取材

ドコモのオートGPSとTwitterを連携させてリアルタイムで「盛り場」を表示


ドコモはユーザーの位置情報をバックグラウンドで定期的に測位しその場所にあった情報を自動で配信できる「オートGPS」機能をサービス提供中ですが、そのオートGPSとTwitterを連携させることで、たくさんの人が注目する「アクティブな場所」をリアルタイムで検出できるサービスのデモをワイヤレスジャパン2014のドコモブースで行っています。

NTTドコモ ホーム
https://www.nttdocomo.co.jp/

ドコモのブースに到着。


Geographical TimeLine
「Geographical TimeLine(GT)」という聞き慣れない名前の看板がかけられています。


GTは、オートGPSとTwitterを連携させて地図上に、多くの人がいるアクティブな場所をリアルタイム表示するサービスとのこと。


地図の右端にTwitterのタイムラインが表示されています。このツイートに書き込まれた文字情報から場所を検出し、その情報が地図上に表示されているのが画面の鳥マークのTwitterアイコンで……


うっすらと小さなドットで表されているのがオートGPSの情報で人が多い場所が地図上に水色のドットとして分布されます。このTwitterとオートGPSの情報からたくさんの人が集まって「アクティブな場所」と判定された場合に、オレンジ色の矢印アイコン(アゲアゲマーク)に変化。リアルタイムで「盛り上がっている場所」が一目瞭然というわけです。


他にも特定のツイートのキーフレーズを組み合わせて解析することでさまざまな情報を地図上に表示できます。例えば、「桜」に関するツイートを分析して「桜の開花前線」を、「雨」に関するツイートから「梅雨入り」などの情報をリアルタイム解析可能とのこと。


次世代移動通信システム(5G)
GTの他にも、ドコモブースでは次世代の高速無線通信規格5G技術に関する説明が行われていました。


現在のLTEは正確には3.9Gと言うべき技術であるところ、2015年には「真の4G」規格であるLTE-Advancedサービスがスタート、無線通信はついに下り1Gbpsに到達するとのこと。その先の5Gに至っては10Gbpsという超高速モバイル通信が実現する予定です。


ドコモでは、既存の800MHzなど比較的低周波帯を利用する「マクロセル」と、10GHzを超える高周波数帯を広帯域に利用する「スモールセル」を併用するC/U分離アーキテクチャ(ファントムセル)という技術を用いて、5Gを実現する予定だとのこと。


VoLTE(Voice over LTE)
LTEへの移行が進む中、ドコモはVoLTE(ボルテ)の特長をブースで解説。


クリアな音質と音声遅延の少なさをアピール。


ブースは行われていたVoLTEとFOMA音声通話を聞き比べる比較デモでは、確かにVoLTEの方がクリアな音質であることが確認できました。


5Gの超高速通信が始まるのは2020年ころ。東京オリンピックでは超高速通信を活用してどんな新しいコンテンツが誕生しているのか楽しみです。

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in 取材,   モバイル,   ソフトウェア,   ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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