「地震が6日以内に発生」とのうわさをネットで広めたユーザーが逮捕される

By Daniel Hoherd

政府機関内でWindows 8の使用を禁止したり、天安門事件25周年の日にGoogleへのアクセスを遮断したり、海外製品やインターネットに対する規制を強めている中国で、今度は4人のユーザーが「インターネット上でうわさを拡散させた」として逮捕されました。

Arrests, warnings as China targets rumormongering - Xinhua | English.news.cn
http://news.xinhuanet.com/english/china/2014-08/09/c_133544380.htm

中国の国営通信社・新華社の報道によると、中国当局がうわさレベルの情報をSNSに投稿し、拡散させた容疑で4人のユーザーを逮捕したとのこと。4人の投稿は5000人以上のユーザーによって閲覧され、500回以上リツイートされました。

問題となった投稿は複数あり、その内容は「地震が2～6日以内に北京で発生する」「北京の市街地で銃声が聞こえた」など。逮捕された4人は名誉毀損罪に問われる可能性があり、その場合3年以下の懲役、もしくは参政権などの政治的権利剥奪という刑事罰を科せられることになります。

By Ricardo Alguacil

また、中国当局は同様の理由で81人のユーザーに対して警告し、16のウェブサイトに罰則を科したことを発表。

2014年8月6日には、中国政府が政府機関内でApple製品の使用をセキュリティ上の理由から禁止したという報道がありましたが、政府は報道を否定しました。海外製品やインターネットへの規制や情報統制を強める中国が、今後も強硬な姿勢をとり続けるのか、目を離せません。