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AppleのiOSにはユーザー監視用のバックドアが秘密裏に設けられていたことが判明

By Blake Patterson

アメリカのニューヨークで開催されたハッカーのためのイベントHackers On Planet Earth(HOPE/X)の中で、科学捜査官やハッカーとして活躍するJonathan Zdziarski氏が、iPhoneやiPadなどに搭載されているiOSにはユーザー監視用のバックドアが存在することを発見した、と発表しました。

Slides from my HOPE/X Talk | Jonathan Zdziarski's Domain
http://www.zdziarski.com/blog/?p=3441


iOSにユーザー監視用のバックドアが仕込まれていることを発見したのはZdziarski氏で、彼はiOSのセキュリティ関連に詳しい人物として知られる科学捜査官です。Zdziarski氏によると、Appleはバックアップ暗号化用のバイパスを利用して端末内のパーソナルデータにアクセスできるようなバックドアを設けており、これらは「司法当局のために、エンドユーザーの端末内のデータにAppleがアクセスできるようにするための措置」であるとのこと。また、このバックドアはiOSのファームウェアの一部として故意に追加されたものである、ともZdziarski氏は指摘しています。

Zdziarski氏はNSAとAppleの協力関係を非難しているのではないとしながらも、これらのバックドアを利用してNSAが潜在ターゲットの情報収集を行っている、という事実は問題であると語っており、Appleがこのバックドアに関する詳細な情報開示と説明を行うべきである、と語っています。

なお、Zdziarski氏が「Hackers On Planet Earth」の中でiOSのバックドアについて指摘した際に使用したスライドは以下から見ることができます。

(PDF)Identifying Back Doors, Attack Points, and Surveillance Mechanisms in iOS Devices - iOS_Backdoors_Attack_Points_Surveillance_Mechanisms.pdf
http://www.zdziarski.com/blog/wp-content/uploads/2014/07/iOS_Backdoors_Attack_Points_Surveillance_Mechanisms.pdf

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