日産が汚れが付かない自動車を開発
日産といえば自動運転やヘッドマウントディスプレイの開発など、次世代分野の研究に力を入れている企業ですが、今度は泥水などがはねても汚れが付かず、洗車がいらないような車を開発しました。デモの様子がNissan EuropeによってYouTubeにアップされています。
NISSAN DEVELOPS FIRST 'SELF-CLEANING' CAR PROTOTYPE - YouTube
ムービーは日産のロゴが映るシーンからスタート。
デモに使われるNOTEの車体は、半分シートで覆います。
特殊なスプレーをかけ、車体の半分に加工を施していきます。
加工が完了。加工されているのはボディの左半分のみ。
さっそく加工した車がテストドライブを行います。
水がかかった凸凹の道を走るノート。
車体の左半分は水や汚れをはじいているようですが、ちょっと分かりにくい感じ。
泥水の上にノートが突入。
左側は茶色い泥水をはじいているようですが……
加工を施していない右側には、飛び散った泥水が付いてしまっているようです。
加工をした左側と加工をしていない右側のボディを同時に見比べると、左側のボディは泥水をはじいているのがよく分かります。
テストドライブの後の車を正面から見るとこんな感じ。加工をしていないボディの右半分は泥水が付いて乾燥した状態になっており、左半分は真っ白な状態です。
再度泥水をボディに垂らすと、加工をしていないボディの右側は泥水が付いており、左半分ははじいています。
走行後のボディを左と右から比べるとこんな感じ。加工がされていないボディの右側は泥水が乾燥しこびり付いてしまっていますが、加工を施した左半分はタイヤこそ汚れているものの、汚れらしい汚れが見当たりません。
後ろから見ても車体の左側は汚れが付いておらず、右側は汚れています。
自動運転を行う車の認可は、安全性のテストや各国の認可などが必要になるので実用化まで少し時間がかかりそうですが、この車に汚れが付かない技術は、今にでも実用化ができるかもしれません。もし実用化された場合、洗車関連の企業に計り知れないダメージを与えることになりそうです。
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