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取材

幾原邦彦監督の最新作「ユリ熊嵐」情報が「ユリ★アソビ」で明らかに


輪るピングドラム」や「少女革命ウテナ」などを手がけてきた幾原邦彦監督の最新作が「ユリ熊嵐」です。8月25日に公式サイトがオープンしてからじわじわと更新が行われ、先日、メインキャスト3名が明らかになりました。「マチ★アソビ Vol.13」の中では、マチ★アソビならぬ「ユリ★アソビ」として、このユリ熊嵐の新情報などが明かされました。

TVアニメ「ユリ熊嵐」公式サイト
http://www.yurikuma.jp/


TVアニメ「ユリ熊嵐」公式(@yurikuma_anime)さん | Twitter
https://twitter.com/yurikuma_anime

ユリ★アソビ!ステージイベント ガウガウ!はじめまして『ユリ熊嵐』です。」の司会を務めたのはKADOKAWA メディアファクトリーの弓岡雅子さん。


そして幾原邦彦監督が登場。


さらに吉沼忍プロデューサーも加わり、まずはプロモーション映像が流されました。映像は過去に昨年のマチ★アソビの「幾原邦彦展」でしか流しておらず、今回もこの1回しか流す予定がないというレアものでした。


ここからは、幾原監督への質問コーナー。「ユリ熊嵐」の構想は、前作「輪るピングドラム」を制作していた最中に生まれたもの。この時点でクマが出るとは決まっていなかったものの、「やったことのないジャンルをやりたい」という考えの1つがユリ熊嵐につながっているとのこと。森島明子さんのキャラクターで何かやってみたいという考えも、こうして出てきたもの。


続いては「スタッフについて」。キャラクター原案を務める森島明子さんとの出会いはおそらくTwitterがきっかけだったとのことで、「ピングドラムが終わったら会いましょう」という話をしていて、幾原監督から「そのうち一緒にどうですか?」と話を持ちかけたそうです。実際に森島さんと会って話をするうちに、監督の中で「これはやってみたい」という思いが強くなっていったそうです。


上映されたPVはSILVER LINK.が制作したもので、まだ話の細かい部分が詰まっていない段階で、おおまかな部分とキャラクターで作られたもの。何度か女の子のパンツが出てきたことについて、幾原監督は「どれぐらいサービスしないといけないのかがわからなかったんですよ、新人だから(笑)」とコメント。これは男性向けサービスの意味だけではなく、周辺の女性に意見を聞いても「とりあえず、やっといたらいいんじゃないか」と許しが出たのでやることになったのだそうです。家族も来ているというイベントの中でこうした話をしたことについては「僕の勇気をリスペクトして欲しい」と語りました。

そして話は「コミカライズについて」へ。「ユリ熊嵐」のコミカライズ版を森島明子さんがコミックバーズに連載中ですが、わりと森島さんにお任せになっているようです。これは、幾原監督の書くシナリオはそのまま作品にするのが難しいからという理由もあるそうですが、監督によると、森島さんのコミカライズからインスピレーションを受けることもあるとのこと。ただ、本編とはちょっと違う話になる可能性もあるようです。


ここへ来て、弓岡さんがぶつけた質問は「ユリ熊嵐って、なんですか?」というストレートなもの。「ユリはみなさんご存じのアレです。花じゃないですよ」と幾原監督。「熊」はまさに動物の熊のことで、「ユリと熊が出会って嵐が起こる」から「ユリ熊嵐」、だそうです。「みなさん、ユリとユリ、熊は熊で絶対混ざるはずがないと思っているかもしれませんが、みんな見たことがないものになりますよ」とのこと。


ちなみに、なぜ熊なのかという点については「流行っていますからね(笑)」と幾原監督。ただ、作り始めた時点では、熊ブームがこんなに広がっているとは思わなかったそうです。

続いて、各キャラクターのお話へ。まずは「百合城銀子(ゆりしろぎんこ)」、声は荒川美穂さんが担当。司会の弓岡さんはこの銀子のコスプレをしてイベント進行を行いました。

荒川さんは「輪るピングドラム」で高倉陽毬役を演じましたが、銀子役はオーディションで決めたもの。陽毬としての印象はあったものの、銀子は正反対のキャラクターなので、そこが面白いのではないかと選ばれたもの。姿については、衣装のディテールはもちろんながらシルエットにこだわっていて「マジックでキャラクターを塗りつぶしたときにどのキャラクターかわからないといけない」と幾原監督。形の面白さについても気にしていると語りました。手にはクマの爪がついていますが、これは第1話を見ると「えっ!?」となるものだそうです。キャラクター説明は「嵐が丘学園に転校してきた女の子。しかし、彼女の正体は『人食グマ(熊)』なのである!椿輝紅羽に対して特別な執着を見せるが、過去に二人は…。」となっていて、すでに熊だと書かれていますが、この点についても本編を見れば「えっ!?」となるもので、そのほかにもこの文章内にミステリーがあるのだそうです。


続いて「百合ヶ咲るる(ゆりがさきるる)」、声は生田善子さん。「銀子にくっついて、一緒に転校してきた女の子。彼女の正体も当然『人食グマ(熊)』である!銀子のことが大好きで、しばしば暴走気味の『百合妄想』を展開する。ハチミツが好物で、料理にはなんでも入れたがる。」というキャラクター。るるの造形はツインテールやメイドっぽいバージョンの服装があるなど男性受けしそうな部分が多く見られますが、女性の意見をかなり聞いて、嫌われないものにしたとのこと。こちらも、幾原監督が求めたのはシルエットで、ディテールはかなり任せたそうです。胸が大きめなのは、キャラクターの胸をマウスパッド化したもの(おっぱいマウスパッド)の存在に「こんなものがあるなんて!」と感嘆した幾原監督が、自分の作品でもこういう商品が出ないだろうかと狙ったもの。


そして「椿輝紅羽(つばきくれは)」、声は山根希美さん。「嵐が丘学園に通う女の子。性格はクールで他人を寄せ付けないところがあるが、『友人』であり『恋人』である泉乃純花には心を開いている。子供のころに母親をクマに殺されており、クマを憎んでいる。」という、人間の女の子。銀子とるるが「熊」の部分を担っているのに対して、紅羽が「ユリ」の部分を担っているわけです。説明に出てきている泉乃純花(いずみのすみか)という女の子は、まだここでは出せないキャラクターだそうですが、幾原監督は「自分で言うのも何ですが、すごくイイんです!」と絶賛していました。いったい、どんなキャラクターなのでしょうか……。


いざこのジャンルの作品を作るにあたって、「僕は無理だ、もっとすごい人がいる」と思っていた幾原監督。しかし、やってみると、実はまだやっていないことはかなりあるんじゃないか、まだ本当のことは誰もやっていないんじゃないかと気付いたそうです。かつて、機動戦士ガンダムがリアルロボットの先駆けとなったように、「このジャンルは、ユリ熊嵐で変わるんじゃないか?」と幾原監督は力強く語ってくれました。


ちなみに、吉沼プロデューサーが着ているTシャツは作品に出てくる紋章をあしらったもの。


「ユリ熊嵐」ステッカーはマチ★アソビ Vol.13のKADOKAWAブースで配布されるとのこと。

「ユリ熊嵐」は2015年1月からMBSほかにて放送予定


現時点で発表されているスタッフ&キャストはこんな感じ。監督:幾原邦彦、キャラクター原案:森島明子、キャラクターデザイン:住本悦子、アニメーション制作:SILVER LINK.。


森島明子さんによるコミカライズ版は月刊コミックバーズに連載中。原作は「イクニゴマキナコ」で、幾原監督は「知らない人ですね……南米の方でしょうか?」とコメント。

しかし、コミカライズを担当している森島さんはイクニゴマキナコについて「ゴマの星から来た宇宙人」だと聞いていたそうなので、ただ者ではなさそうです。


オリジナル作品ということもあって、謎だらけの「ユリ熊嵐」はどんな作品になるのでしょうか……。


なお、12日17時から17時10分まで、徳島市文化センターで「ユリ★アソビ! ガウガウ!はじめまして『ユリ熊嵐』です ぷち」が行われる予定なので、山頂でのイベントに参加できなかった人はこちらもお楽しみに。

◆ユリ★アソビ! ガウガウ!はじめまして『ユリ熊嵐』です ぷち
楽園追放-Expelled from Paradise-」と「PSYCHO-PASS サイコパス 2」のトークイベントの間に、「ユリ熊嵐」のプチコーナーが行われました。会場はココ、徳島市立文化センター。


「PSYCHO-PASS サイコパス」の行列がずらーり。


このスクリーンでも「ユリ熊嵐」のPVが流されました。ただし、山頂で「(PVは)ここでしか見られない」と言われていた通り、流れたのはショートバージョン。幾原監督がどれぐらいサービスするか悩んだというパンツは見られませんでした。


広報担当の弓岡さんはここもコスプレでステッカー配布を案内していました。このあとはシネマ前で配布を行っていたとのこと。

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in 取材,   アニメ, Posted by logc_nt