ゲーム

ウェブ開発者が6歳の息子とコラボしてゲームを作成する様子を公開


小さな子どもにとってスマートフォンやタブレット端末は格好の遊び道具で、ゲームアプリに熱中してスマートフォンを返してもらえないという経験をする人も多いはず。しかし、子どもの好奇心はゲームをプレイすることだけでなく、ゲームを作るという行為にも向けられることもあるようで、あるエンジニアが子どもにせがまれて一緒にゲームを作った様子を公開しています。

Building a Game With a 6-Year-Old
http://johnpolacek.com/2014/11/29/building-game-6-year-old/

ウェブ開発者のジョン・ポラチェックさんは、感謝祭の週末に6歳の息子と一緒にゲームを開発したことをブログにつづっています。


ポラチェックさんはウェブ開発者として培ったスキルを活用して、数年前に息子のジャック君のためにタブレット端末でアルファベットを学習できる知育アプリ「Match the Letter」を開発しました。 なお、Match the Letterは広告なしのアプリとしてGoogle Playで無料公開されています。

Match the Letterで勉強しながら遊ぶジャックくんの様子は以下のムービーで確認できます。

The Match The Letter Game - YouTube


Match the Letterでアルファベットを楽しく学んだジャック君は、ポラチェックさんに「自分もゲームを作りたい!」と直訴したとのこと。しかし、当時のジャック君は、文章を書くことができない子どもだったので、ポラチェックさんはこのときはゲームアプリの開発を諦めさせることにしたそうです。

小学1年生になり文字を上手に書けるようになったジャック君は、依然として「ゲームを作ってみたい!」という思いを抱いていたため、それならばと感謝祭の週末にポラチェックさんはジャック君と共同でゲームを開発することを決意しました。ジャック君にはすでに「横スクロールの自動車ゲームを作る」という着想があったそうで、ジャックくんがゲームのキャラデザインや設計を担当し、そのイメージを聞き取ったポラチェックさんがコード化するという作業を共同で行いゲームを作っていくことになりました。


作業は、11月26日にキャラや障害物のデザインをジャック君が手描きで作成、Hello worldのサンプルページをポラチェックさんが作成。11月27日にポラチェックさんが実際にゲーム内で自動車キャラを動かしてみて、ジャック君がコントロールボタンをデザイン。11月28日にポラチェックさんはボタンをコード化したりオープンソースプログラムとしての公開を準備したりする一方で、2歳年上のグラント君がプレイチェックを担当。タブレット端末でゲームキャラを実際に動かす様子を見て、ジャック君は「すげえ!めちゃくちゃ楽しい」と興奮していたとのこと。そして、11月29日に完成させ、オープンソースプログラムとしてGitHubに公開されることになりました。

完成したゲーム「Free Summer」は、以下のウェブサイトで公開中。実際にブラウザでプレイすることもできます。

Free Summer - A game by Jack and John Polacek
http://johnpolacek.github.io/free-summer/


「親子でゲームを作る」という経験が、子どものジャック君はもちろん父親のポラチェックさんにとっても楽しく刺激的な経験だったことは、ブログでこのときの様子を楽しげに記録し公開しているところからも容易に推察できます。スポーツや俳優の世界で「親子鷹」という例はよくありますが、今後はITの世界でも技術者の親に刺激を受けて、早くから手ほどきを受けた優秀なクリエーターが続々と登場してきそうです。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
テレビゲームやソーシャルゲームなどがいかに人間に良い影響を与えるのかを図解 - GIGAZINE

Googleの全世界を舞台にしたARゲーム「エンドゲーム」とは? - GIGAZINE

最新デジタル機器が子どもたちに与えている影響とその対処方法とは - GIGAZINE

わずか1024バイトでマインクラフトの世界を再現した猛者が登場 - GIGAZINE

マインクラフトでデンマーク政府が国土を4兆個・1TBもの超大作で再現したらぶっ壊されまくる事態に - GIGAZINE

一夜にして大金を稼いだゲームクリエイターたちが抱える苦悩 - GIGAZINE

in ソフトウェア,   ゲーム, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.