取材

Google Glass対抗のメガネ型ウェアラブルデバイス「SiMEye」を試してみた


COMPUTEX TAIPEIは最新流行のコンピュータ商品が多く取りそろえられており今後の流れを占う上で非常に参考になるところ、やはりGoogle Glassのようなメガネ型ウェアラブル端末がCOMPUTEX TAIPEI 2014で出展されていました。台湾製のウェアラブル端末「SiMEye」の実力やいかに?

CHIPSIP
http://jp.chipsip.com/multimedia/

ChipSiPというブースがかなりの賑わいを見せていました。


気になってのぞいてみると、多くの人が夢中になっているのが「SiMEye」という製品。Google Glassの様なメガネ型のウェアラブル端末です。


左から光量センサーとカメラホール。カメラは720pでのムービーも撮影可能。


ディスプレイ部分は、45度で側面からの投影画像が反射して前方に投影される仕組み。


この部分に鼻をセット。なお、SiMEyeはメガネを着用したままかけることができます。


右側面部分がタッチパネルになっていて、画面のカーソルを操作可能。ダブルクリックにも対応していました。


底には充電用のMicro-USB端子とイヤホンジャック。


イヤホンをつなげば音声も入力されます。


みんなウェアラブル体験に夢中。


実際にSiMEyeをかけてみると、たしかに前方に小さな画面が出現します。ただし、コントラストが弱いため、前方を確認しつつディスプレイも注視するのは難しく、慣れが必要と感じました。しかし、きちんと画面が映し出され、指先でカーソルの操作もできるのを確認すると、ついついウキウキ、順番待ちの人がいることも忘れて操作に夢中になってしまいます。


SiMEyeを開発したのはChipSiPという台湾の半導体チップメーカー。CPUなどの半導体を一つのパッケージにまとめた「System in Package(SiP)」というパーツを製造するメーカーで、ハードウェアからソフトウェアまで一貫して設計しているとのこと。


SiMEyeはAndroid 4.2を搭載しており、カメラ機能だけでなく拡張現実(AR)にも対応しているとのこと。試しにこの絵をSiMEyeでのぞくと……


モンスターが絵から飛び出て暴れ回りました。モンスターの姿を伝えられないのがもどかしい限りです。


SiMEyeは2014年Q4(10月から12月)に開発者に向けてSDKとともに提供される予定で、値段を聞くと「(約15万円の)Google Glassよりは安いです・笑」とのこと。なお、将来的にはコンシューマー向けに販売することも視野に入れており、説明してくれたスタッフは「5万円以下でないと価格競争力がないことは承知している」と話していました。

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in レビュー,   取材,   モバイル,   ソフトウェア,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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