2014年11月25日 22時32分レビュー

自動車用「ガラコ」をスマホ専用にした「iガラコ」でiPhoneをコーティングしたよレビュー

雨の日のドライブでも水をはじいて視界を確保するガラスコーティング剤「SOFT99・ガラコ」と、事務用品メーカーの「キングジム」がコラボレーションしたスマートフォン専用ガラスコーティング剤「iガラコ」が発売されました。タッチパネルにコーティング膜を形成して指紋の汚れをカンタンに拭き取れるようになるというiガラコをさっそくゲットして、その効果のほどを試してみることにしました。

タッチパネルコーティング剤「iガラコ」 | スマートフォン・タブレット関連 | ファイルとテプラのキングジム
http://www.kingjim.co.jp/products/smartphone_tablet/iglaco

iガラコのパッケージはこんな感じ。

スマートフォンの画面で約20回分使用することが可能とのこと。

何はともあれ「指紋がサッとふきとれる」のが一番のウリのようです。

使い方は自動車用のガラコとほとんど一緒。キレイにしたガラス面にiガラコを塗って拭き上げ、2時間以上乾燥させればOK。なお、防水効果は備えておらず、フィルムなどを装着している場合は効果が期待できないとのことです。

というわけで、さっそくパッケージをオープン。

自動車用のガラコと共通のデザインですが、サイズは指でつまめるほどの小さなもの。

iPhone 6と並べるとこんな感じ。たしかに、自動車用と同じ大きさがあるといつまでたっても使い切れない気がします。

本体部分に注意書きがあるので、パッケージを捨ててしまってもだいたい大丈夫。

フタを下にして、液だれに注意しながら開けると……

こちらも自動車用と同じく、スポンジ面が姿を現しました。この面をスマートフォンのガラスに載せ、コーティング剤をぬりぬりする、というわけです。

その効果を確かめるために、まずはいつもどおりのスマートフォンを用意。頬に当ててしばらく通話した後の状態を少し大げさに再現しています。

ティッシュで軽く拭いてみましたが、汚れが落ちきらずに画面に残りました。

それではiガラコのコーティングを開始します。まずは、ウェットティッシュなどを使って画面をキレイに拭き上げます。

曇り一つないピッカピカの画面にしておきます。

そしてiガラコの登場。ふたを開け、下向きにしながらスポンジにティッシュを当て、液剤がスポンジに染みこむようにします。なお、このティッシュはコーティングには使いません。

説明書に記載されているように画面の中心から四角を描きながら、徐々に外側に向けてコーティング剤を塗り広げていきます。

前面にコーティング剤を塗ったら、すぐにキレイなティッシュで画面を拭き取ります。このとき、自動車用ガラコでコーティングを行った経験のある人なら分かると思いますが、すこし長めに拭かないとコーティング剤が残ってしまうので、30秒ぐらいかけて根気よく拭き上げることが必要です。

拭き跡が全く出なくなれば拭き上げは完了。このまま2時間以上放置してコーティングを乾燥させる必要があるので、日中は避けて寝る前などに作業すると良さそうです。

およそ2時間が経過。それではどれほどの効果が現れるのか、試してみます。

先ほどと同じように、頬に当てて通話の状態を模した「スペシャル・コーティング」を施工……のはずが、皮脂汚れの付き具合が軽く、そもそも画面が汚れにくくなっているように感じました。

ティッシュを使って画面をフキフキ。「ひと拭きするだけでピッカピカ」の状態を予想すると肩すかしをくらいますが、何もしない状態よりも明らかに少ない労力で汚れが落ちている様子を実感することができました。

コーティング後に拭き取る様子は以下のムービーで確認することが可能。ほんの10秒足らずで画面がピカピカの状態に戻りました。

スマートフォンにキングジム「iガラコ」をコーティングして汚れを拭き取ってみた

メーカーのサイトなどでは「ポケットから取り出す時にピカピカ！」とのことだったので編集部でもいろいろなポケットで試してみたのですが、「ピカピカというにはちょっと遠い」というのが正直な感想。細めのジーンズなどで常に画面と生地が接触していると効果が高くなるようでした。しかしそれでも、やはり軽く拭くだけで汚れが落ちやすいというメリットは確実にあると言えそうです。