レビュー

ビシビシに画面が割れたiPhoneをAppleCare+で交換修理してみました


大型画面化が進んだスマートフォンは便利なものですが、誤って端末を落として画面が破損した場合のダメージは大きなものがあります。GIGAZINE編集部でも先日、iPhone 6 Plusの画面を割ってしまうというアクシデントに遭遇してしまったのですが、幸いにも加入していたAppleCare+の「エクスプレス交換サービス」を利用して交換修理を依頼してみることにしました。

Apple - サポート - AppleCare - iPhone
https://www.apple.com/jp/support/products/iphone.html

ある日の仕事中、デスクの上に置いてあったはずのiPhone 6 Plusが「ゴトン」という衝撃音とともに床に転がっていました。


落ちた時の音は大したことがなかったので、何気なく表を向けてみると……「え??」


表面のガラスにヒビが入ってクモの巣状態。頭の中は真っ白状態。


ホームボタンを押すと画面は点灯したので一安心、とか言ってる場合ではありません。


クモの巣状に広がるヒビ……。恐らくは、この部分からデスクの金属製の脚に落ちて激突したものだと考えられます。


ホームボタン周辺もヒビだらけ。「よくこれでポロポロとガラスが落ちないな……」と妙に感心。


クモの巣状の部分をアップ。ガラスのエッジ部分は少し凹んでおり、やはりここから力が加わった模様。数か所には空気が入っており、内部のフィルムとの間にすき間が生じている様子です。


あまりの衝撃に「わー、Retinaディスプレイってこんなアップ撮影にも耐えるんだー」と現実逃避してしまうところでしたが、この悲しい事実に直面せねばなりません。


「修理どうしよう……いくらかかるんだろう……」と途方に暮れている時に、この端末を契約した際にAppleCare+ for iPhoneに加入していることが判明。さっそく契約書に記載のあったサービス&サポートラインに電話して、修理を依頼することにしました。

担当者につながり、iPhone 6 Plusの画面が割れてしまったことを伝え、修理を依頼。すると、本体裏にも記載されている15ケタのIMEI番号を尋ねられます。この番号を元にAppleCare+への加入状況を確認し、対応が決定するというわけなのですが、ほどなくして加入状況の確認が完了。今回はAppleCare+に加入しているため、7800円の実費を支払うことで修理対応を受けられることになりました。


修理の方法として説明を受けたのは、実機をApple Storeなどへ実機を持ち込んで修理を依頼する方法と、Apple指定の宅配業者が交換用のiPhoneを持って自宅までやって来て壊れた端末と交換する「エクスプレス交換サービス」と呼ばれる方法の2種類。Apple Storeに持ち込む手順はなんとなく想像がついたので、今回はピックアップ&デリバリーを選択してみることにしました。

なお、エクスプレス交換サービスを依頼する際には自分でデータおよび本体のバックアップを取っておくことが必須。iTunesに接続するか、iCloudを利用してバックアップを取っておくことが必要となっており、慣れていない人だと少し迷ってしまうかも知れません。


また、エクスプレス交換サービスを利用するためにはクレジットカードが必要で、申込時から破損機がAppleに到着するまでの間は交換機の本体代金がクレジットカードの利用枠で押さえられることになるので、限度額にあまり余裕がない場合は注意が必要です。今回はiPhone 6 Plus・16GBの本体代金として7万9800円(価格改定前)が一時的に押さえられることになりました。

交換の依頼を行ったのは金曜日の夕方だったのですが、週明けの月曜日の朝10時頃には宅急便で交換機が届きました。このとき、ドライバーさんには破損した端末を交換で渡す必要があるので、このときまでにバックアップを完了させておく必要があります。


中には、交換用の端末と受付情報などが書かれた書類、そしてSIMカードスロットを開けるためのピンが同封されていました。


このような形で送られてくるので、もし購入時のピンが見つからない場合でも安心、というわけです。


交換機は真っ白な箱に入れられていました。


裏面には端末のシリアル番号やIMEI番号などが記載されています。


パカリとふたを開けると、ピカピカのiPhone 6 Plusがお出ましです。自分のiPhone 6 Plusも、数日前まではこんな姿だった……。


交換用の端末は、モデル・容量・カラーなど全て元のモデルと同じ状態のものが届きます。泣くに泣けないビフォー・アフター写真。


交換機には、裏面だけの簡易的な保護フィルムが貼られていました。


付属のピンを使ってSIMカードを入れ替え。


電源をオンにすると無事に起動が開始。このあと、バックアップを元にiPhoneを復元させることで、無事に元の環境が再び利用できるようになりました。


破損した端末は、このように送られてきた箱に詰め直し……


そのままドライバーさんに渡せばOK、というわけでした。


交換の手順はこれで全て完了。利用するまでは修理された自分の端末が再び送られてくると誤解していたのですが、実際には元の端末を送り返してAppleに到着が確認された時点で処理は完了し、手元に届いた端末を使い続けることになります。そのため、事前のバックアップは必ず行っておく必要があるので要注意。押さえられていたクレジットカードの利用枠は、Appleに端末が到着した時点で解放されました。

AppleCare+を利用するためには月額400円程度の料金を支払うか、Apple Storeで税別9400円を支払ってサービスを購入する必要があるため、AppleCareには賛否両論があるのも当然と言えば当然。しかし、今回のような場合に実費で修理を依頼すると2万円以上の出費となるため、「7800円の負担」+「AppleCare+の代金」で修理ができたと考えると、転ばぬ先の杖として利用を検討する価値は十分にあると考えても良さそうです。


また、破損そのものを防ぐことも重要と言えるので、保護フィルムの類いを貼っておくのも防護策としては一定の効果がありそう。万全を期するためにはハンマーや包丁で攻撃されても大丈夫な保護フィルムなどを検討してみるのも一つの手です。

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in レビュー,   モバイル,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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