レビュー

スヤスヤ眠れてすっきり目覚められる毎日を求めて、睡眠アプリをいろいろ使い倒してみました

by amanda tipton

心地よい眠りを得るサポートをするためのアプリはいろいろ存在しますが、アプリによって役目がバラバラで、「眠りを誘う音楽を鳴らす」というものから「寝言録音」「睡眠の質を記録する」というものまで多様な種類があります。だんだん冷え込んできて朝起きるのが辛くなってきたので、iOSアプリを中心に、無料の睡眠アプリをいろいろ使って問題を解決してみることにしました。

今回の第一の目的が「しっかり眠れてスッキリと目覚めたい」ということ。iPhoneアプリの「ヘルスケア/フィットネス」のカテゴリを見てみたところ、人気がある睡眠アプリの主な機能には「入眠時に音楽を鳴らしてくれる」「眠りの浅いタイミングでアラームを鳴らしてくれる」「睡眠のサイクルをグラフ化してくれる」というものがあったのですが、アプリによっては3つのうち2つの機能が入っていたり、1つの機能に集中していたりとさまざまだったので、今回は上記3つの条件をすべて満たす快眠サイクル時計 [目覚ましアラーム]Sleep Meister熟睡アラームという3アプリを使ってみることにしました。

◆基本的な機能編
まずはそれぞれのアプリにどのような機能がついており、どのような違いがあるのかをチェックしてみます。

01:快眠サイクル時計 [目覚ましアラーム]
まず使ってみたのがApp StoreGoogle Playから配信されている「快眠サイクル時計」。Google Playでは5789人の評価によって星4つを獲得しているアプリです。ポイントは睡眠のサイクルを計測してグラフ化してくれるとともに、快眠ミュージックで心地よい眠りを誘い、朝は眠りの浅いタイミングで起こしてくれるというアラーム機能にあります。今回はApp Storeからインストール。


ホーム画面はこんな感じ。時計の表示と「快眠ミュージック」「アラーム設定」という2つの設定があり、その下にスタートボタン、画面下部にはアラーム・グラフ・ストア・設定のボタンがあります。まずは快眠ミュージックを設定します。


アプリをインストールしたての状態では「Deep Sea」だけが設定可能。そのほかの音楽を無料でダウンロードするには画面下部にある「全曲DL」をタップします。


「無料でアップグレード」をタップ。


リスト上に表示されているアプリのいずれかをインストール&1度起動すれば全曲ダウンロードが可能になるので、今回は楽々カロリー管理という無料アプリをインストールします。


快眠サイクル時計を再起動して再び「全曲DL」をタップするとダウンロード開始。


「OK」をタップ。これで、スマートフォンの中に入っている曲を選べるほか、ダウンロードした10曲の中からアラーム音を選べるようになるわけです。なお、再生時間は15分・30分・45分・60分(推奨)・90分・120分・180分から選ぶことが可能。


次は「アラーム設定」をタップ。


ここでは10のアラーム音から好きなものを選択でき、バイブレーションやスヌーズ機能のオン・オフが設定可能。もちろんデバイス内にある音楽も設定できます。


あとは起床時間を設定したら「start」をタップ。


快眠サイクル時計を使用する時は「ホームボタンを押してアプリを終了しないこと」「ロックボタンでiPhoneをロックしないこと」「枕の下にiPhoneを置かないこと」「iPhone画面を下向きにしてシーツの上に置くこと」「充電ケーブルに繋いだ状態で使用すること」に注意。iPhone画面を下向きにするのは多分、画面を上にしていると明かりが漏れるためで、アプリを起動させている間はスマートフォンをいじれないので「寝る直前までSNSをいじる」というようなこともできなくなっており、強制的に眠りモードに入らされるのはいいところかもしれません。


快眠サイクル時計の置き方と入眠サウンドは以下のような感じ。サウンドは岩盤浴などで流れているようなヒーリーングミュージックになっており、「落ち着く」という人もいれば「電子音っぽくて落ち着かない」という人もいたので、好みが分かれるところ。

快眠サイクル時計の入眠時の音楽 - YouTube


アラーム設定は、例えば7時に設定すれば6時30分から7時の間の「スッキリ目覚めやすいタイミング」で起こしてくれます。そのため、他2つのアプリと同様なのですが「時間ギリギリまで寝ていたい」という人には向いていません。

快眠サイクル時計のアラーム音 - YouTube


02:Sleep Meister
続いてはJapan AppStore 無料カテゴリランキング1位になった、多機能目覚ましアプリの「Sleep Meister」をインストール。これも睡眠サイクルを記録&グラフ化してくれるとともに、スマートアラームで設定時刻の30分前から最も眠りの浅いタイミングでアラームを鳴らしてくれます。


これがホーム画面。快眠サイクル時計と同じで、指で時計を動かして起床時間を決め、「START」でアプリを開始するというシンプルな仕様。


快眠サイクル時計とは異なり、時計の横には「メモ」「行動」「Twitterへの自動投稿」「録音」「音楽プレイヤー」のメニューがあります。


「メモ」には就床した日に関するメモや、朝起きてからの行動をメモすることが可能。


「行動」は、就寝前にとった行動をチェック項目で記録することができます。項目は設定画面から削除したり増やしたりしてもOKです。


録音では寝言や物音の録音が可能になるので、Sleep Meisterのマイクのアクセスを許可しましょう。


なお、録音機能は感度・品質・保存数などを変更することもできます。


音楽プレイヤーを開くとこんな状態。アプリ内にあらかじめ用意されている音楽はありませんが、iPodミュージック内の音楽を選択でき、入眠が確定した時点で音楽の再生が自動で停止するようになっています。


アラーム音を設定するには「設定」をタップ。


「音楽」の横にある「Coolest」をタップすると「iPodミュージック」、10種類の「サウンドエフェクト」「バイブレーション」から好きなものを選択できるようになっていました。


ということで、実際にアラーム時間を設定して「START」をタップ。アラーム設定は、これも7時に設定すれば6時30分から7時の間の「スッキリ目覚めやすいタイミング」で起こしてくれます。


これが計測中の画面。計測中はスマートフォン本体の音を最大にしていても自動で音が小さくなる仕組みです。


快眠サイクル時計は計測中に他のアプリを使用したりすることが不可能でしたが、Sleep Meisterは計測中にアプリを使うことが可能です。便利と言えば便利ですが、睡眠に集中できず、ついつい夜更かしをしてしまうという可能性もあります。


実際に起こしてくれる時の様子は以下のような感じ。音は最低音量から徐々に大きくなっていきます。

Sleep Meisterのアラームはこんな感じ - YouTube


iPhoneがロック状態になっていると、こんな感じで通知が表示されます。


スヌーズ機能は「スヌーズ」と「予備スヌーズ」、つまり計測停止後に一定の体動が検出されなかった場合にもう一度アラームを鳴らすという、2つの機能があります。画面下部のスライドを右にずらせば音がストップ。


03:熟睡アラーム-目覚ましと睡眠記録でスリープ&リラックス!
熟睡アラームもApp StoreGoogle Playで取り扱いアリ。深い睡眠へ導く「熟睡サウンド」と心地よく起きられるアラームサウンドを提供しており、レム睡眠を判断してアラームを鳴らす「スマートアラーム」機能を搭載。ユーザーの睡眠リズムが分かる睡眠レポートを見ることもできます。


アプリを起動するとまずプッシュ通知の設定について尋ねられるので「OK」をタップ。


クイックガイドが始まるので、スワイプして進めます。


クイックガイドの最後に「はじめる」をタップ。


まず現れたのはアラーム設定画面。ここではアラームのオン・オフ設定と、起床時刻・繰り返し設定・アラーム音を決定できます。


まずはアラームをオンにして「OK」をタップ。


起床時刻を「6時」に、繰り返し設定を「一回のみ」に、アラーム音を「Electro beep」に設定して「保存」をタップします。


すると、ホーム画面に移動。


画面左上にあるメニューボタンを押すと、「共通設定」「熟睡サウンド設定」「クイックアラーム」「センサーテスト」「インフォメーション」「友達に教える」「お知らせ」というメニューが現れます。


「共通設定」はこんな感じ。スヌーズ回数やスマートアラーム設定、センサー設定、アラーム停止アクション設定などが決められます。


快眠サイクル時計やSleep Meisterでは「設定時刻30分前から設定時刻までの間で最も起床に適した時間」を見極めてくれる仕組みでしたが、熟睡アラームの場合、「スマートアラーム設定」からこの設定時刻手前の許容時間を指定できます。


また、熟睡アラームのユニークなところは「アラーム停止アクション」が選べるというところ。例えば「仲間はずれを探せ」では1つだけ違う文字を見つけるまで、アラームが鳴り止みません。


その他にも「計算せよ」というアクションや……


「0になるまで振れ」というアクションがあります。


メニューの「熟睡サウンド設定」からは眠りを導くサウンドを設定できるのですが、無料版アプリで選べるのは「Waves of Hawaii」のみ。音量や自動停止時間もここで設定できますが、Sleep Meisterのように体動を感知して音楽をストップしてくれる、ということはないようです。


「クイックアラーム」では「何分後・何時間後に目覚めたい」ということを指定できるので、仮眠時などに便利そう。


アラームを設定する場合はまず「Smart Alarm OFF」をタップして「Smart Alarm ON」に変え、ベルマークをタップして時間を設定、「おやすみ」ボタンをタップします。


熟睡アラームの注意点は「ホームボタンを押さないこと」「充電をしたままにすること」「枕元など体の近くに置くこと」。ホームボタンを押さないということはつまり、他のアプリを使用したりインターネットしたりができないので、これも自然と睡眠をよぎなくされるタイプです。入眠時のサウンドは波音一択。

熟睡アラームの入眠時のサウンド - YouTube


実際にアラームが鳴るときの様子はこんな感じ。起床時のアラームも電子音一択で、徐々に音が小さくなっていくタイプです。

熟睡アラームの目覚まし音はこんな感じ - YouTube


◆グラフ編
3つとも睡眠のサイクルや質について記録してくれるのですが、内容や表示方法には大きな違いがありました。

01:快眠サイクル時計 [目覚ましアラーム]
快眠サイクル時計が表示するデータの特徴は、とにかくシンプルであること。画面上部に睡眠の浅さ・深さを示すグラフが表示され、その下にシェアボタン、さらに下には就寝・起床時間と睡眠時間が書かれています。画面を横にスライドすると、次のデータへと移る仕組み。


その時によって同じ人でもグラフの形が全く異なります。


ただ気になったのは、「設定時刻の30分前から最も快適に起きられるタイミングで」アラームが鳴るはずなのですが、「めちゃくちゃ眠りが深いですが……」というタイミングで起こされることがあったこと。もちろん眠りが深いタイミングで起こされると寝起きが悪くなるので、アプリを使用していても朝がスッキリした目覚めを感じられない時があります。


02:Sleep Meister
画面下部のメニューから「グラフ」を選択すると、その日の眠りのサイクルがどんな感じになっていたのかを見ることが可能。例えば以下のグラフだと、就床時刻は23時31分、23時51分に入眠が始まり、0時過ぎには深い眠りへと到達。起床時間は6時59分で、その間に数度眠りが浅くなることがありましたが、中途覚醒もなく、睡眠効率94%と比較的質の高い眠りを得ていることが分かります。


Sleep Meisterで取った4人のデータを比較するとこんな感じ。人によって「短時間なのに死んだように眠るタイプ」から「寝ているはずなのにほとんど覚醒状態のタイプ」までさまざまで、各人の眠りの質の違いというものをしっかり捉えています。


画面下部分をスワイプしていくと行動メモを確認したり……


メモ


眠っている間に記録された寝言などを聞けてちょっと面白いです。


リストからは日々の睡眠時間を一目で把握することが可能。なお、17日が24時間睡眠になっているのは本当に24時間眠っていたのではなく、Apple発表会で16日の21時~24時、17日の9時~12時と1日2度に分けて睡眠をとっていたらなぜかこのような表示になりました。


「データ」からは日・週・月・年ごとのデータが分析してありました。ここでは睡眠時間・中途覚醒・寝つき・眠りの深さ・睡眠効率がどうなっているかを確認できます。


また、取った行動別のデータを見ることもできます。


グラフによって、自分に足りていないのは睡眠時間なのか、それとも寝つきのよさなのか、睡眠効率なのか、ということをチェックできるので、どことなく身体の不調を感じている人が睡眠パターンを改善するためにはうってつけのアプリ。また、どういう行動をとった時に眠りやすくなるのかも分析できるので、具体的な行動に結びつけやすいのもポイントです。

03:熟睡アラーム-目覚ましと睡眠記録でスリープ&リラックス!
熟睡アラームも基本的に1画面でデータを表示するシンプルなインターフェースで、記録も比較的詳しいのですが、観点が独特なのが特徴。以下の画像では起床時に記録した「目覚めの気分」と「就寝時刻」「起床時刻」「睡眠時間」、そして独自の観点での睡眠評価、睡眠サイクルのグラフ、深い睡眠率が表示されています。


睡眠評価のうち「就寝リズム」は過去3日以上の記録と比較して就寝時刻のずれが小さいほど評価が高くなり、「起床リズム」も同様。「美容」は美肌に必要なホルモンが分泌される22時~2時の時間帯にどれだけ睡眠を取れていたのかという評価、「浅い睡眠」「深い眠り」は7時間睡眠のうち標準的な眠り時間を元に体動からどのくらい睡眠をとれているかを判断、「肥満予防」は生活習慣病の原因になりやすい睡眠不足や寝すぎがどのくらいあるかを判断します。


6時間5分の睡眠で95%の深い睡眠を得ることができる人もいれば……


5時間41分の睡眠時間があっても深い睡眠率がわずか26%の人もいました。


さらに、毎日の睡眠時間のリストがあり、平均就寝時刻・平均起床時刻・平均睡眠時間も一目で分かるようになっています。右上のグラフアイコンをタップすると……


自分の感じた目覚めの気分はどうだったかということも一覧で見ることができます。画面上部には「目覚めの気分」以外にも「睡眠時間」「睡眠リズム」「睡眠評価」の項目があり、月ごとのデータをまとめて把握することができるようになっていました。


「睡眠時間」からは、その月の平均睡眠時間と平均深睡眠率を見るとともに、実際にとった深い睡眠時間を棒グラフで見られます。


睡眠リズムや……


睡眠評価はこんな感じで表示。月ごとのデータが見られるため「最近なんだかだるい」と感じている時に睡眠が足りているかをチェックして、必要な睡眠時間を確保できるのは非常に便利です。


◆3アプリを同時に使って違いを見てみた
これまでのところで3つのアプリに機能差・記録の差があることが分かったので、では3つのアプリを同時に使うと記録に差が出るのか?それとも同じになるのか?ということを比較してみることにしました。


快眠サイクル時計(左図)は26日、Sleep Meister(中図)と熟睡アラーム(右図)は27日と表示に違いはありますが、これが実際に同時に取った記録。グラフは3つともよく似た感じで、1時から2時にかけて眠りがどんどん深くなり、3~4時、4~5時、5~6時の間に少し眠りが浅くなっており、6時をすぎると覚醒に近づきます。この時、快眠サイクル時計と熟睡アラームの就寝時刻は0時54分となっていますが、Sleep Meisterの場合これは「就床時刻」の0時55分に当たります。実際にアプリが体動から記録した「入眠時刻」は1時43分となっており、実際はベッドの中でごろごろウトウトしていた時間がかなりあったことが分かるわけです。


起床時間にもやや差が出ました。快眠サイクル時計(上図)が6時47分で、Sleep Meister(中図)が6時52分、熟睡アラーム(下図)が6時30分。これは何かというと、Sleep Meister自体はアラームを6時30分に鳴らしていたのですが、二度寝してしまい実際に起きた時間が6時52分だったため。Sleep Meisterは二度寝までちゃんと記録してくれるわけです。


◆まとめ

01:快眠サイクル時計
「入眠時に音楽を鳴らすことが可能」「眠りの浅いタイミングでアラームを鳴らしてくれる」「睡眠のサイクルをグラフ化してくれる」という3つの点に着目して3つのアプリを使ってみたわけですが、快眠サイクル時計の「眠りの浅いタイミングでアラームを鳴らしてくれる」という点に関しては、「1週間使ったら朝の目覚めがよくなった」という人もいましたが、快眠サイクル時計は時々グラフが深い眠りを示している時にアラームを鳴らすからか「目覚めのよさを特に感じない」という人もいました。グラフに関しては非常にシンプルで見やすいので「どんな感じで睡眠をとっているかをザックリ見たい」という人向け。アプリ使用時に他のアプリを使えないので強制的におやすみモードに入れるところはよいのですが、プリインストールされている快眠ミュージックがやや電子音っぽく「あまり眠りを誘われず、落ち着かない」という意見もありました。

02:Sleep Meister
「睡眠のサイクルをグラフ化してくれる」という1点に焦点を当てるとその詳しさと見やすさは圧倒的にSleep Meisterの勝利。他のアプリには記録されない「実際の睡眠時間」を最も正確に記録していた感触があり、グラフを見てもちゃんと眠りが浅いタイミングで毎回起こしてくれていたようで、わずかな音でもパチッと目が覚めました。気になったところは眠りを誘う音楽がプリインストールされておらず自分で準備しなければならない点と、バックグラウンドでアプリを起動できるのでゴロゴロしながらスマートフォンを使用してしまう可能性があること。

03:熟睡アラーム
熟睡アラームは「美容」「肥満」など他のアプリにない独特の点を知りたい人にはうってつけ向けのアプリ。使ってみた実感としてちゃんと眠りの浅い時間にアラームを鳴らしてくれており、「アラーム停止アクション」もユニークで、データも比較的細かく示してくれていました。無料版の場合入眠時の音楽とアラームが一択なので、そこはあくまでデータのオマケという感じ。Sleep Meisterと違いアプリが「ホーム画面から全てのデータに直接アクセスできる」という構造になっていないため少し使いづらさを感じましたが、慣れれば問題ないレベルと言えます。

どのアプリを選択するかは「ユーザーが何を知りたいのか」というニーズと、アプリとの相性によるところが大きいのですが、複数人に使ってみてもらったところ最も人気だったのはSleep Meister。入眠時の音楽がプリインストールされていない点が少し不便なのですが、快眠サイクル時計は音楽が電子音的すぎ、熟睡アラームは短い1曲が繰り返されるので、他の2つに関してもプリインストールしてある音楽はあまり落ち着かないという意見がありました。

by amanda tipton

◆オマケ
「……ということは、入眠時の音楽を別アプリで奏でればよいのではないか?」ということで、使ってみたのがRelax Melodies。これはApp StoreGoogle Playからインストールでき、今回はApp Storeからインストール。


ホーム画面はこんな感じ。「川」「鳥」「ピアノ」などさまざまなサウンドがあり、基本的な使い方は好きなサウンドを複数選んで自分のその時の気分にあった音が作れるというものです。


右耳と左耳で別の音を流し脳波に働きかけることでリラクゼーションや集中を促すという2種類のバイノーラルビートも選ぶことが可能。


さらに、わざわざ自分で音楽を作らなくてもあらかじめ「緑の思想」「パリの人のコーヒー」などテーマに合わせて作られたサウンドが8つ用意されているので、これを使ってもOK。


自由にタイマーを設定することができ、サウンドはあらかじめ設定されたタイマーにあわせて終了します。スマートアラームではありませんが、アラーム機能もついていました。


実際にRelax Melodiesでサウンドを作成する様子は以下から。

Relax Melodiesで眠りサウンドを作成してみた - YouTube


ということで、「Relax Melodiesを使うと眠りの質がよくなるのか?」と実験。


左がRelax Melodiesを使わなかった時で、右が30分タイマー付でRelax Melodiesを使用した時。アプリを使った編集部員はだいたい深い睡眠率20%~40%のあたりを漂っているタイプなので特に悪い結果になったというわけではありませんが、深い睡眠率が改善されたわけでもありませんでした。ただ、使用後の感想としては「サウンドが電子的な音ではなく、自然の音に近いので非常に落ち着いて眠れる」というものだったので、眠りに入る瞬間までは効果的なようです。

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in レビュー,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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