室内&屋外の気温・湿度・CO2等を計測して詳細な天気情報を出してくれる「netatmo ウェザーステーション&雨量計」レビュー


netatmoは室内と屋外に設置して室内環境や屋外の気象情報を計測する「ウェザーステーション」を販売しています。屋内モジュールは気温・湿度・CO2(二酸化炭素)濃度・エアクオリティ・騒音レベルを測定して室内環境を表示でき、屋外モジュールは気温・湿度・気圧・エアクオリティを測定して気象庁より正確な自宅周辺の気象情報をリアルタイムで得ることができます。さらに追加モジュールとして降雨量を正確に計測する雨量計も販売しており、これらのデータは全てWi-Fi経由でスマートフォンやタブレットから確認可能。

ここまで徹底的に周辺環境を測定できるのは珍しいので、一体どれほどの精度なのかを確かめるため、全てのモジュールを購入して5日間使ってみました。

netatmo | スマートディバイス用ウェザーステーション
https://www.netatmo.com/ja-JP/product/station

◆ウェザーステーション
というわけで屋内・屋外モジュールがセットになった「netatmo ウェザーステーション」が到着。


ありとあらゆる周辺環境の変化を計測してくれるとのこと。


日本語に対応済みで、測定できる数値と誤差は以下の通り。
・屋外気温:マイナス40度~65度
・屋内気温:0度~50度、誤差:プラスマイナス0.3度
・湿度:0~100%、誤差プラスマイナス3%
・気圧:260~1260mbar(ミリバール)、誤差1mbar
・CO2:0~5000ppm、誤差50ppm、または5%
・騒音:35~120dB(デジベル)、


中には屋外モジュールと「ステーション」と呼ばれる屋内モジュールが1本ずつ入っています。


全ての付属品を取り出してみるとこんな感じ。左から屋外モジュール、ステーション、電源コネクタとUSBケーブル、変換プラグ3つと屋内モジュール固定バンド、屋内モジュール固定用ねじ、単4乾電池×2、説明書です。


説明書は全世界共通のイラスト仕様。


屋外モジュールは防水ではないので屋根の下に設置、ステーションは窓辺などの直射日光を避け、ストーブからは離して設置します。


左の小さい方が屋外モジュール、右の大きい方がステーション。どちらもアルミのメタリックなボディです。


ステーションのサイズは一般的な電話の子機より小さいくらい。屋外モジュールや雨量計のデータは全て親機であるステーションに送られます。


バッテリーは入っておらず、裏側には電源用のMicro-USBの差込口があります。


重量は174g。


電源プラグは取り換え式なので、使用時には日本仕様への変換プラグを接続して……


本体にMicro-USB端子を接続。


本体が緑色に点灯すれば準備完了。


有線でしか使用できないため、USBケーブルが届く位置で直射日光の当たらない場所へ置けばOK。


屋外モジュールは裏側に固定用の溝がついており……


バンド、またはねじを引っかけて設置することが可能です。


屋外モジュールは乾電池駆動式で、底をクリッと回すと中身を引き出すことができます。


2つのねじをくりくり回すと……


乾電池を入れることができます。


付属の乾電池はINDUSTRIAL製。


乾電池を入れたらねじを締め直してカバーをはめれば使用可能です。


重量は本体のみで119g、乾電池込みで142gとなっています。


設置場所は屋外ですが、防水ではないため雨や直射日光の当たらない場所に設置します。雨は意外なところまで飛んでくるので、バンドを使ってどこかに固定する方が良いかも。


◆雨量計
続いて雨量計も開封していきます。


あくまで追加モジュールなので、単体で使用することはできません。


裏面の表記はまだ日本語化されていませんでした。


中身を確認するため開封します。


小さなサラダボウルのようなものが出現。


取り出したところ。ボウルは雨受けになっており、雨が黒い本体部分に流れ込んで雨量を計測する仕組み。


底を見てみると三脚穴と雨の通過口が2つ設けられています。


三脚を着けると安定して好きな場所に設置できるわけですが、雨ざらしになるので注意が必要。


サイズはiPhone 5sより少し大きい感じ。


中身を取り外してみると、内部に落ちた雨を左右に振り分けるパーツがついていますが、作りは至ってシンプル。


既に単4電池が2本入っているので、矢印のついたシートを引き抜けばすぐに使用可能です。


雨量計はもちろん防水加工なので、屋根のない場所に置いておけばどんどん雨量を計測してくれるわけです。


◆ステーション&屋外モジュールのセッティング
モジュールで計測を始めるためには専用アプリのインストールが必要です。

Weather Station by Netatmo on the App Store on iTunes
https://itunes.apple.com/ja/app/netatmo-weather-station/id532538499

ステーション Netatmo - Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.netatmo.netatmo&hl=ja

今回はiOSアプリでレビューしていくため、インストールしていきます。


アプリが起動したら「サインアップ」からメールアドレス、パスワードを入力して、チェックボックスをタップして「OK」をタップ。位置情報の利用も「OK」をタップします。


ステーションを電源に接続します。


実際に青く点灯させるとこんな感じ。


するとアプリがステーションを検出するので、「Netatmo」をタップして「セット」をタップ。


接続しているデバイスからのWi-Fi設定の共有について「許可」をタップし、SSIDが間違いなければ「続ける」をタップ。


ステーションの名称を自由に入力します。デフォルトではGPSで検出した地名がつけられています。


続いて屋外モジュールを認識させるには、アプリの表示通りに屋外モジュールに電池をセットして、「次へ」を押していけばOK。


ステーションは1日中周囲の環境を計測していますが、上部に触れることで手動で計測させることも可能。極端な計測値を検知すると、アプリにアラートが流れるようになっています。


これで設定は完了です。アプリを見ると、さっそく周辺環境の計測が始まっていることがわかります。


◆雨量計のセッティング
次は雨量計を設定していきます。画面左上の設定ボタンから「モジュールの追加/削除」をタップ。追加モジュールはステーション1基につき3台まで接続可能です。


ステーションを再認識させるため、「Netatmo」をタップし、次へをタップ。「雨量計」をタップして「OK」をタップします。


雨量計に電池を挿入します。既に入っている場合はいったん電池を取り出して、しばらくしてから入れ直せばOK。その状態でステーションに雨量計を近づけます。


なお、電池を入れ直す場合は、アプリでは20秒と説明されていますが、きっちり20秒だと何度やっても認識できませんでした。なかなか認識できないときは、電池を1分ほど抜いてから再挿入しましょう。


ステーションが雨量計を認識したら、区別がつきやすい好きな名称を入力し、「OK」をタップするだけで設定は完了。


テストとして水道の水を受け皿に流してみたところ、すぐさま雨量の計測が始まりました。


◆使ってみた
アプリのインターフェースはこんな感じ。上が屋外・下が室内を表しており、「これは何の数値だろう?」と迷ったら「i」ボタンを押すことで何を表示しているのかが一目でわかります。


約1時間ごとにスクリーンショットを撮影してみました。「屋内の快適さ」が「良い」から「普通」になり、少し室内環境が悪化したことがわかります。


右上の数字はアラートを意味しており、アプリを開いていなければ通知として表示されます。タップするとどんなイベントが発生したかが一覧表示され、CO2量が増えたり減ったりしたということがわかります。


計測結果は一定間隔でアプリに送られてきますが、換気した結果をすぐに知りたい時には、ステーションのトップを指でタッチすればオレンジ色に発光して手動で計測を開始できます。


室内の数値欄を下にスライドすると……


「サマリー」で当日の気象情報などを確認でき、タブを切り替えることで時間ごとの「気温」「雨」の変化をグラフでチェックすることが可能。


気がつくと「屋外空気クオリティ」のゲージが真っ赤っかになり、「体に悪い」と表示されました。一体外で何が起こっているのかを確かめるにはゲージ横の家マークをタップ。すると主な汚染物質を見ることができ、この時は「nmhc(非メタン炭化水素)」となっていました。しばらく待つと外気は正常に収まりましたが、一体何が起きていたのでしょうか……。


別の日にも屋外空気クオリティが「体に悪い」まで悪化したことがあり、この時の主な汚染物質は「ox(光化学オキシダント)」でした。アラートが出ている間に外に出ても「空気が悪い!」と感じることはありませんでしたが、知らず知らずのうちに何か吸い込んでしまっていたのかも……。


編集部では「空気がこもっている」と感じる時が多々あったのですが、人が増えた時などにCO2濃度が高まっていたことが原因と判明。窓を開けるとクーラーが効かないということで閉じきってしまいがちで、十分に換気ができていなかったわけですが、CO2濃度が落ち着くまで換気を行ったところ、編集部員のうち数名は「空気がきれいになった気がする」と感じていました。窓を少し開けているだけでもCO2濃度は天と地の差だったので、複数窓がある室内なら1カ所を少しだけ開けておけば、室温にさほど影響を与えずに室内環境をきれいに保つことができそうです。


デバイスを横持ちにすると自動的にグラフが表示されます。


これでCO2濃度を見てみると、出勤が始まる8時~9時前後にCO2濃度が上昇していることがわかります。他にも温度や湿度などにも切り替えられるので、一体室内や屋外ではどのような変化が起こっているのかが一目でわかるようになるわけです。


なお、雨量計に切り替えるには画面上部のボタンを押すだけ。蓄積量と予想降水量が表示されており、屋外モジュールの計測結果と合わせて周囲の正確な気象状況がわかるようになります。


グラフで見てみるとこの通り、時間ごとの降水量がバッチリ記録されており……


外は晴れているのにウェザーステーションの気象予報が「雨」だった時は、にわか雨でしたが予報通り本当に雨が降って驚きました。屋外で植物を栽培している人は、詳細な降水量がわかるので水やりにもかなり重宝するはず。


さらに、計測結果はアプリだけでなく、以下のページからアプリで作成したアカウントでログインすることで、PCから確認することも可能です。

ログイン
https://auth.netatmo.com/access/login

計測結果をアプリとは少し違った形で見ることができます。表示する計測結果を入れ替えたり、一覧で一気にグラフを閲覧できるのが便利なところ。


付属の乾電池はバッテリー切れ寸前でしたが、新品の乾電池に交換すれば約1年間計測することができます。


なお、屋外と屋内の周辺環境を計測できる「Netatmo ウェザーステーション」はAmazonで1万9144円で販売中。追加モジュールの雨量計は品切れとなっています。

Amazon.co.jp: 【日本正規代理店品・保証付】Netatmo ウェザーステーション NET-OT-000001: 家電・カメラ


・つづき
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in レビュー,   ソフトウェア,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log