ソフトバンクモバイル新商品発表会でスマートフォンの新戦略＆新機種発表へ、質疑応答もアリ

ソフトバンクの孫正義代表が2014年5月の決算発表会にて「仰々しい発表会は当分見合わせる」とコメントし話題になっていましたが、本日2014年8月18日、ソフトバンクはスマートフォンの戦略機種および新サービスを発表するために「新商品発表会」を開催します。さっそく開催されることになった発表会ではいったいどんな新商品やサービスが発表されるのか気になるところなので、今回も現地からリアルタイムで発表会の様子を更新します。

ソフトバンク
http://www.softbank.jp/

会場は毎度おなじみのザ・プリンスパークタワー東京。

発表会は地下2階でひっそりと行われます。

会場前には長蛇の列ができており、たくさんの報道陣が集結。

会場内はこんな感じ。

アナリストや金融機関の関係者も集まっている模様、いったいどんなものが発表されるのか……。

・2014/08/18 11:00
発表会がスタート。

マーケティング戦略統括部・統括部長の田原眞紀さんが登壇。

・2014/08/18 11:05
ソフトバンクとSprintの独占販売端末「AQUOS CRYSTAL」が登場。

これが「AQUOS CRYSTAL」。

特徴はフレームレス構造。

フレームレス構造により、ブラウジングや動画などのコンテンツが大画面で楽しめます。

・2014/08/18 11:09
フレームレス構造により、これまでの狭額縁端末よりもさらにコンパクトに進化。

オーディオ部分にはHarmanのClari-Fi技術を搭載。

Clari-Fi技術により、圧縮時に失われていた音域を復元可能になります。

さらに、標準でharman/kardonの高音質スピーカーがセット。

会場では実際にスピーカーの性能を披露し、田原さんは音楽に合わせて踊り出しました。

・2014/08/18 11:14
「AQUOS CRYSTAL」は3日間超えの電池持ちや翻訳ファインダー、HD Voiceなどの機能も搭載。

SoftBank SELECTIONからは多彩なアクセサリーが販売される予定です。

「AQUOS CRYSTAL」は日米で発売。

8月29日(金)発売で、明日から予約開始です。

アメリカではSprint、Virgin、boostから発売。

さらに、プレミアムモデルの「AQUOS CRYSTAL X」も登場します。

・2014/08/18 11:20
ソフトバンクは共同開発プラットフォームも発表。これにより、今後も独自仕様の端末を発表していく予定とのこと。

ソフトバンクの共同開発プラットフォームのおかげでアメリカでも端末を販売する機会を得たシャープの代表取締役社長、高橋興三さんが登壇。

さらに、ソフトバンクはアプリ取り放題サービス「App Pass」を発表。この「App Pass」も日米両方で提供されます。

「App Pass」も8月29日(金)より提供スタート。

・2014/08/18 12:13
質疑応答の内容を追加。

NHK セキ：
Sprintと端末を共同開発することによりコストの削減が可能とのことですが、具体的にどういった効果が市場で期待できるのか？

A：
日本でのみ販売する際や、ソフトバンク単体で販売する場合、さらにはアメリカ単体で販売する場合などがあると思いますが、共同開発プラットフォームによりスケールのメリットが得られると思います。

フリーランス イシカワ：
消費者側からのメリットというのはどういったものになるのでしょうか？

A：
ユーザーにとってはやはりコストの部分が1番大きいと思っています。さらに、我々独占の部分を

フリーランス イシカワ：
端末は安くなるということでしょうか？

A：
スケールのメリットでコスト下がるので、その分は消費者に還元されていくと考えています。

時事通信 ハシモト：
市場動向を含めながら、AQUOS CRYSTALの位置づけをお伺いしたい。

A：
この時期になぜ発売するかというと、準備ができたから。iPhoneをどうするのかというと、iPhoneをお好みのお客様やiPhoneがお好みのお客様がおられると思うので、両方の嗜好に対して端末を用意しておきたいという考え。

フリーランス イシノ：
端末の仕様を確認すると、おサイフケータイやフルセグといった日本市場向けの機能には対応していないようですが、この辺りは共同調達のデメリットとも思えるのですが、この辺りはどうお考えでしょうか？

A：
日本仕様の機能には対応していないのですが、必ずしも必要とは考えられていない。そして、調達のスケールを考えると、こういった端末を市場に導入していくべきでは、と考えました。

フリーランス ヤマグチ：
iPhoneやAndroidの話が出ていましたが、Android以外のOSでも共同調達を考えていたりするのでしょうか？

A：
まだ未定です。会社の方針的にも今後のことについてはコメントを差し控えさせていただきます。

ウォールストリートジャーナル ネギシ：
アメリカ市場を狙っていたメーカーは多数あったと思うのですが、シャープと共同開発に踏み切った理由はどういったものなのでしょうか？

A：
開発は当然Sprintと協議をし、今回はシャープさんと3社で共同開発していこうという決定になりました。当然アメリカ市場に進出している日本メーカーさんは他にもあるのですが、今回はシャープさんと、ということになりました。

ウォールストリートジャーナル ネギシ：
シャープさんと共同開発することになった決め手のようなものは？

A：
液晶という部分で、フレームレスのものを独占で販売できる、という部分。

ウォールストリートジャーナル ネギシ：
現在は他社との共同開発も検討中ですか？

A：
複数企業から提案してもらってる最中ですが、現在のところは何も言えません。

フリーランス コヤマ：
共同開発プラットフォームというのはシャープのためだけのものなのでしょうか？

A：
基本的にはSprintと作ったプラットフォームを元に、通信キャリアの設定だとかコンテンツの配信などを行う予定です。これはiPhoneのような独自性の強い端末は難しいので、我々と共同開発が可能なメーカーさんについては共同開発を進めていきたいと考えています。

フリーランス コヤマ：
共同開発プラットフォームが使える端末はすべてこのプラットフォームに移行していくのか？それとも個別に開発するものもあるのか？

A：
個別に開発するものもある、と考えています。

フリーランス コヤマ：
どちらかを優先するというのも特にない？

A：
そこはベンダーさんとの協議によります。

東洋経済 タナベ：
海外の2.5GHｚ帯は対応していないですが、Sprintではこの帯域が大切なものだと思うのですが？

A：
現時点では2.5GHｚ帯のローミングには対応していませんが、今後は対応する可能性はあります。

フリーランス サノ：
料金は現在のところ未定とのことですが、日本とアメリカでのだいたいの価格帯はどのくらいを想定しているのでしょうか？

A：
日本では、AQUOS CRYSTALは新規MNPで実質ゼロ円で提供します。定価の方は後ほど広報から。

TBS：
アメリカ市場に対応していくための施策は？

A：
もちろん日本とアメリカでニーズが違うこところはあるんですが、共通化できるところは共通化しつつ、それぞれの市場にニーズがあると思いますので、そこに合わせた端末も出す予定です。調達台数のメリットがあるので、価格で優位性を出せると考えていますし、Sprint側としても独自性のある端末を出せるので、その点は競争力が増すのでは。