取材

ミニスカが物議を醸すなど再三投入が延期になったスカイマークのA330に乗ってきました


安全上の問題や、丈が短いA330キャンペーン服などを巡り延期に延期を重ねたスカイマークのエアバスA330-300が、ついに6月14日(土)に羽田-福岡間に投入されました。スカイマークエアラインはLCCとの価格競争に飲まれ気味で変革期に入っており、今回投入されたA330とミニスカートの乗務員は新しいスカイマークをアピールする新しい試み。座席もゆったりくつろげるグリーンシートが導入されており、実際に乗り心地を体感したかったので搭乗してきました。

エアバスA330型機の運航開始日について
http://www.skymark.co.jp/ja/company/press/140516_press.pdf

A330キャンペーン服に関するお知らせ
http://www.skymark.co.jp/ja/company/press/140320_press.pdf

スカイマークエアバス A330-300 型機での運航開始日が決定~4月18日より「羽田-福岡線」に投入~
http://www.skymark.co.jp/ja/company/press/140203_press.pdf


羽田空港の搭乗カウンターに到着。場所は第一ターミナルの北ウイングの1番端。


今日投入されたA330の羽田-福岡便は、19番ゲートから出発。


チケットを受け取り、保安検査場を通過します。


19番ゲートは、北ウイングの端のほうにあるので空港内をやや歩きます。


保安検査場を背に右に進み、2度動く歩道を歩き、左へ。


搭乗時間の1時間ほど前に着いたにも関わらず、既に人がたくさんいました。


窓際に陣取っている人のほとんどは、報道関係者のようです。


19番ゲートを見ると……


約1時間ほど前の時点で、定刻通りの出発予定でした。


窓際で待っていると、エアバスA330-300が登場。


牽引車が飛行機を引っ張っています。


大回りで機体を左へ振り……


直進。T字になったオレンジ色の線の上が停車位置。


きっちりと停車。


飛行機とボーディングブリッジが接続されました。


飛行機が登場してしばらくすると、丈の短いA330キャンペーン服を履いた客室乗務員が登場。


ゲートの横に歩いていきましたが……


どうやら場所を間違えた模様。


報道陣のシャッターの中を、客室乗務員が通過していきました。


ゲート前はやや混乱。


客室乗務員がA330に乗り込んだのは、出発時刻の約30分前でした。


ゲートの前に報道陣が多く集まっていました。


出発予定時刻の20分前に、20分ほどの遅延との発表がありました。


予定出発時刻の7時40分頃に、機内への案内が始まりました。


自動改札を通過し、ボーディングブリッジを歩くと……


スカイマークの西久保愼一社長がお出迎え。


さっそく機内に乗り込みます。


客室乗務員のキャンペーン服を見ると、丈はかなり短めでした。


機内はこんな感じ。新品なので、新しい車などと同じような独特のにおいがしました。


座席は全席グリーンシートで、薄緑色で統一。


進行方向を向いて撮影するとこんな感じ。座席の後ろに液晶ディスプレイはついていません。


客室乗務員は6人で機内を案内していました。


窓の形などは、普通の飛行機と変わらない感じ。


座席を真横から見るとこんな感じ。やや背もたれなどに厚みがあります。


座席横のボタンを押すと……


脚の部分のリクライニングや……


背の部分を倒すことができます。


足下はまあまあ余裕がある感じ。


席の横には電源が付いていおり、パソコンや携帯電話の給電や充電が可能


離陸前の機内は、ややバタバタしていました。


客室乗務員が席の上の棚をしめると……


服の丈位置が上がってしまうので、引っ張って何度も位置を戻していました。


手際良く、どんどん荷物棚をしめ、出発準備を行っていました。


客室乗務員が棚を閉め終えると、出発前なので「全ての電子機器をオフにする」ようアナウンスがおこなわれました。シートベルトを締め、安全の確認が行われ、客室乗務員による身振り手振りの非常時の案内などが行われました。


定刻よりも20分ほど遅れて離陸後30分ほど経って「シートベルト着用のサイン」が消え、電子機器が使用可能に。


席の横から、テーブルを出してみます。


テーブルは折りたたみ式になっており、開くとこんな感じ。


席の前にはパンフレットなどが入っていました。


会報誌・スカイマークの広告・機内販売の案内・安全のしおり・エチケット袋が挟まっていました。


機内販売のドリンクは税込100円からで、ビールも税込200円とかなり良心的な価格設定になっていました。


客室乗務員が機内販売にやってきました。


コーヒーを注文してみたのですが、投入初日でオペレーションが多忙だったのか、提供はありませんでした。何日か経てば落ち着いて普通に購入できるようになるはず。


丈の短い客室乗務員は注目の的で、報道陣の撮影が過熱。


常に撮影されているようでした。


そうこうしているうちに、シートベルトの着用サインが点灯し「全ての電子機器の電源をオフ」にするようにアナウンスが流れました。客室乗務員は、ドリンクの提供ができなかったお客さんへの返金作業を行っていました。


飛行機は定刻より15分の遅れで着陸し、機外へ。


A330の投入が初日だったので、機内サービスに関しては「?」と思う部分もありましたが、グリーンシートの乗り心地は良く、あまり疲れを感じませんでした。現状このシートは国内線のみですが、飛行時間の長い国際線で投入されればかなり良さそうです。


スカイマークのA330は現状では羽田-福岡間のみでの運航。価格は普通運賃で税込2万2500円で、搭乗60日前に予約するSKYバーゲン60であれば税込8700円でチケットを購入することもできます。大手の航空会社の羽田-福岡間の普通運賃は、税込4万円前後しますが、それらに比べるとかなり安いので、値段にも質にもこだわりたい人にオススメです。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
リアルタイムで航空機がどこを飛んでいるのか地図上で分かるフライトレーダー - GIGAZINE

格安航空券もネットで国際競争の時代、海外サイト利用でバンクーバーまで飛んでみた - GIGAZINE

飛行機の遅延・キャンセル時にお金を取り戻せる「AirHelp」 - GIGAZINE

雨の音から飛行機内の音まで好きなノイズ音で集中・リラックスできる「myNoise.net」 - GIGAZINE

すごい勢いで人間飛行機「ジェットマン」が富士山を飛行するムービー公開開始 - GIGAZINE

Peachの「大阪-東京」路線就航記念セレモニーと初便出発の様子レポ - GIGAZINE

話題の格安航空会社(LCC)ジェットスター・ジャパンを利用して安価で東京まで移動してみた - GIGAZINE

980円で東京~北海道間が移動可能に、スカイマークの新路線が就航 - GIGAZINE

in 取材,   乗り物, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.