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電車内で痴漢を自動的に防止する都市型装甲「パーソナルスペースドレス」


女性が電車で痴漢被害に遭わないための対策としては、「女性専用車両」を利用するというのが1つの手段ですが、女性のためのウェアラブルデバイスシリーズ「Urban Armor(都市型装甲)」を開発しているアーティストのKathleen McDermottさんが、着用者の周囲をセンサーで感知して、人が近づくと自動でスカートが広がって周囲にスペースを確保することで痴漢被害から身を守れるという「パーソナルスペースドレス」を開発しました。

The Personal Space Dress | Urban Armor
http://urbanarmor.org/portfolio/the-personal-space-dress/

「パーソナルスペースドレス」が一体どうやって痴漢を撃退するのかは、以下のムービーで理解することができます。

Urban Armor# 2: The Personal Space Dress on Vimeo


スカートを履いた女性が電車に乗り込みます。


つり革につかまって立っていると……


男性が近くに来ました。


すると「シュー」というモーター音が鳴り始め……


なんとスカートがゆっくりと開いていきます。


スカートが開いて男性は物理的に女性に近づけなくなってしまいました。


そして男性が離れると、スカートは自動で元のサイズにしぼんでいくわけです。


スカートの前後には近接センサーが取り付けられており、誰かが近寄りすぎると感知します。


センサーが人を感知するとモーターが作動し、内部に組み込まれた8本の傘の骨組みによってスカートがどんどん開いていきます。そのため着用者は十分なスペースを確保できるというわけです。


周囲に感知するものがなくなれば、スカートは自動的にしぼむ仕組みになっています。バッテリーとして単3電池4本が必要です。


開発者のKathleen McDermottさんは、美術学修士号を取得するために香港に住んでいた時にパーソナルスペースドレスに関するアイデアを得たとのこと。McDermottさんは「着用するだけで女性を痴漢から守ることができる」と話していますが、日本の満員電車で動作すると大変なことになってしまいそうです……。

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in ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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