レビュー

クリックしていくだけで自作PCのパーツ構成が決まり発注までできるサービス「Pangoly」


自分でパーツを組み立ててPCを作る「自作PC」は、今では価格面でのメリットこそ失われましたが、「自分好みのオリジナルPCを作れる」という魅力から、趣味として根強いファンに支えられています。そんな自作PCでの大きな楽しみの一つに「どのパーツを選ぶか?」というパーツ選定の妙があるわけですが、性能や価格を確かめつつ写真で好きなパーツを選んでパーツ構成を組み立てていき、そのままパーツを一括注文までできる自作PCファンのためのネットサービス「Pangoly」が登場しました。

Pangoly - Build your shiny new PC, Gaming PCs, Parts Configurator
http://pangoly.com/en/

パーツ選定スタート
実際にパーツを選んでPCの構成を検討してみます。上記サイトトップページの「Get started」をクリック。


すると、「Basic」「Advanced」「AMDdicted」「Gamer」「Pro」「Miner」の6種類のおすすめ基本プランを提示してくれます。なお、プラン名下の数字はパーツの合計の最低額(米ドル)となっています。


ためしに「Basic(基本)」プランを選んでみます。「Select」をクリック。


するとパーツを個別に選択・変更できるページに変わります。ページ上部に表示されているのは、左から「Current Total(合計金額)」「Performance Index(PCの性能指数)」「Estimated Wattage(消費電力)」です。


例えば、マザーボードを変更したければ写真をクリックしてチェックマークをつけ直せばOK。なお、マウスカーソルを写真に合わせるとそのパーツの特徴が補足として下に表示されます。


CPUの選択はこんな感じ。写真の上にある数字は、左が基本プランからの価格アップ率、右がパフォーマンスアップ率を表しています。


提示されたパーツが気に入らない場合は「More options」をクリックすれば……


下に選択可能なパーツが追加表示されます。


PCケースに……


ハードディスクを選択すれば主要パーツがそろいました。なお、BasicプランではストレージにSSDを選べないようです。


必要であれば光学ドライブ・ディスプレイ・マウス・キーボードをオプションとして追加・選択できます。


パーツを選び終わったら「Next」をクリック。


こんな感じで選択したパーツが一覧で表示されます。OKならば「Next」をクリック。


「Proceed to Checkout on Amazon」をクリックすると……


なんと選んだパーツをAmazon.comですべて一括注文できます。「Continue」をクリックすると……


数量も変更可能。最後に「Proceed chekout」をクリックすればAmazonでの注文が完了。


他の構成を試してみる
・ゲーミングPC
例えばゲーミングPCが作りたい場合は「Gamer」を選択。


先ほどのBasicに比べて価格は大幅にアップしましたがその分、パフォーマンスもアップ。


ゲーミングPCなので高性能グラフィックボードがずらりと用意されています。ただし、SLIやCrossFire用にグラフィックボードを複数枚選ぶことはできません。


また、オーバークロックメモリは選べない様子。


GamerではBasicプランで選べなかったSSDを選択できます。


PCI-Express接続の高速SSDも選択OK。


オプション品のマウスやキーボードもゲーム用のものが用意されています。


・仮想通貨マイニング用PC
さらに、Bitcoin(ビットコイン)などのマイニング用のPC構成用プラン「Miner」もあり。


基本プロセッサはシングルコアCPU・AMD Sempron 145という非力なチョイス。


しかしグラフィックボードはRadeon R9シリーズと、CPUに比べればアンバランスなマイニングに特化した構成。なお、NVIDIAのグラフィックボードは選択できません。


ケースも冷却性重視のものがずらりと並んでいます。


・完全オリジナル構成
6つの基本プラン以外にも、すべてのパーツを自分で選ぶこともできます。「I know what I'm doing, let me build myself.」をクリックすれば……


こんな感じでマザーボードから順に、すべてのパーツを選ぶことができます。「Pick Motherboard」をクリックすると……


AMD・Intel両社のCPUに対応したマザーボードがよりどりみどり。チップセット順でソートされているので選びやすくなっています。


すべてのパーツを選び終えました。なお、グラフィックボードを選ばなかったり、メモリやSSDを複数台選択したりすることもOKです。


また、Amazon注文前の一覧で、「Amazon Prime」に対応していないパーツを発見できるので、この時点でパーツを選び直せるのは便利です。


その他
Pangolyでは自作PC用のパーツをチョイスしAmazonで一括注文できるだけでなく、「自作PC」について理解を深めることもできます。トップページの「LEARN」の「Read」をクリックすると……


CPUやマザーボードなど、自作PCに必要なパーツについて解説されています。


また、「DISCOVER」の「Browse」をクリックすると……


各パーツのカタログになっており……


個別ページにAmazonでの価格やスペックについて詳細な説明を見ることができ、パーツ選びに役立てることができます。

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in レビュー,   ネットサービス,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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