「blinkタグ」の開発者が明かすテキスト点滅タグが生まれた知られざる理由とは?

By Steven Martin

blinkタグ」とはテキストを点滅させる効果を持つHTMLコマンドの1つで、多くの人々に最も嫌われるタグの1つとして知られています。Netscape Navigator 2.0に独自に実装されていたものですが、IEはもともとサポートしておらず、2013年にFifefoxがblinkタグのサポート廃止したこともあり、近頃は見かけることもなくなっています。そんなBlinkタグの発明者自らが、「なぜblinkタグを開発したのか?」というおもしろおかしな開発秘話を語っています。

the origin of the tag - www
http://www.montulli.org/theoriginofthe%3Cblink%3Etag

1994年当時、ルーさんはNetscapeを設立したエンジニアの1人であり、現在のポピュラーなブラウザの先駆けとなったテキストベースのブラウザ「Lynx」を開発しました。Netscapeでルーさんを含むエンジニアたちは、ウェブとテクノロジーの未来に適したアプリケーション・新しい部類のドキュメントなどを考案するために多くの時間を費やし、その結果「HTML Table」「SSL」「JavaScript」などが作られていったとのこと。

ある夏の晩、ルーさんは仲間たちと息抜きのためにマウンテンビューのバーに出かけました。そこでLynxが多くのHTMLエクステンションを表示できないことについて話し合い、その中でルーさんは「テキストを点滅させるタグならLynx独自のものが作れるんじゃないか?」とジョークを話し、テキストが点滅するとどうなるかを考えて大笑いしたとのこと。翌朝、オフィスに出社したルーさんは、なんとスクリーンの中でチカチカ点滅するテキストを発見。一体どういうことかというと、昨晩のジョークを気に入ったエンジニアの1人が、オフィスに戻って夜通しでblinkタグを実装してしまったそうです。

By Christine Zenino

「こんなイースター・エッグのようなものは誰も使わないだろう」というルーさんの楽観的な予想とは裏腹に、Netscape Navigator 1.0をリリースした時、わざとblinkタグの機能性に関するドキュメント化していなかったはずが、気がつくとblinkタグがどこからかリークされてしまいました。その結果、「ここを見て下さい」「この商品を購入」「これをチェック!」といったテキストや広告が、世界中でまるでラスベガスのごとく点滅を開始してしまったとのこと。

By Mike Bitzenhofer

その後、blinkタグは「最も嫌いなタグ」として世界中の掲示板やフォーラムに批判が書き込まれるようになり、大変な不名誉をかぶってしまうハメになった、というわけです。ルーさんは「私はblinkタグの発案者であることは間違いないですが、実際にコードを書いたのではなく、本当にテキストを点滅させたかったわけではないことを公言したい」と弁明しています。

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