取材

「まんま公道マリオカート」なミニカー「X-Kart」で東京都心を爆走してみました


Kart(レーシングカート)はF-1などの登竜門として、れっきとしたモータースポーツに位置づけられ、また、任天堂のゲームソフト「マリオカートシリーズ」など、ゲームの世界でも大人気の存在です。そんなレーシングカートは一般的にサーキットでのみ走行が許されるところ、公道を走れるレーシングカート「X-Kart」があると聞き、さっそくどんな乗り物なのか実際に試乗走行させてもらいました。

X-Kart 50 - 公道カート (株)メカニカ
http://www.x-kart.com/

X-Kartをたずねて東京へ
X-Kartを体験しにJR田町駅に到着。


はんこ屋さんの赤い看板を目印に、株式会社メカニカのある三豊ビルに到着。しかし、こんな都会のど真ん中で、公道カートを販売されているのかと不安を感じていると……


ビルの駐車場奥に、X-Kartが見えました。


近づくと間違いなくレーシングカート。


「これで本当に公道を走るのか……」と、半ばあっけにとられて眺めていると右手奥の扉が開き……


メカニカの内城さんが登場。X-Kartをじっくり見せてもらえることになりました。


扉の奥にあるのは「秘密基地」然としたピットスペース。


中には、組み上げられたばかりでお客さんへのデリバリーを待つ赤色のX-Kart。X-Kartは組み立てられた後、1台1台、各種走行テストが行われ入念なチェックが行われてから引き渡されるとのこと。


秘密基地はこんな感じ。


工作機械や……


X-Kart1台がまるまる組み上げられるようにそろえられたパーツ(部品)の数々。


X-Kartはヤマハの50ccスクーター「JOG」の2ストロークエンジンを搭載しており、バイク用のパーツも含めてアフターパーツが豊富。そのため日々の簡単なメンテナンスを自分ですることができ、万一、故障した場合でも町のバイク屋さんで修理が十分可能。

そして、X-Kartはいわゆる「ミニカー」として登録が可能で、公道を走行することができるのが大きな特長。道路運送車両法や税制上では50ccクラスの原動機付自転車としての扱いですが、30km/h・二段階右折といった原付バイクに特有の制限は一切なし。つまり、速度制限60km/hの道路なら60km/hで爆走することも可能というわけです。さらに車検もなければ車庫証明も不要。


メカニカではこれまで数百台のX-Kartを販売してきた経験から、壊れやすいパーツなどの情報を蓄積しており、チューンアップも含めて強力にドライバーをバックアップ。また、6カ月間の保証と納車時に簡単なレクチャーを行いメカニカ特製のメンテナンスマニュアルをオーナーには配布しているとのこと。

かなりお茶目な内城さん。「売りっぱなしで知らんぷりということはしません。パーツの供給も含めてアフターフォローを行っています」とのこと。


棚に積み上げられているのは……


海外メーカー製のチャンバー。チャンバーを交換することでよりハイパワーをゲットすることが可能。すでに日本では2ストロークエンジンの生産が終了しているため、メカニカでは日に日に入手性が悪くなるチャンバーやエンジン関係のパーツも大量にストックしています。


外観チェック
さっそくX-Kartをチェック。見ての通り、1人乗り。全長2.08メートル×全幅1.12メートル×全高0.7メートルで車両重量は95kg。


フロントセンターにヘッドライト。ウィンカーランプなど保安部品も完備。


後ろはむき出しの状態でエンジンを搭載。


なお、このX-Kartはオプション品の社外チャンバーがカスタマイズされていました。


横から見るとこんな感じ。座席高は24センチで地面すれすれを移動するので体感速度は乗用車の比ではありません。


パイプフレームがむき出しで迫力満点のシャシー。


スポーティーな小径のステアリング(ハンドル)。


シート横にサイドブレーキ(ハンドブレーキ)。


シート位置は前後に調整できるため……


小柄な女性でもペダルに足が届きます。


ウィンカーもクリアレンズ仕様でスポーティな印象。


スピードメーターは100km/hフルスケール。チューニング次第で100km/hも出るということか……。ゴクリ。


サイドミラーは大きめで視認性は十分。


ハンドル奥の左にライトスイッチ・ハザードランプスイッチ・ウィンカースイッチ・クラクションボタン。バイクのパーツを流用しているようです。


奥の黄色いパッシングライト用のスイッチは、セルモーターを起動させるイグニッションスイッチに変更されています。


こんな感じで左手ですべてのスイッチ類が操作可能。


ギヤはバック(後退)もあり。右のFで前進、左のRでバックに切り替わります。


左がブレーキペダルで右がアクセルペダル。


踏むと思ったほどは重くありません。左足でブレーキ操作するので少々慣れが必要ですが、「迷ったら両方踏めば停止できるほど、ブレーキの制動力は大きい」とのこと。


タイヤは前輪が5インチ。サスペンションはないため振動はダイレクトに伝わります。


シート後方の黒い箱がガソリンタンク。


ガソリンはレギュラーでOK。


なお、気になる燃費はガソリン1リットルあたり25キロメートルは走るとのこと。


ガソリンタンク横にはオイルタンク。X-Kartは2ストロークエンジン搭載なのでエンジンオイルをガソリンに混合する必要があります。


フューエルコックはリザーブにすればガス欠までは約1リットル分走行できます。


シート下に、ブレーキワイヤーや電装系メインハーネスなどがずらり。ケーブル類にダイレクトにアクセスできるためメンテナンス性は非常に高そうです。


ブレーキワイヤーは4輪を同時に制御。


サイドブレーキにもテールランプ点灯用のスイッチがあり。


車体左サイドにキーを挿します。


エンジンはJOG系で、ノーマル状態で4.15馬力。デフも搭載。


楕円のテールランプ。


カーボンサイレンサーに焼き目の美しいチャンバーはスポーティーな印象を与えています。


リアウィンカー上には反射板。


車体右にあるポールはLEDが点灯し、後続車両に存在を大きくアピールします。


大きなリアウィング。


カートらしいサイドボックス。


リアホイールは前輪より大きくて6インチ。


標準のX-Kartと比較するためにメカニカのデモカーも見せてもらいました。


高速走行用のフロントスクリーン。むき出しの身体に襲いかかる風圧を大きく軽減します。


カーボンフロントフェンダーには「闘志」のデカール。


チェッカーフラッグカラーがレーシーなイメージ。


サイドミラーもカーボンパーツに変更済み。


ヘッドライトも左右2眼に。


スマートフォンホルダーが取り付けられていました。


レーシングカーのようなD型ステアリング。切れ角が小さいX-Kartはこれで十分操縦可能。


特注のメーターパネル。


走行距離は1万キロオーバー。かなり走り込んでいる様子。


チャンバーは熱で変色しており、迫力がアップしています。


ナンバープレートはこの位置に。


左リアタイヤ横にはリザーブのガソリンタンク(3リットル)が搭載されていました。


X-Kartに乗ってみた
さっそくX-Kartに試乗させてもらうことに。


試乗前に走行レクチャーを受けます。X-Kartの操縦方法は以下のムービーを見れば一発で理解できます。

「まんま公道マリオカート」なミニカー「X-KART」の試乗レクチャー - YouTube


走行風景を撮影するべくフロント部分にアクションカメラGoPro HERO3を装着してみました。


GoProが捉えたど迫力の走行風景は以下のムービーから。

「まんま公道マリオカート」なミニカー「X-Kart」で東京都心を爆走してみました - YouTube


先頭で信号待ちをするX-Kartはこんな感じ。後ろを走るドライバーの眼が釘づけになること必至。


渋滞していると左右のドライバーからも熱い注目を浴びます。なお、横をバイクがすり抜けると思わずビックリすることもしばしば。


当然ながら、横断歩道の歩行者からも視線を浴び続けます。


手を伸ばせば地面をなでたり……


タイヤに触れたりできます。タイヤは思ったよりも熱かったです。


フロントガラスもなく、身体むき出しのX-Kartでの走行は迫力満点。ヘルメットをかぶる必要もなく、地面すれすれを走行するので体感速度はかなりのもの。町の至る所で浴びる強烈な視線にさらされるのを甘受してでも走行したくなる魅力ならぬ「魔力」が秘められた禁断の乗り物でした。

なお、X-Kartは希望小売価格38万4000円(税抜き)で自作できるキット状態で販売されており、メカニカは組立て(2万7500円・税込)やリミッター解除・チャンバー交換などの各種チューンアップも柔軟に対応してくれます。

X-Kart - Micro-Sports (株)メカニカ 「X-Kart 」

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