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周囲の騒音でスマホのバッテリーを充電する技術をNokiaが開発

By Mauro Fuentes

Nokiaはクイーンメリー大学のJoe Briscoe博士とSteve Dunn博士と協力して、日常の騒音を利用してスマートフォンを充電することに成功しました。

Lumia Devices are alive with the sound of music - Conversations
http://conversations.nokia.com/2014/07/10/lumia-devices-alive-sound-music/


騒音を利用してスマートフォンのバッテリーを充電する技術のプロトタイプは、人間の毛髪の何千分の一というナノサイズの物質の特性を活かして電力を起こすというもの。物質をナノレベルまで分解すると特性が変化することがあり、例えば色が変化したり、耐久性が高くなったり、化学的反応性が高くなることがあります。そして、ナノレベルまで分解した物質は、動きや振動からエネルギーを集めやすくなるとのことで、この特性を利用した発電方法を確立したかった、とNokiaの研究者は明かしています。


Nokiaが実験で使用したナノサイズの物質というのは「酸化亜鉛」で、これは力学的エネルギーだったり振動だったりを、電気的エネルギーに変換する特性を持っています。ナノサイズの酸化亜鉛はほとんどあらゆるものにコーティング可能なので、これをLumia 925と同サイズのプラスチックフィルムにコーティングし、実際に周囲の雑音を与えて発電させてみたところ、5Vの電圧を生じさせることに成功しました。


Nokiaはすでにプラスチック製のフィルムにナノサイズの酸化亜鉛をコーティングする技術や、高価な金の代わりに安価なアルミホイルを電極の接点部分に用いるための方法も考案済み。なお、このコーティングに圧力を加えると高電圧が発生するわけですが、圧力というのは音以外に動作により生じる振動などでもOKとのことです。

By Artur Luiz

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in モバイル,   ハードウェア,   サイエンス, Posted by logu_ii