.gartner.com/newsroom/id/2944819

ガートナーの2014年第3四半期のスマートフォン調査によると、全世界のエンドユーザーに対する携帯電話市場の売上は水平を保っていますが、スマートフォンの売上は20.3%増となり、3か月間合計で3億100万台が販売されたとのこと。以下は世界トップ5社のスマートフォン売上台数と市場占有率の1年間の推移を一覧にしたもの。世界最大のスマートフォンメーカーといわれたサムスンは前年に比べて市場占有率を落としていますが、Huawei・Xiaomi・Lenovoと中国系メーカー3社が著しく数字を伸ばしており、特にXiaomiの市場占有率は3倍以上に増加しています。


フィーチャーフォンと廉価なAndroidスマートフォンの価格差が縮小しているため、フィーチャーフォンの売上は2014年第3四半期において25%の減少となっており、スマートフォンは携帯電話市場の66%を占めるようになりました。ガートナーは2018年までに携帯電話10台のうち9台がスマートフォンに切り替わる、と推測しています。2014年のスマートフォン市場は東ヨーロッパ・中東・アフリカ諸国の新興市場において著しい成長率となり、スマートフォンの売上は前年比で50%も増加。成熟市場のアメリカではiPhone 6/6 Plusが市場促進に貢献し、2014年第3四半期で18.9%の売上増加をもたらしました。一方で西ヨーロッパ諸国では5.2%の減少となっているとのこと。

ガートナーはホリデーシーズン中にiPhone 6/6 Plusが記録的な売上を見せると予想していますが、「プリペイド方式が盛んなヨーロッパ市場において、低コストLTEを売りにする中国メーカーやローカルブランドも過小評価できない」と述べており、今後も新興市場を中心にさらなる成長を続けるとのこと。そのため、2014年の全世界のスマートフォンの総販売台数は12億台に達するとガートナーは考えています。

以下はOS別の販売台数と市場占有率を表したもの。中国メーカーの成長はAndroid OSの販売台数を前年比で22%増加させて市場占有率上昇に貢献しています。iOSの市場占有率は0.6ポイントアップとなり、Windows Phoneは0.6ポイントダウン、Blackberryは1ポイントのダウンとなりました。Androidが猛烈に押し上げる結果となっていますが、iOSは販売台数も前年比で約800万台増加しているため、どうにか競争に押し負けず利益を出すことに成功しています。


今回、トップメーカー5社の中に中国系メーカー3社が入ったのは、低価格でそれなりのスペックを提供する中国ブランドがAppleやサムスンなどの高額スマートフォンを購入できないユーザー層の取り込みに成功したため。サムスンはフィーチャーフォンおよびスマートフォン市場の両方で市場占有率が減少するという結果になっています。特に西ヨーロッパとアジア諸国でサムスンのスマートフォン需要が落ち込んでおり、これまでのサムスンの最大市場だった中国における販売台数は、前年比で28.6%の減少となっているとのこと。

2013年のXiaomiの売上高は266億人民元(約5000億円)で、利益は3億4750万人民元(約65億3500万円)、営業利益率はわずかに1.8%。Cnetによるとサムスンの2013年の営業利益率が18.7%、Appleの2013年の営業利益率が28.7%なので、相当な低さ。しかし、2014年は市場拡大のために原価率の低いスマートフォンへの投資を行って、売上高が前年比336%増になるという大成功を収めています。

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