取材

人が打ちやすい球を1/1000秒単位で計測するオムロンの「ラリー継続卓球ロボット」はこんな感じ


独自技術のセンシング&コントロールをコアとした製品作りを行うオムロンが、2014年10月7日から開催している「CEATEC JAPAN 2014」でブースを出展しています。その中で人間の行動を1/1000秒単位のレベルで計測して、人が打ち返しやすい球を打ってくれる「ラリー継続卓球ロボット」のデモが行われていました。

人と機械の融和 | our automation story | オムロンについて | オムロン
http://www.omron.co.jp/about/story/detail07.html

オムロンの「卓球ロボット」が人の打つピンポン玉を自動で打ち返している様子は以下のムービーから見ることができます。

オムロンの「ラリー継続卓球ロボット」がピンポン球を打ち返すところ - YouTube


オムロンのブースに到着。


人だかりができていたエリアに行ってみると、自動でピンポン玉を打ち返すラリー継続卓球ロボットと戦う挑戦者を募っていました。


ロボットには顔のようにも見えるモニターが取り付けられています。


骨組みの中心部には赤いラケット。


ラリー継続卓球ロボットはオムロンの独自コア技術「センシング&コントロール」を採用しており、人とラケットの位置計測、打球の三次元位置と速度計測、球の軌道予測などを瞬時に計算して、人が打ちやすい球の軌道にコントロールして打ち返すという制御をわずか1/1000秒単位で細かく行っています。


こんな感じで卓球台にまたがってオムロンのデモスタッフとラリーを始めました。スムーズにラリーの応酬が続いており、とてもロボットとは思えない動き。


というわけで、人だかりの中から挙手制でラリーの希望者が選ばれ、最高で何回打ち返すことができるか競い合います。


卓球ロボットはよほど悪い球筋でなければ、ちょっとラケットを出すだけで打てる位置に打ち返していました。人間の軌道が悪すぎても打ち返すフリまでしてくれるという徹底ぶり。


オムロンはセンシング&コントロール技術による「人と機械の調和」を目指しており、「人間のことを考えるマシン」がこの卓球ロボットによって実現しています。これらの技術は社会インフラの安全性を見守るマシンから、家庭用品の部品に至るまで活用されるとのことです。

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in 取材,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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